打越通信

日記ふういろいろ

あわただしく過ぎて(3)

2012-07-26 06:48:57 | 日記ふう
翌日も朝から夏の強い日差しの中、告別式は無事に終わった。
3人の方が弔辞を読まれ、挨拶は私がした。
バタバタとした中での式、原稿など書く時間すらない。
簡単な挨拶だったと思う。
何を言ったかよく覚えてはいない。
出棺では弟が挨拶をし、火葬場から自宅に戻り、お坊さんを呼んで初七日まで済ませた。
その後は精進上げ。
狭い部屋に50人ばかり集まって料理にビールや焼酎、本家の伯父に献杯の音頭で始まった。
佐世保から駆けつけてくれた兄夫婦も、新幹線の時間に合わせて去り。
あわただしい3日間も何とかここまで終わったという安堵感で、その日は熟睡だった。

翌朝からは近所に住む叔母夫婦がやってきて、叔父と挨拶周りに出かけた。
団体への挨拶、社会福祉協議会、お世話になった病院などだ。
病院では父の最期を見届けてくれたナースと話をする事ができた。
「30分くらいで脈が下がり、潮が引くように亡くなられました」
との事だったようだ。
苦しみも無く、自然に亡くなったのを聞いて、涙が出てしまった。
翌日も挨拶回りは続いた。
その間に芳名帳と香典の整理をした。
息子にパソコンで入力をお願いして、私と妹で記帳して行った。
残った時間で分からない住所は電話帳で調べうめて行きある程度整理してしまった。

新聞広告を出した事は大きかったようだ。
通夜と告別式で弔問の方たちは済んでしまったことは大きい。
知らなかったと後でずるずると弔問があると大変な事になっていたろう。
それと数の問題だ。
私達が考えていた以上、葬儀屋の人が考えていた以上の方に来て頂いたことになる。
それと身内、特に近所の親戚の方の結束力には驚いた。
受付、そして精進料理作りや酒の手配、通夜での接待など、誰が指示するでもなく良く動いていただいた。
あわただしく過ぎて、やっと落ち着いてきたが、まだまだする事は残っている。