打越通信

日記ふういろいろ

熊本城下町の被害

2016-05-08 17:32:46 | 日記ふう
連休もいよいよ終わり。
思考が停止してしまったようで、何をするにもかったるい日々が続いている。
そういえば連休の3日目に熊本城に地震被害の状況を見に行った。
その後、罹災した熊本城の姿をブログに載せるかどうか随分と迷った。
地震の被害を受けた熊本城を後にしてかつて事務所があった古町に行ってみた。
熊本城下町と言われる古町、新町だ。
昔風の町屋といわれる古い建物が建ち並ぶところだ。
古町には3年くらい通った事務所があった。
事務所の入ったビルは特に被害は無いようだった。
しかしその近くに、軒下に葡萄の木を這わせた靴屋さんがあった。
完全に倒壊して道をふさいでいた。
そのあたりの被害が一番ひどかったようで、四つ角になった反対側のビルにも亀裂が入り黄色い札が這われていた。
しばらく古町、新町を歩いて写真を撮った。
よく昼飯を食いに行っていた「たけした」も家全体が斜めに傾いていて、玄関には赤紙が貼ってあった。
元気だった女将さんに若女将、料理人だったご主人、家族で食堂をされていたが今どうされているのだろう。
この細工町の通り、呉服町から祇園町にわたる電車通りの古い建物(町屋ふう)は倒壊こそしていなかったがほとんどに赤紙か黄色い紙が貼られていた。



唐人町通りにも古い建物が多いが赤紙が目立った。
市内の城下の広い範囲で被害を確認した。
今後、この熊本城下がどのように復興して行くのか、被害の大きさに言葉を失ってしまった。

家に戻り、息子達がお風呂を借り、また救援物資などを頂き世話になったジローさん夫婦と食事をする事になった。
お礼のつもりだったのが高価な牛肉をいただき、かえって負担をかけさせてしまった。
食事を一緒にしながら団地での被害状況の話になった。
特にこの団地では大きな被害は無かったが、テラのオヤジの家の瓦が被害を受けた。
よく見るとテラのオヤジの家から、ジローさんちの駐車場にわずかな亀裂があるとジローさんが言う。
よく話を聞くと、この団地の造成の時に埋め立てた場所のようだ。
小高い山になっていたこの団地も造成時に池があった場所などの埋め立てが行われたと言う。
この話を聞いて、熊本市内も熊本城の付近は坪井川や白川の流れを変えるため、かなりの土木工事がされている。
今回の地震でその影響も関係しているのかと思った。