連休を迎え

道はそんなに混んでいなかった。
しかし連休後半戦の初日とあってクルマは多かった。
福岡からは高速を使うかどうか微妙なところだったが、朝もそんなに早く出たわけでもなかったので国道を進むことにした。
筑紫野市内と久留米市内（これは常に）にノロノロ区間があったが２時間半から３時間の間くらいのだからいつもと変わらなかった。
熊本の自宅も久しぶりといった感じで、家に入り庭を見ると芝生の周りも中もまるでお花畑になっていた。
久しぶりの自宅に入ると部屋はきれいに片付いていて息子夫婦の暮らしぶりに感心させられる。



さっそく庭に出て草との格闘が始まった。
ここ数日の気候で急に雑草が成長したようで、まだ芽吹いたばかりの小さな雑草も多くある。
どっかりと座りこんで無心で草取りをする。
疲れたら横になり空を見上げて休憩を入れる。
何とも贅沢な時間が流れる。
あれよあれよと日が暮れていく。
完全ではないが袋一杯に雑草のかたまりが出来た。
ジローさんの奥さんから連絡が入り、夕食の支度が出来たので来いと言う。



彼の家は我が家から数歩の距離、行ってみるとテーブルには豪華料理が並んでいた。
３ヶ月の長期入院に入ったジローさんもこの連休は外泊が認められたようで自宅の戻っていた。
術後の経過は至って良好のようだが、自宅療養となるといろいろと気がかりがあるようで、生活をすべて遮断し療養だけに専念ということで入院（療養）の選択をしたようだ。
初めての外泊ということもあり彼のテンションはかなり高いところにあった。
私も同じ経験をしているので彼の気持ちも手に取るように理解できた。
奥さんのヒトミちゃんもジローさんへの気遣いもしなくていい（？）こともあり、すっきりした表情だった。
夜の７時半も過ぎた頃、我が家の娘（息子嫁）も食事に呼ばれやってきた。
まったく親子でジローさん夫婦にはお世話になった。
草取りと近所付き合い、福岡の生活では考える事すらできない事がここでは当たり前なのだ。
そういった意味でも熊本は良いのだ。