打越通信

日記ふういろいろ

博多南線

2020-06-07 21:09:09 | 日記ふう
自宅から平尾駅までてくてくと歩く。
西鉄大牟田線に乗り春日を目指した。
目的はただ単に博多南駅から新幹線に乗ろうという事だ。
鹿児島本線が良いのか西鉄大牟田線が良いのか、この付近は並行して走っているので、近い方の平尾駅へ向かったのだ。
電車のなかで地図を確認すると「雑餉隈(ざっしょのくま)」という駅がある。
なんとも変な名前の駅だったが思い切ってその駅で降りてみた。





降りてみてびっくり、駅前には商店街(銀天町)があり賑わっている。
かつて宿場町として賑わっていたところかなと思ったが定かではない。
商店街を抜けしばらく歩くとJR南福岡駅(かなり古い駅ビル)が見えてきた。
こちらは南福岡と名乗ってはいるが半世紀前までは「雑餉隈」駅といわれていたそうだ。
南福岡商圏という事なのだろうかと考えたが、まだ博多区にも一部かかっているようだ。
南福岡駅で一休みして、次は博多南駅を目指す。



駅の裏手は車両基地が広がっていてJR九州の各車両が並んでいた。
操車場を後にすると自衛隊の福岡駐屯地の広大な敷地が広がっていた。
自衛隊の玄関前を通り少し大きな通りに出た。
スマホを取り出し現在地と博多南駅を確認する。
大通りにはヤマダ電機やルミエール(スーパー)など有名どころの店舗が並んでいる。
しばらく歩いているうちに九州新幹線の高架が見えてきた。
高架下の道に出て博多南駅を目指す。
やっと駅が見えてきたところで500系の新幹線が博多駅方面へ出て行っていた。
駅に着き次の列車は一時間後だった。
駅ビルの中をふらふらしていると、屋上ビアガーデンの看板を発見。
エレベータであがってみると営業をしている。



今年初めてのビアガーデン、雰囲気も良いしビールと枝豆で一息つくことにする。
ほろ酔い気分ですぐ横の高架を九州新幹線の800系が通り過ぎていく。
その後も700系が数本通り過ぎていく。
時間になったので改札に行き、カードをと思ったら、切符を買わなければいけないようだ。



300円を2枚買い、改札を抜けると500系の新幹線がすでに入選していた。
博多南駅からわずか8分の旅だった。

ウォークマンの不具合

2020-06-06 23:02:13 | 日記ふう
ウォークマンを買ってもう4年になる。 
オヤジが残していったホロビッツのCDを聴いてから、クラシックのピアノソナタやピアノ協奏曲(特にホロビッツを中心に)を聴き始めた。
CDの音源をパソコンでリッピングしてデジタル音源を作成することを覚えた。
「Exact Audio Copy」というフリーソフトを使いWAV(無圧縮音源)に変換している。
これを原本にMP3やFLACの圧縮型音源に変換(別のフリーソフト)してウォークマンに取り込んでいた。
ウォークマンのデジタル音源のファイル化によってデジタルオーディオの世界を知ったことになる。
USB-DACの購入によりハードディスクにためたファイルから、既存のオーディオ装置にデジタルアナログ変換(DAC)をして高音質なソースを聴くことが出来るようになった。
そういう意味でウォークマン購入はデジタルオーディオへの入り口になってくれたモノだった。
しかし購入から4年もすれば充電機能の低下が著しく、充電してもすぐにバッテリー切れになる。




そしてもう一つ、スイッチを切り替えてもホールド状態(スイッチで切り替える)になってしまい、操作が出来なくなってしまうのだ。
ネットで現象を調べると結構こういう現象が多々出ているようで、SONYらしいといえばSONYらしい。
思い切って分解してみた。



小ねじを2本ほど外し、カバーをあけてみた。
ホールドスイッチを取りはずし、ホールドにならないところで瞬間接着剤で固定した。
これでしばらくは使えるかもしれないが、もうそろそろ買い替えかも知れない。

こくてつ通り

2020-06-05 18:57:51 | 日記ふう
会社は前の会社も今の会社も博多駅の筑紫口付近にある。
鹿児島本線(九州新幹線も)の高架をくぐり自宅(美野島)を目指す。
高架をくぐるとがらりと町割りが違い、自宅までは一区画ごとに角を曲がりジグザグに進む。
角を曲がるたびに鹿児島本線の高架が見える。
今ではそれも慣れてきたが、その昔は方向感覚が分からなくなったこともあった。
同じことが博多口のキャナルから一歩博多駅付近でも同じことがしばしばあった。
会社の飲み会などあった後、その付近に迷い込むと方向感覚がくるってしまいグルグルとその付近を回ったこともあった(酔っ払っていたためか?)
なぜだろうと思っていたがその理由らしき事が分かった。
美野島1丁目付近からキャナルイーストビル、博多署付近に「こくてつ通り」という片道2車線の道路がある。
変な名前だと思っていたら、今の鹿児島本線が通っていたところのようだ。



今の博多駅が移転(1963年 昭和38年)する前は博多駅前1丁目の出来町公園辺りが博多駅だったそうで、この「こくてつ通り」を鹿児島本線が走っていた場所になる。



そういえば美野島の百年橋と鹿児島本線が交わるあたりから、今の鹿児島本線は右にカーブを切っている。
そのまままっすぐ通せば東陵公園を抜け「こくてつ通り」につながるイメージはできる。
約60年前まではこの「こくてつ通り」に沿って町割りが出来ていて、今ではビルも立ち並んでいる。
だから鹿児島本線の高架から美野島(こくてつ通り一帯)にかけては「こくてつ通り」に沿った町割りがそのまま残っているという事だ。
だから現在の高架付近のビルは変則ビルになっていて道路も変則なことになっているのだ。



だけど不思議なことに高架から筑紫口にかけては鹿児島本線の高架に沿って町割りが出来ている、
筑紫口付近は博多駅移転後に出来た町なんだろうか?
そういえば旧町名も消え、今では駅前何丁目とか駅南何丁目とか駅を中心にした名前に変わっている。
博多駅は過去に何度か場所を変えているという。
再び駅が移転すれば町の名前はどうなるのだろうか。
恐るべし博多の町、という事だ。

安らぎの喫茶店

2020-06-03 20:11:57 | 日記ふう
呉服町には以前から客がありよく通った。
海運関係の会社で本社は門司港だったが福岡には支店がある会社だった。
住吉神社、キャナル、櫛田神社から冷泉公園から大博通りに出てあるビルで用事を済ませる。
昔よく行っていた喫茶店(古びた建物)に行ってみた。
家人も博多に住むようになって娘と何度か来ていたようでこの店は知っているようだった。



「ブラジレイロ」という店で福岡最古の喫茶店として名高いとある。
その昔、そんなことは知りもせず同僚たちとオムレツなんかを食っていた事を思い出す。



歩き疲れたし、ちょうどいい時間帯(午後3時)だったので美味しいコーヒーで休憩とする。
マイルドブレンドとクラシックブレンドをオーダーし本を読み始める。
店内は若干冷房が入っているのか、またはあけてある窓からさわやかな風が吹き込んでいるのか居心地は良い。



運ばれてきたコーヒー(私はマイルドブレンド)をひとくち口に運ぶと芳しい香りがたまらない。
飲んでみるとスーッと切れのある、一本筋の通ったコーヒーだった。
常日ごろからうまいコーヒーを飲みたいと思っていたが、まさしくこれだった。
開いた本を読みながら小一時間ばかり至福の時を過ごすことが出来た。
居心地の良い場所を再確認した。
店を出て家人が
「今度は人気のメンチカツ食べにこよう」
と言った。