あじさい物語

七色の紫陽花のような日々の心模様
       

昨日の盆送りに「少年H」を…

2013-08-17 11:08:21 | Weblog
おはよう

今日もいい天気です。

昨日は盆送り。
父や母、お父様、お母様、ご先祖様は無事に天国に帰ったかな。
心静かに、手を合わせました。

そして、昼間は、ららぽーと横浜で「少年H」を見ました。
多くの方が見ていた。

昭和16年と記載があったとき。
思わず、千葉に住む兄を想った。ちょうど、昭和16年の8月16日の生まれ。
そして、母を想った。
初めてのお産はどんなだっただろう。
教師である夫(U先生と同じH大学で、日文専攻だった聞く)と、赴任地の都城(宮崎県)でテニスをしていたいう。

楽しかったであろう新婚時代。

そのあとに生まれた藤沢の次兄。19年生まれだ。
兄はたぶん父親の顔を知らない。

その後、母の夫は戦地に赴いて、マラリアにかかって亡くなったという一枚の紙。

母の気持ちはどんなだったのか。
その気持ちを聞いていない。

いろんなことは誰からだったのか、私が成人してから知った。
母の夫のこと、兄たちのこと、父とのこと。


その当時のことを書いた残された日記を読んで、母の気持ちを慮った。
きれいな文字の一文字、一文字の深い意味。
そのときの母の気持ちを簡単に私が書けるものではない。


母の一生は幸せだったのかといつも思う。
でも「幸せだったよね、母ちゃん」と言いたいのです。
言いたい私がいる…。

そして、母の強さをしっかり受け継ぎ、私は私らしく生きなければと思うのです。
可愛がられて、愛されて育った私です。

昨日の映画を見ながら、戦争の酷さをあらためて知る。
あの空襲の怖さ…私に耐えられるだろうか。
飛行機の音がすれば、空襲を思い出すと言っていた母の言葉を思い出す。

少年Hとお父さん、そして、豹変する大人たち。
でも、その人たちも生きなければならなかったのだ。

この映画は、やっぱり多くの人に勧める。
ある日突然、戦争が始まっていたという世の中にしたくない。

「少年H」の本がわが家にあると夫が言った。
たぶん、誰か読んだ?
そうなのよねえ。
かつて妹尾河童さんの本は何かしら賞をもらい、ベストセラーになったのよね。

それから、今回の帰省で夫の父母の結婚式の写真が見つかったと夫が持って帰った。
それをららぽーとの写真屋さんで大きくしてもらって、額を買う。
きっと、お義母様、息子が箪笥の着物の底に写真を見つけて、そうしてくれたことを喜んでいますよね。
女性にとって、結婚式の写真は宝物。

母の写真は、妹が持っていると思う。
母ちゃんもきれいだった。

お盆に見た映画。
お盆に想った父母、義父母、ご先祖様、F子さんのこと…。

また、天国で仲良く楽しく暮らして、私たちのことをお守りくださいね。





コメント (2)
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