2足のわらじでガンバ!
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吉川みつこの〝気ままではいられない〟日記
▲愛知県との懇談会
■ダイオキシン・処分場問題愛知ネットワークと愛知県との懇談会
日時:平成18年11月14日(火)10:00~12:00
場所:三の丸庁舎 801会議室
●話し合いの内容
? 廃墟・トーヨーボール「アスベスト問題」について
? 音羽町の宗教法人を語った「墓石投棄事件」について
? 「フェロシルト問題」&「クリーン開発問題」について
幡中地区の裁判の途中経過について
北丘・余床のフェロシルト撤去後について
「処分場掘り起こし問題」と「フェロシルト処分」について
? 「リサイクルの名を語った廃棄物違法処理」について
フェロシルトの教訓は、どう生かされたか
各地からの事例報告と今後の対策について
事例1.鉄鋼スラグ野積み問題
事例2.コンクリート破砕物の投棄
事例3.産廃混じりの堆肥問題 etc
? その他
各地のその他課題について
廃棄物処理法19条の運用について
★日記
12日の日曜日に、桑名市議会議員の選挙がはじまった。RDFやフェロシルトの問題を一緒に取り組んでいた友人が立候補。日曜日と月曜日、応援に行ってきた。選挙カーに乗り、ウグイスをしてきました。日曜日は、とにかく寒かった。
▲石原産業元工場長ら逮捕。私の感想
■11月6日、朝から電話を頂く。「全容解明のスタートであって欲しい」
朝早くから、マスコミ各社から、「今日逮捕ですよ」と電話を頂いた。始めてフェロシルトと出会って、4年以上になってしまったが、この逮捕が終わりではなく、全容解明へのスタートであって欲しい。
■11月7日、各社朝刊を読んで・・・
副工場長とは、8市民団体で行った、三重県と石原産業との3者懇談会で出会った。平成17年5月16日、三重県四日市庁舎でのことだった。とにかく彼はしゃべった。自信満々に。そのときの録音も残っているが、とにかく良い商品であり自治体からの引き合いもあり、もう近々決まるとも言っていた。大阪本社から来た環境担当の上層部の人間も、放射能は問題ないとか、難しい言葉を並べて、能弁にフェロシルトの良さを語った。副工場長は、この頃から、市民団体の前に現れることは、なくなっていった。
朝刊を読み、副工場長以外にこの人は、きっと逮捕されるだろうと思っていた人も含まれており、やっぱり!と思った。三重県・岐阜県の告発後、警察からも事情聴取されているはずであり、副工場長の側近として動いていたのだと思う。
しかし、逮捕者には、東海三県のフェロシルト撤去担当者(リーダー)が含まれており、新聞記事でその名前を見て、石原産業の非常識さを改めて感じている。
でも、新聞に、ひとつ期待できる記事が載っていた。フェロシルトを扱っていた業者の立件もされるようだ。とにかく、たくさんの企業とたくさんの人が関わった今回の事件。全容解明を望むのみ。もちろん、石原産業上層部の責任も。
■たくさんの方々のおかげで
もう少し愛知県が真剣に耳を傾けてくれたらとか、もう少し早くマスコミが早く取り上げてくれていたらとか、残念に思うことはたくさんある。しかし、瀬戸市で赤い水が出たのがきっかけで、たくさんの市民団体や住民の方々、そして、研究者の方々が関心を持ち、動き始めてくださり、本当によかったと思っている。そんな動きがなかったら、このような大きな問題にすることはできなかった。
来週の愛知ネットワークと愛知県との懇談会で、フェロシルトの問題も取り上げる予定。愛知のフェロシルト問題の解決は、まだまだこれから・・・。
▲石原産業もと副工場長ら逮捕間近?
■マスコミが、「今月初に逮捕」という報道をはじめました
「やっとか」という思いの反面、「まだ私にとっては、何も終わっていない」という思いが強い。
・今後、「リサイクルの問題点」にメスが入ることを望みます
平成9年より廃棄物問題の活動を初め、その頃から、毎年繰り返される廃棄物処理法の改正をみながら、廃棄物処理の問題は、「脱法行為として、リサイクルが悪用されるようになる」と、私は言ってきました。
このフェロシルトの問題も、「安易なリサイクル」に警鐘を鳴らすために、ダイオキシン・処分場問題愛知ネットワークの活動として進めてきたこと。しかし、フェロシルト問題が、これだけ大きく報道されたにも関わらず、「リサイクル・リサイクル」と、市場性を無視した推進は、未だに変わらない。
私は、決してリサイクルすべてを否定しているわけではない。よいリサイクルが進み、安価で環境負荷の少ないリサイクル技術が進み、それが利用されることに意義はない。しかし、ゴミ処理より安価だからという理由だけで、推進している企業の方が多いのではないだろうか。
一度「リサイクル製品」という名札がつくと、いつまで経っても「ゴミ」という名札がつかないというマジックが、社会に存在しているように思う。リサイクル製品も、誰もが必要としないものはごみなのに、「リサイクル製品の山」が、あちこちに出来ている。
・厳しい罰を!
副工場長以下の人たちまでしか、責任追求がされないような報道が多い。どうして、そこまでしか立件できないのか、厳しく罰して欲しい。この事件には、多くの会社と人が関わった。数人の責任が問われて終わってしまうのだろうか。
委託基準違反ではなく、更に厳しい不法投棄で立件されるようであるが、その理由はなんだろう?と、へそ曲がりの私は、考えてしまった。
法に詳しい方は、是非コメントをいただきたいが、委託基準違反で立件するには、委託を受けた者も無許可営業をしていたとの立証、つまり、「廃棄物を扱っていたという認識があった」の立証が必要で、それができないから、不法投棄で立件したのではないかと思っていますが、私の考えすぎでしょうか?
▲トーヨーボールアスベスト問題報告会
■今までの報告と課題について
近くに住む方、約20名に加え、地元の企業で働く方も社命で参加されました。社屋などを解体する場合、周辺のみなさんにどんな情報提供をすればよいのかを勉強しにいらっしゃいました。企業と周辺に住む方がお互いに情報を共有することが、信頼関係につながるので、このような方の参加は大歓迎!
今日は、新たな会が発足し、そこで、ダイオキシン・処分場問題愛知ネットワークの代表として、今までの報告をさせていただいた。
課題!競売でトーヨーボール問題は解決するか?
7月の競売は、6億円で落札されたと聞いているが、入金されずに不成立に終わっている。再度12月に、競売があるわけだが、また、流れる可能性がないとも言えない。
たとえ新たな所有者が決まったとしても、「直ちに解体しなければならない」という法律はない。土地所有者も複数おり、そちらとの決着がないと解体もできないのではないか。
課題!国の法と県条例の整備を!
このように、一般環境に飛散する可能性のある家屋への規制が、今法律にはない。
「石綿による健康被害の救済に関する法律」の制定をはじめ、「大気汚染防止法」・「地方財政法」・「廃棄物処理法」・「建築基準法」の4法改正などが施行されたが、これは、解体や補修時における規制が主で、使用中ならびに廃墟となった一般建築物からの環境飛散の問題がすっぽりと抜け落ちている。つまり、「所有者の管理責任」が問われていない。
今日の報告会で、その点の指摘も行い、国の法整備ならびに県レベルでのアスベスト条例の制定の必要性を話した。
所有者責任を明確にしないと、今後、「アスベスト入り廃墟」は増える一方ではないか。壊すのにお金を掛けるより、放置しておいた方が安付くならば・・・。
▲トーヨーボールアスベスト問題、住民集会開催
■廃墟「トーヨーボール」からのアスベスト飛散を防ぐため、どうしたらよいか。ここ1ヶ月の状況報告をします。
【集会のお知らせ】
11月4日(土)午後1時半~
場 所 :町方地域防災コミュニティセンター
愛西市町方町南堤外72番地3
名鉄尾西線「町方駅」北徒歩5分
競売に掛けられますが・・・
○今年7月に、名古屋地裁一宮支部で競売に掛けられました。
6億円という高値で落札されましたが、入金がなく、競売は流れました。
○12月に、再度競売に掛けられます。
購入者が決定する保障はない。
購入者が決まっても、直ちに解体される保障はないのが現状です。
「飛散を防ぐ会」が発足します
?アスベストが飛散しない対策がとられること。
?安全で早期解体がされること。
以上2点が、確保されるよう活動していきます。
★若者へ
トーヨーボールの天井には、アスベスト含有量の高い「吹き付け材」が使用されています。天井は抜け、アスベストがむき出しになっており、多くの若者が出入りしていました。
自分がアスベストを吸った可能性があることを、記憶しておきましょう。
主催:トーヨーボールのアスベスト飛散を防ぐ会(代表・花木)
海部農業と暮らしを守る会
共催:ダイオキシン・処分場問題愛知ネットワーク(代表・吉川)
問い合わせ:090-8556-5186
(吉川の日記)
昨日まで富山に視察に出かけており、大急ぎの集会開催で、お知らせ不十分。14日に、愛知ネットワークと愛知県との懇談を控えており、地元の声と対策を提案する予定。
14日の県との懇談には、ネットワーク参加団体が集まります。課題は、フェロシルト、鉄鋼スラグなど偽りのリサイクル問題や、不用になった墓石放置問題、そして、この廃墟トーヨーボール問題等となっています。
▲富山市に視察に行ってきました
西宮市の高橋市議と共に、富山市の視察に伺いました。案内は、市民派富山市議の志麻議員。二日間お世話になりました。富山型デイといい、2日目の交通整備事業と学校図書館視察いい、大変勉強になり、議員活動にもそして市民活動にも大変役立つ情報を頂いてきました。
■10月31日、富山型デイの施設を見学してきました。
お年寄りも、障害のある人も、健康な人もみ~んな一緒に笑顔一杯で過ごしていました。「笑顔が活きていました」。
「NPO法人 デイケアハウス にぎやか」
「このゆびと~まれ」 (高橋議員と)
「おらとこ」
■10月31日、富山型デイの施設を見学してきました。
夜は、学校図書室の専任司書について学びました。(翌日、専任司書を置いている小学校を見学)
■11がつ1日は、市役所で都市整備課の栗島次長より、市内の交通整備について伺いました。
国土交通省のまちづくり交付金がうまく活用され、鉄道駅から地域にあったバスや乗り合いタクシーが運行されていました。地域で会社組織をつくり、運行されている地域バスもありました。
愛西市でも、巡回バスの運行がされようとしていますが、大変参考になるお話しをたくさん伺うことが出来ました。
また、人口密度が低い状況や、一人暮らしのお年寄りが分散していることは、質の高いサービスを提供しにくいとのことで、駅に人口が集中する方針が摂られ、高齢化社会に備えた方針がしっかりと示されていました。
(↑高橋議員と志麻議員。ライトレールに乗りました。)
■山室中部小学校の図書室見学へ
ちょうど子どもたちが、総合学習で図書室にやってきました。自然体で本に親しんでいました。本が分類され、適切なアドバイスが得られる環境があることで、これだけ子どもたちと本との距離を縮めるのだと実感しました。