- こんばんは。
今宵は土浦です。
予科練平和記念館にきました。
予科練平和記念館は茨城県阿見町にあります。土浦駅からバスで10分位。
記念館のパンフレットに
「阿見町は大正時代に霞ヶ浦海軍航空隊が開隊されて以来、昭和14年には飛行予科練習部いわゆる「予科練」が神奈川県横須賀から阿見町に移転し、終戦まで全国の予科練教育・訓練の中心的役割を担うことになりました」
とあります。
予科練は昭和5年に教育を開始。14才半から17才までの少年を全国から試験で選別し搭乗員として基礎訓練をする。終戦までの15年間で約24万人が入隊して、うち2万4千人が飛行練習生過程を経て戦地に赴く。中には特別攻撃隊として出撃したものも多く、戦死者はその8割の約1万9千人にのぼったとの由。
平和記念館での土門拳さんの写真(酒田市で彼の記念館に行ったっけ。心に響いた)に若人の真剣さ、またあどけなさをみて、複雑な思いにとらわれる。
せつない。
空襲映像では、恐怖にかられ、特攻の映像は、涙が出てくる。
そんなひとことではすまされないが。
雄翔館は陸上自衛隊土浦駐屯地に歩く方向にある。
予科練戦没者の遺書・遺品約1700点を収蔵、展示してある。
くしくも、4月29日に戦死した鹿児島出身の方がいて、写真の前で手を合わせた。他にもう一人の方にも手を合わせる。
今日が命日かと・・・
昨年の「エール」で弘哉くん役の山時聡真くんが予科練に行ったっけ・・・。
そして、古関裕而さんの「若鷲の歌」の楽譜もあった(複製だったけど)
ちょうど、偶然にも今日は「昭和の日」
いったい、戦争とは何だったのか。
若者たちの尊い命は?
空襲は?
特攻隊、回天、震洋・・・考えられない、そんなこと。
今のウクライナ、ロシアが頭をよぎる。
かつて犠牲となった若者たちの上にある今の日本の平和。
私たちは彼らの意を大事に平和を守っていかねばと切に思う。
土浦に来て、日本のこと、まだまだ知らないことが多い・・・。
おやすみなさい。