打越通信

日記ふういろいろ

志賀島

2016-05-11 06:55:43 | 日記ふう
朝起きてネットで地震速報を見るのが恒例になった。
相変わらず余震が続いているようで気になってしょうがないのだ。



「この先一週間くらいは震度6程度の地震に注意してください」
といった気象庁の報道が何週間続いただろう。
未だに余震は続いているようだ。

連休の前半は熊本に帰り地震による後片付けや諸々もあったが、後半は福岡で過ごした。
私たちも3月の後半に、息子達も4月の前半にそれぞれ引っ越しをして新しい生活を始めたばかりの出来事だった。
息子達も引っ越して3日目で震災に遭い、特に嫁にとっては不安がいっぱいだったことだろう。
幸いにもジローさん夫婦や近所の人たちに助けられ、心強い思いだったに違いない。
私たちがあわてて帰ったときも家の中はすでに綺麗に整理され、隅々まで綺麗に掃除されていた。
そんな光景を目にして、私たちが頻繁に帰る事が嫁の負担になってはいけないと思ったからだ。

福岡に来て一ヶ月が過ぎた。
博多の街は一週間もすれば飽きてしまい。
健康のための町中ウォーキングも立ち並ぶビル群や人混みの多さ、または都会独特のドブの臭いがする川などでうんざりした。
町中を把握するためクルマで出かけ、地図との一致もだいたい把握した。
どこを走っても同じ風景が続き、代わり映えしない、というのが印象だ。
そんな中、海をみたいと志賀島に出かけた。
箱崎埠頭から海の中道大橋を渡り、西戸崎から細い海岸線を志賀島に向かう。
結構風が強く、クルマには潮風が降り注いだ。
志賀島の海岸線を走るが、朝が早いのかクルマの姿はほとんど無かった。
国民宿舎前の海岸に出て玄界灘を見る。
砂浜に出てしばらく海を見て過ごした。
ここは新社会人になって研修で数日お世話になったところだ。
しかし当時の思い出はほとんど無かった。
目の前には玄海島が遠目に見える。
ここも西方沖地震で被害が大きかったところだ。
あれから数十年、福岡でも今回の熊本地震の引き合いによく人々から聞く。



砂浜に出て地面すれすれにコンデジをセットして砂浜と玄海島の写真を撮った。
しかし大きな波が来てコンデジがその波をかぶってしまった。
しばらくは正常に動いていたが、その後レンズエラーでダメになってしまった。
これが最後にとった写真になってしまった。