打越通信

日記ふういろいろ

栗林公園

2020-06-11 20:28:36 | 旅行
ホテルを出て5分も進まないうちに栗林(りつりん)公園に着いた。
門をくぐるとボランティアガイドのおじいさんが案内してくれることになった。
「暑いからマスクはとりましょうね」
と言われ空を見上げると晴天の夏空だった。
いまが見どころの菖蒲園に向かう。



栗林(りつりん)という名前は、その昔ここは栗の木が立ち並ぶ場所だったようで、それを切り開き公園を作った、その名残のようだ。
高松藩の初代藩主松平頼重御(三家の水戸徳川家の長男の初代藩主・徳川頼房)が大名庭園としての本格的な整備をしたといわれている。



広大な園内には見事な松(巨大木あり盆栽のような木)が無数に点在し圧倒される。
手入れにもかなりの手数がいるのだろう。
睡蓮の池や無数の錦鯉が遊ぶ池など、高松市内の中心部にこんな広大な公園があるとは驚きだ。
ガイドの山下さんは熊本の歴史も詳しく、西南の役での熊本城の役割や激戦地だった田原坂のこと水前寺公園の事で話が盛り上がった。
裏手にある紫雲山も含め日本三名園(偕楽園・兼六園・後楽園より優れている)とされているようだ。
山下さんから茶小屋で茶でもと誘われ、鞠月亭(きくげつてい)という茶小屋に上がり込む。
抹茶と御菓子を頂いていると3人組のテレビクルーから声がかかる。
「NHKですが、抹茶を頂いているところを取材させてくれませんか?」
カメラが回り、マイクを向けられ取材が始まる。
どうも今回のコロナ関係で観光客へのインタビュー取材のようだった。
まさか全国放映ではないだろうし、ボツになることもある。



鞠月亭内を案内され、建物内から見る公園のすばらい景色にしばし見とれてしまう。
茶小屋を出て最後の絶景(ガイドさん)に行く。



バックの紫雲山を含めた絶景ポイントだった。
約一時間の公園散歩を終え、高知を目指す。
・・・続く。