古い木地を使用する時だけ行う作業がこれです。
「油分補給」とでも表現すれば良いのでしょうか。
木地は必ずしも新しければ良いと言えない様で、
伐採後10年以上乾燥させてから
駒形に加工しているケースもザラだそうです。
ただ、確かに新しい木地の方が
一般的に柔らかく、粘りがあるので、
彫り易いのは事実かと思います。
その状態に戻すためにやっているのがこの作業という訳です。
使用しているのは京都にある油専門店
「中山油店」の「荏油」です。
スーパーマーケットで売っている食用荏油とは異なり、
主に建築関係の方々が使用されるもので食べられません。
1本数千円もするので、勿体無いのですが(実は頂き物ですが)、
まるで一杯目の生ビールの様にグイグイと
木地が荏油を吸いこんで行きます。
「おいおい!ちょっとは遠慮しろよ!」
って感じです。
以前別の記事でも書きましたが、
荏油は「乾性油」ですので、
椿油のようにいつまでもベタベタする
心配がありません。優れものです。
*************************
* 被災地の皆様へ心よりお見舞い申し上げます。 *
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木地は必ずしも新しければ良いと言えない様で、
伐採後10年以上乾燥させてから
駒形に加工しているケースもザラだそうです。
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一般的に柔らかく、粘りがあるので、
彫り易いのは事実かと思います。
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「中山油店」の「荏油」です。
スーパーマーケットで売っている食用荏油とは異なり、
主に建築関係の方々が使用されるもので食べられません。
1本数千円もするので、勿体無いのですが(実は頂き物ですが)、
まるで一杯目の生ビールの様にグイグイと
木地が荏油を吸いこんで行きます。
「おいおい!ちょっとは遠慮しろよ!」
って感じです。
以前別の記事でも書きましたが、
荏油は「乾性油」ですので、
椿油のようにいつまでもベタベタする
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