駒師「日向」のブログ 本店

プレーヤー目線で作る
将棋駒作家のつぶやき

手彫りの証

2010年02月24日 | 中国書家(唐七星・王羲之・褚遂良)
過日落札者様とのやり取りの中で、

「角行の字を少し違えているのはお分かりになりますか?」

とコメントしたところ、

思った以上の反応がありまして、

ちょっと説明方々写真を掲載いたしますね。

写真をご覧頂ければ一目瞭然です。

角の字の3画→4画目の筆運びに

違いがあります。

右側が字母紙のとおりに彫ったものです。

左側は小生が少し工夫したものです。

どうですか?

この方がすっきりしていて、カッコイイと

思うのですが。。。賛否両論ですかね。

まあ、それはともかく、機械彫りでは

ありえない現象で、小生が勝手に

「手彫りの証」としています。

機械彫りのような正確に彫られた駒も

決して悪くないですね。

小生も嫌いじゃないです。

手彫り駒は元々不揃いであり、

それが個性や価値になっているものだと思います。

従って、名匠の作品にも不揃いなものは結構あります。

でも、不揃いなんですが、全体バランスが

整っているんですね。これが素晴らしい。

これが難しい。

まだまだ修業中です。

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コメント (2)
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