駒師「日向」のブログ 本店

プレーヤー目線で作る
将棋駒作家のつぶやき

十四世名人 木村書

2010年06月12日 | 永世名人書シリーズ
話の展開上、こうなっちゃいますね。

次は木村名人書です。

増山酔棋先生のHPよりお写真をお借りしてきました。

木村義雄名人といえば腰掛銀戦法に出てくる「木村定跡」

が有名ですね。

それから飛車を振った時に指される「木村美濃」も、

ありましたね。

数々の偉大な実績を残された大名人ですが、

達筆だったことでも有名です。

字母紙の印象は、お人柄を現したものでしょうか、

素朴な字だと思いました。

勝負の鬼でしたが、大変な苦労人であった大名人は、

人の心の痛みが分かる優しい方だったと思います。

この書体もいつか挑戦したいです。


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十七世名人 谷川書

2010年06月11日 | 永世名人書シリーズ
字母紙を探してネットサーフィンしていましたら、

発見しました! 谷川書!

こういう字だったのですね。

飛車の飛の字は、扇子なんかで見かける「飛翔」の字に

そっくりですね。。。というかそのままか。

ただ、ちょっと作るのは勇気が必要ですね。

おそらくこの書体も製作許可が要りそうです。

ですので、見てるだけ~でお願いします。

写真は銘駒図鑑からお借りしました。

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駒が泣いている。。。。

2010年06月10日 | 将棋駒製作
現在トーシンさんが出品されている香月作の盛上駒です。

(小生の出品ではありません。念の為。)

うーん。。。。。

ご存知のとおり小生も駒修復を致しますが、

流石にこれは無理なレベルです。

いやーー、駒が泣いていますね。

見ているだけで悲しくなります。

湿度管理。。。ですかね。。。。

押入れの奥なんかに、放置しておくと、

梅雨の時期に一発でヤラレてしまいます。

今が一番危ない時期です。

皆様の愛駒は大丈夫ですか?

是非一度様子を見てあげて下さい。

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頑張って彫っています。蜀紅書。

2010年06月09日 | 大阪駒(蜀紅・草流・芙蓉・安清)
彫り上がりました!!

と言いたいところですが、なかなか思うようには

なってくれない蜀紅書です。

表面が終わり、裏面の彫りをやっていますが、

なかなかどうして難敵です。

あまりに苦労するので、印刀の研ぎ角度を変更しました。

ところが、今度は切れすぎで、勝手が違い過ぎます。

結局、感覚を掴むまでにまた一苦労してしまいました。

印刀は鋭角に研げば研ぐほど切れ味が増しますが、

その一方で「欠け」やすくなります。

パチッという音は、刃先が折れる音です。

こうなると、作業効率が下がってしまうので、

小生なりの、適度な研ぎ具合というのがあります。

どこまで行っても楽させてくれないのが駒づくりです。

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十三世名人 関根書

2010年06月08日 | 永世名人書シリーズ
十三世名人関根書です。

オーソドックスな書体ですね。上品な感じがします。

桂馬のテンテンが、横棒一本になっているのが特徴です。

ただし、ご本人ではなく、豊島龍山師の書という説もあります。


時の将棋名人書は他にもありますね。

有名なのは

大山十五世名人書、木村十四世名人書ですかね。

レアですが十六世名人中原書、

激レアですが、十七世名人谷川書もあります。

レアな書体は字母紙がありませんので

現在のところ作れませんが、いつか入手し

挑戦してみたいと思います。

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焼酎 霧島

2010年06月07日 | 日向のひとりごと
おっ! ついにネタに困って焼酎の話題か!?

と思ったかたもいらっしゃるのでは!?

ええ、まあ、それは否定しませんが。。。

ブログでお酒の宣伝をするつもりはありませんが、

ちょっとだけお付き合い下さい。

写真は、宮崎県都城市にあります業霧島酒造が

製造しています焼酎「霧島」です。

一般的には「黒霧島」の方が有名ですが、

地元の人は、この白い霧島を飲んでいます。

小生、3年ほど都城市に住んでいたことがあり、

現在も霧島を愛飲しています。

この霧島酒造が女流王将戦を復活させてくれたことは、

皆様よくご存知ですよね。

将棋も焼酎も都城も知る人間の一人として、

これほど嬉しいことはありません。

お陰で益々酒量が増えてしまいました。

今秋このタイトル戦を直接見に行く予定です。

ちなみに霧島はお湯割りが最高です!

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蜀紅書 島黄楊 彫駒 製作中です。

2010年06月06日 | 大阪駒(蜀紅・草流・芙蓉・安清)
おっと!今日の投稿締め切りまであと5分!

急いでアップしなくては!

現在製作中の蜀紅書です。

本日は刀が進んで、表面の彫りが終わりました。

初めて作る作品ですが、ようやく書体に慣れて、

スムーズに彫れるようになってきました。

ようやく折り返し地点まで来ました。

完成が楽しみです。

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リサイクル駒3 完成です。

2010年06月05日 | リサイクル駒
シリーズでお伝えしていますリサイクル駒3です。

足し駒をした後、軽く磨いて完成しました。

こちらが修復前の写真です。いかがですかね~?



リサイクルはこれで3回目ですが、

今回は難しかったです。

この駒は至るところに「反り」があり、凹面に

汚れが残っています。

この汚れが目立たないレベルまで研いでしまうと、

字まで削ってしまうため、やむを得ませんね。。。

玉山作の本黄楊ですので、もう少し高いレベルまで

修復したかったのですが、この辺りが限界です。

それは残念でしたが、元々、

今は亡き伊藤孝蔵師の駒を手にとって見ることが、

目標でしたので、気分的には満足です。


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リサイクル駒3 玉山作 天童上彫駒 その3

2010年06月04日 | リサイクル駒
すみませんねー

ここのところ話に変化が無くて。。。

昨日の続きです。

足し駒を作っています。

字母紙をおこし、彫り、目止めまで終わったところです。

結構上手に真似られたと思いますが、いかがでしょう?

真似しようとしてみると分かることがあります。

玉山師の彫りには、なんというのでしょうか

「躊躇い」が無く、スパッと彫ってあるんですね。

推測ですが、字母紙を貼らずに作業していたと思います。

対して小生の作品はといいますと、

何と言うか、彫りに勢いが足りないんですよね。

少しの差なんですけど、出来上がりには大きな差に

なってしまいます。

かと言って、勢いを重視すると雑になってしまうし。。

ホント、難しいですね。


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足し駒づくり:リサイクル駒3 玉山作 天童上彫駒

2010年06月03日 | リサイクル駒
今週取り掛かっていますリサイクル駒3の続編です。

駒の洗浄が終わり並べてみると、、、、、

ひいふうみい。。。。

あれ? 足りないじゃん!?

あ、そうだった。

足りないのを承知で購入したんだった。

玉山作~~ に気を取られていて、

そのことをすっかり忘れていました。

歩が1枚と香車が1枚不足です。

仕方がないので、木地を作りました。

このままだと、綺麗過ぎて違和感が出ますねー

さてどうするか?

思案の為所ですが、とりあえず字母紙を作ります。

彫駒を作ってから考えます。

大師匠が出した宿題かも知れませんね。


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リサイクル将棋駒 3 玉山作 天童上彫駒 その1

2010年06月02日 | リサイクル駒
縁あって小生の手元に訪れました玉山作天童上彫駒です。

あ、「たまやま」さんじゃないですよ!

それじゃ、隣のオジサンと変わらなくなっちゃいます。

「ぎょくざん」です!

玉山というより「久徳」と言った方が分かりやすい

かも知れませんね。

そうです。巨匠久徳こと伊藤孝蔵氏は

玉山という号でも駒を作っていらっしゃいました。

小生が師事しています大澤富月師は、

伊藤孝蔵師に盛上を習っていますので、

真に勝手ながら小生は、

「孫弟子」ということになりますか~?

ま、押しかけ弟子ですので、大澤師匠から弟子と

認知されているかは怪しいですけどね。。。

師匠の師匠を何と言えばいいか分かりませんが、

分かりやすく言えばおじいちゃんが作った駒を

一度手にしてみたかった、という訳です。

かなり昔の作品で、駒は一回り小ぶりな「旧サイズ」、

当時流行っていたのでしょうか、駒の厚みは

かなり薄い感じです。

木地は、産地は不明ですが本黄楊ですね。

うーん。。。模様の感じ、

目の詰まり具合から「薩摩」と言えそうです。

例によって、くたくたの状態から洗浄をかけて、

写真の状態まで戻しました。

ただ、今回は木地の「反り」が散見され、

修復は苦労しそうです。

修理ができなきゃプロじゃないと言われますので、

これも修業の一環です。

最後まで責任持ってやり切ります。

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六清書 Round 1 ~その2~

2010年06月01日 | 隷書(無剣・六清・三田玉枝・阪田好等)
現在、蜀紅と無剣と魚龍を手がけているのですが、

どうも手が進みません。

無剣と魚龍は、先日完成した金龍よりも先に

スタートしたのに、すっかり置いてけぼりです。

こういう時は、戦線拡大です。

新たな駒の製作に取り掛かります。


字母紙を貼っているのは、

先日紹介しました「六清書」です。

手間はかかりそうですが、細かい作業は

嫌いじゃないので、なんとかやれそうです。

木地は島黄楊の木口杢にしてみました。

ただし、試作的意味合いが強いので、

使用する木地は「中の下」といったところです。

これなら、気楽に作れそうです。

こういう気持ちの時の方が、意外と良い作品が

できたりするんですよね。

頑張りまーす。

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