あじさい物語

七色の紫陽花のような日々の心模様
       

恩送り

2014-09-06 13:40:52 | Weblog
お昼です。
のんびりしています。

というのか、今、羽田空港の駐車場の予約が終わり。
あれやこれやと見ても満車になっていたりする。
やっといいところを見つけて予約。

12日は新千歳空港。
室蘭へ。

Tちゃんの年中組での運動会。
昨年とまた違うだろうなあ。楽しみだ。
今回は息子も行く。

13日の夕方に次女も来て、室蘭の長女宅に全員集合。
そして、翌日は登別へ。
長女がホテルを予約してくれた。
家族で私の還暦のお祝い会。

ありがたい、ありがたい。

何度やる?…あと1回は11月に指宿で還暦同窓会もある。
登別で当初お祝い会やろうということで、そのつもりで予約していたのだけど、思いがけず、帰省することになり、熊本でもやっていただいたわけである。

本当に、私は、幸せものです。
(う~ん、今日現在、まだ50代ですぞ~

北海道に、家族全員がそろう。

初秋の北海道を楽しみたい。
息子と次女は一日早くに帰るけど、私たちは16日に帰宅の予定だ。

まあ、よく考えれば、南に北にと飛んでいる
全ては子どもたちのおかげです。

昨日、ふと考えた。
父は本当に私や妹をかわいがってくれたんだなと。
自転車の前に乗っけたり、胡坐の中に座ったり…そんなことを覚えている。

Uさんと話したけど、結婚して横浜に行く私に「親の死に目にあわないぞ」と言っていたけど、横浜へ行った私と大阪にいた兄が父の最期にいた。
それまで姉や妹たちは充分看護していた。

父の優しさを思った。

後悔させないように私と兄をそばにおいてくれたんだと…。
ふと、昨日はUさんと話しながらそんなことを思ったのだ。
父とのお別れのシーンが浮かんだ。
きれいな青空、深緑の山々…それらを見たいと言った父。
起こしたら、グルッと見回した。そして「もういい」というふうにベッドに横になった。
それから、お別れは、すぐだったかもしれない。10月2日の午前10時だった。

母は、私たちが夏に帰省するのを待って、家の入り口の長石に座っていた。
きびなごのお刺身をたくさん作り、サイダーをひとケース用意してくれていた。
今でも、子どもたちはサイダーが好き。
お見送りはずっと見ていてくれた。
いつも涙していた私。

熊本の義父母も孫の子どもたちをとてもかわいがり、おいしいものをご馳走してくれ、いろんなところに連れて行ってくれた。

だから、子どもたちは、おじいちゃん、おばあちゃんたちが大好きで、鹿児島、熊本が好きだ。
次女は、今回の帰省時に、毎日お墓参りに行った。

父や母、義父母から受けた愛を今度は孫たちにと思う。
じゅんぐりだ。
義父母や父母に孝行できなかった分を子どもや孫たちにできる範囲でやってあげたいと思う。

それもまた、井上ひさしさんの言われる「恩送り」のひとつではないかなとも思う。





コメント
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