写真は、ずっと保管してきた小生の第一号作です。
贔屓目に見ても、拙い作品ですね。
でも、思い出深い作品です。昨日、親友に進呈しました。
リサイクルなどもやってきましたので、
この辺で自分なりに出した、
駒メンテナンスの結論をお示ししたいと思います。
ご参考になれば幸いです。
なお、実際の作業に関しては自己責任で
お願い致します。
1.手入れ
まず、駒を使う前に手を洗っています。
使用後は、キメの細かい柔らかい布で
軽く、丁寧に乾拭きします。
布は少し厚手の眼鏡ふき
「マイクロファイバークロス」
を使っています。
強く拭き過ぎると木地が減りますので、
その点を注意しています。
2.油の使用について
1~2年に一度ぐらいです。
木目が際立つので油を塗りたくなりますが、
椿油は「不乾性」なので、ベタベタが残り、
木地が黒ずむ原因になるだけです。
荏油などの「乾性」の油にして下さい。
3.汚れた場合の洗浄について
一般的に駒に水分は厳禁なのですが、
汚れを落とすには洗うしかありません。
洗った後は水分を素早く取り除きます。
経験上、板目や杢は水に濡れると必ずと言っていいほど、
曲がるかヒビ割れますので原則洗いません。
木地の状態によってはそれ以外でも曲がったり、
ヒビ割れたりしますので注意が必要です。
曲がったりヒビ割れた駒は作り直しになります。
また、水溶性の目止めが使われている作品の場合は、
目止めが溶けて、漆が剥がれます。
その部分については、目止めと、漆入れの作業を
やり直す必要があります。
汚れの原因によって処置方法を変えています。
①油汚れの場合
油を分解する必要がありますので、
中性洗剤で洗います。
柔らかい歯ブラシを使っています。
洗った後、ぬるま湯でよーく濯ぎ、
その後、乾いたタオルで上下から挟み、
木地についた水分を素早く除きます。
場合によってはドライヤーも併用します。
洗浄後白っぽくなりますが、
木地の奥に染みていた油が
3、4日すると染み出してきます。
まだ、油っぽい様なら、再度洗います。
②タバコ汚れの場合
歯磨膏「ザクトライオン」を付けて洗います。
酵素の働きで、ヤニ成分を分解・除去して
くれる様です。
研磨剤が入っていますので、
擦り過ぎないようにしています。
洗浄後の処置は①と同様です。
③手垢の場合
洗剤で洗っても落ちなかった手垢は、
削り落とすしか無い様です。
平らなガラス板に耐水ペーパー#1000以上を貼り、
丁寧に水研ぎします(盛上駒はできません)。
水よりもぬるま湯を流しながら作業すると
良い様です。時々中性洗剤も併用します。
ただし、削り過ぎに注意しています。
水分が完全に蒸発したことを確認できたら、
1.の作業をします。
4.カビ
これはどうにもなりません。
「カビキラー」などを試してみようかと
考えていますが、現在の結論は処置なしです。
5.保管
桐製の平箱が一番良いと思います。
シリカゲルなどの乾燥剤を添えます。
使わなくても、時々取り出し、風通しの
良いところに置いたり、乾拭きしています。
梅雨の時期は特に注意しています。
贔屓目に見ても、拙い作品ですね。
でも、思い出深い作品です。昨日、親友に進呈しました。
リサイクルなどもやってきましたので、
この辺で自分なりに出した、
駒メンテナンスの結論をお示ししたいと思います。
ご参考になれば幸いです。
なお、実際の作業に関しては自己責任で
お願い致します。
1.手入れ
まず、駒を使う前に手を洗っています。
使用後は、キメの細かい柔らかい布で
軽く、丁寧に乾拭きします。
布は少し厚手の眼鏡ふき
「マイクロファイバークロス」
を使っています。
強く拭き過ぎると木地が減りますので、
その点を注意しています。
2.油の使用について
1~2年に一度ぐらいです。
木目が際立つので油を塗りたくなりますが、
椿油は「不乾性」なので、ベタベタが残り、
木地が黒ずむ原因になるだけです。
荏油などの「乾性」の油にして下さい。
3.汚れた場合の洗浄について
一般的に駒に水分は厳禁なのですが、
汚れを落とすには洗うしかありません。
洗った後は水分を素早く取り除きます。
経験上、板目や杢は水に濡れると必ずと言っていいほど、
曲がるかヒビ割れますので原則洗いません。
木地の状態によってはそれ以外でも曲がったり、
ヒビ割れたりしますので注意が必要です。
曲がったりヒビ割れた駒は作り直しになります。
また、水溶性の目止めが使われている作品の場合は、
目止めが溶けて、漆が剥がれます。
その部分については、目止めと、漆入れの作業を
やり直す必要があります。
汚れの原因によって処置方法を変えています。
①油汚れの場合
油を分解する必要がありますので、
中性洗剤で洗います。
柔らかい歯ブラシを使っています。
洗った後、ぬるま湯でよーく濯ぎ、
その後、乾いたタオルで上下から挟み、
木地についた水分を素早く除きます。
場合によってはドライヤーも併用します。
洗浄後白っぽくなりますが、
木地の奥に染みていた油が
3、4日すると染み出してきます。
まだ、油っぽい様なら、再度洗います。
②タバコ汚れの場合
歯磨膏「ザクトライオン」を付けて洗います。
酵素の働きで、ヤニ成分を分解・除去して
くれる様です。
研磨剤が入っていますので、
擦り過ぎないようにしています。
洗浄後の処置は①と同様です。
③手垢の場合
洗剤で洗っても落ちなかった手垢は、
削り落とすしか無い様です。
平らなガラス板に耐水ペーパー#1000以上を貼り、
丁寧に水研ぎします(盛上駒はできません)。
水よりもぬるま湯を流しながら作業すると
良い様です。時々中性洗剤も併用します。
ただし、削り過ぎに注意しています。
水分が完全に蒸発したことを確認できたら、
1.の作業をします。
4.カビ
これはどうにもなりません。
「カビキラー」などを試してみようかと
考えていますが、現在の結論は処置なしです。
5.保管
桐製の平箱が一番良いと思います。
シリカゲルなどの乾燥剤を添えます。
使わなくても、時々取り出し、風通しの
良いところに置いたり、乾拭きしています。
梅雨の時期は特に注意しています。