駒師「日向」のブログ 本店

プレーヤー目線で作る
将棋駒作家のつぶやき

蜀紅書 Round2 ~その6~

2011年06月15日 | 大阪駒(蜀紅・草流・芙蓉・安清)
現在最後の金将を彫っているところです。

今回ちょっと工夫をしているのが、

将の字の2~3画目です。

王将をご覧頂くと分かりやすいのですが、

将の字の2~3画目がもたーっとしていて

好きではありません。

そこで今回は、スピード感を出して

写真の金将の様に彫っています。

好みの問題かも知れませんが、

小生はこの方が好きです。

飛車角王将を彫れば、

折り返しになります。

*************************
* 被災地の皆様へ心よりお見舞い申し上げます。    *
*************************

☆いつも押して下さりありがとうございます。☆

☆これからも宜しくお願い致します。☆
   ↓
にほんブログ村 その他趣味ブログ 将棋へにほんブログ村

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ねこまど一字書 ~その3~

2011年06月14日 | 一字書
漆を入れてみました。

うーん。。。。。

何か物足りないですねぇ

ちょっと木地が白すぎるんでしょうか。。。

ちょっと考えます。

*************************
* 被災地の皆様へ心よりお見舞い申し上げます。    *
*************************

☆いつも押して下さりありがとうございます。☆

☆これからも宜しくお願い致します。☆
   ↓
にほんブログ村 その他趣味ブログ 将棋へにほんブログ村

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ねこまど一字書 ~その2~

2011年06月13日 | 一字書
ちょっと彫ってみました「ねこまど一字書」です。

この木地はなんですかねぇ?

ボソボソして彫り難いです。

やっぱり木地は黄楊が一番!

とは思いますが、

完成品で900円ですから贅沢は言えません。

6.5㎜幅の印刀に切り替えて、

ザクザクと彫っています。

王将2枚、歩兵3枚をとりあえず試作してみます。

駒銘が無かったので青山書の隷書体、

しかも横文字で刻んでみました。

今日の遊びはこの辺で終了。

仕事に戻ります。

*************************
* 被災地の皆様へ心よりお見舞い申し上げます。    *
*************************

☆いつも押して下さりありがとうございます。☆

☆これからも宜しくお願い致します。☆
   ↓
にほんブログ村 その他趣味ブログ 将棋へにほんブログ村

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

遺作 ~その3~

2011年06月12日 | 錦旗・水無瀬・源兵衛清安
お預かりしていた遺作への漆入れが完成しました。

滲みも一切無く、漆も綺麗に入りました。

出来上がってみて初めて分かりましたが、

御蔵島黄楊の柾目、しかも目の詰まったいい木地でした。

重厚感があり、パチンッ!!!

と良い音がします。

依頼は漆入れだけですので、面取りや磨きはしません。

かなりの上手が作られたものですが、

ご依頼主のご希望により作者名は伏せさせて頂きました。

丁度「清安」の字母がありませんでしたので、

駒のコピーを頂戴し、記念かつ字母紙の材料と致しました。

愛棋家の元に嫁いで欲しいと願っています。



*************************
* 被災地の皆様へ心よりお見舞い申し上げます。    *
*************************

☆いつも押して下さりありがとうございます。☆

☆これからも宜しくお願い致します。☆
   ↓
にほんブログ村 その他趣味ブログ 将棋へにほんブログ村

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ねこまど一字書 ~その1~

2011年06月11日 | 一字書
噂の「ねこまど一字書」です。

買っちゃいました。

HPの写真を見た時、よく出来ていると思いました。

本日、実物を手にしましましたが、

やはり予想どおりでした。

この精度で900円は安いと思います。

木地の厚みはちゃんと揃っているし、

金型がしっかりしているので、

字の輪郭が綺麗です。

滲みもありません。

値段が倍でも売れると思います。

ねこまど社はこの駒を普及のために作られたとの事です。

素晴らしい!


またしても遊び心が出てきてしまいました。

この駒、彫っちゃおうかな~(笑)

*************************
* 被災地の皆様へ心よりお見舞い申し上げます。    *
*************************

☆いつも押して下さりありがとうございます。☆

☆これからも宜しくお願い致します。☆
   ↓
にほんブログ村 その他趣味ブログ 将棋へにほんブログ村



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

褚遂良 ~その1~

2011年06月10日 | 中国書家(唐七星・王羲之・褚遂良)
珍しい書体を見つけました。

大竹竹風作「褚遂良(ちょすいりょう)書」です。

偉大な書家ですから、字母はあるだろうと思っていました。

お目にかかれて光栄です。

ただ、残念ながら日本ではあまり知名度が高くないですね。

制作が一段落したら、

字母紙を作ってみようと思います。




*************************
* 被災地の皆様へ心よりお見舞い申し上げます。    *
*************************

☆いつも押して下さりありがとうございます。☆

☆これからも宜しくお願い致します。☆
   ↓
にほんブログ村 その他趣味ブログ 将棋へにほんブログ村

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

木地調整 ~その5~

2011年06月09日 | 将棋駒製作
荏油が乾燥し木地調整は完了です。

最初の状態↓



からしますと随分改善されたと

思いますがいかがでしょうか?

まだ少し樹脂痕が残っていますが、

彫刻後にまた水研ぎ&研磨しますので、

最終的には気にならないレベルまで

消去できるでしょう。

従って、この段階ではこの程度で

よろしいかと思います。


斑入りの島黄楊柾目ですね。

生気が戻ってよい表情になりました。

磨きこめばまだまだ光ります。


*************************
* 被災地の皆様へ心よりお見舞い申し上げます。    *
*************************

☆いつも押して下さりありがとうございます。☆

☆これからも宜しくお願い致します。☆
   ↓
にほんブログ村 その他趣味ブログ 将棋へにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

盛上練習 ~その12~

2011年06月08日 | 盛上練習
写真はありませんが、

前回盛上ました並彫の歩兵が順調です。

そこで追加の彫埋駒を制作しています。

右端にあるのが空研ぎ用の#600ペーパーです。

彫埋仕上げにする場合、#600そのままですと、

木地表面に細かなキズが残ります。

そこで小生の場合「使いふるし」で作業します。

これですと、実質の番手は

#1000ぐらいかと思います。

この後、面取り→磨きに移ります。


*************************
* 被災地の皆様へ心よりお見舞い申し上げます。    *
*************************

☆いつも押して下さりありがとうございます。☆

☆これからも宜しくお願い致します。☆
   ↓
にほんブログ村 その他趣味ブログ 将棋へにほんブログ村




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蜀紅書 Round2 ~その5~

2011年06月07日 | 大阪駒(蜀紅・草流・芙蓉・安清)
シリーズでお伝えしております蜀紅書です。

全ての歩兵と香車を彫り終え、桂馬の制作に入っています。

納期に未だ余裕がるので、丁寧に作れます。

蜀紅書の中で、一番お気に入りなのがこの桂馬です。

特に桂馬の「木ヘン」と、

「圭」の字のタテ棒の部分(=一番太いところ)

を彫るのが好きです。

印刀を一気にグイっと入れて、

断面の鋭さを出す様に心がけています。

▲3七桂馬!!と指した時に

パチン!!と良い音がして、

同時に深彫り部分が

キラッ!!と輝く様に作りたいと思います。

(完全に自分の世界に入っていますので、

テキトーに流して下さい)

妄想ついでに言いますと、

この蜀紅は「弁慶」の様な

屈強な男性に似合う駒をイメージしています。

剛直な感じを出したいと思います。

*************************
* 被災地の皆様へ心よりお見舞い申し上げます。    *
*************************

☆いつも押して下さりありがとうございます。☆

☆これからも宜しくお願い致します。☆
   ↓
にほんブログ村 その他趣味ブログ 将棋へにほんブログ村








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

木地調整 ~その4~

2011年06月06日 | 将棋駒製作
古い木地を使用する時だけ行う作業がこれです。

「油分補給」とでも表現すれば良いのでしょうか。

木地は必ずしも新しければ良いと言えない様で、

伐採後10年以上乾燥させてから

駒形に加工しているケースもザラだそうです。

ただ、確かに新しい木地の方が

一般的に柔らかく、粘りがあるので、

彫り易いのは事実かと思います。

その状態に戻すためにやっているのがこの作業という訳です。


使用しているのは京都にある油専門店

「中山油店」の「荏油」です。

スーパーマーケットで売っている食用荏油とは異なり、

主に建築関係の方々が使用されるもので食べられません。

1本数千円もするので、勿体無いのですが(実は頂き物ですが)、

まるで一杯目の生ビールの様にグイグイと

木地が荏油を吸いこんで行きます。

「おいおい!ちょっとは遠慮しろよ!」

って感じです。

以前別の記事でも書きましたが、

荏油は「乾性油」ですので、

椿油のようにいつまでもベタベタする

心配がありません。優れものです。

*************************
* 被災地の皆様へ心よりお見舞い申し上げます。    *
*************************

☆いつも押して下さりありがとうございます。☆

☆これからも宜しくお願い致します。☆
   ↓
にほんブログ村 その他趣味ブログ 将棋へにほんブログ村












コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

木地調整 ~その3~

2011年06月05日 | 将棋駒製作
続く作業は、表面の研ぎ(=均し)です。

空研ぎ用のペーパーを使用して、

木地の表面がツルツルになるぐらいまで削ります。

小生は#600を使用しています。

木地の厚みに注意しながら、

ゆっくり作業は進みます。

特に残るとみっともない

「サンダー痕」に注意が必要です。

ツルツルレベルまでやらないと、

このサンダー痕を見落とすんです。


作業場は黄楊の木の粉だらけで、

防塵マスクなんかしています。

でも、この粉とてもよい香りがします。

*************************
* 被災地の皆様へ心よりお見舞い申し上げます。    *
*************************

☆いつも押して下さりありがとうございます。☆

☆これからも宜しくお願い致します。☆
   ↓
にほんブログ村 その他趣味ブログ 将棋へにほんブログ村




コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

木地調整 ~その2~

2011年06月04日 | 将棋駒製作
木地を中性洗剤で洗い、

ザルに入れて乾燥させているところです。

風通しの良い日陰で一休みです。

基本的に木は水に濡れるとよくありません。

「曲がり」の原因になります。

ですが、ホコリや汚れを落とすには

水洗いが一番ですので、

ここの作業は結構手早くやっています。

洗った後は素早く乾燥!!です。

表面の樹脂跡も少し減りました。

なお、言うまでもありませんが、

こんなやり方をしているのは

小生だけかも知れませんので、

あくまでもご参考ということで。。。。

*************************
* 被災地の皆様へ心よりお見舞い申し上げます。    *
*************************

☆いつも押して下さりありがとうございます。☆

☆これからも宜しくお願い致します。☆
   ↓
にほんブログ村 その他趣味ブログ 将棋へにほんブログ村


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

木地調整 ~その1~

2011年06月03日 | 将棋駒製作
押入れの奥から出てきた木地です。

3年ぐらい前に購入しましたが、

あまり出番がないまま、

月日が過ぎてしまいました。

よく見ると、表面が汚れた様に見えます。

勿論ホコリなんかもありますが、

染みの様なものは樹脂ですかね。

木地の内側から出てきています。

自然のものですから致し方ありません。

字母紙が貼れる状態に仕上げるまでを見て参りましょう。

まずは中性洗剤で洗うところからスタートです。


*************************
* 被災地の皆様へ心よりお見舞い申し上げます。    *
*************************

☆いつも押して下さりありがとうございます。☆

☆これからも宜しくお願い致します。☆
   ↓
にほんブログ村 その他趣味ブログ 将棋へにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

根付 本格派 ~その12~

2011年06月02日 | 根付 本格派
ただ今(自分で)出品中の根付です。

通常の駒は、写真撮影等の専門性が違いますので、

オークション代行社さんにお願いしています。

ただ、将来的には自分でも出来るようになりたいと思い、

練習のつもりで出品しています(作品は本気です)。

写真も結構上手くなりました(よね?)。

でも、未だ入札ありません(笑)。

*************************
* 被災地の皆様へ心よりお見舞い申し上げます。    *
*************************

☆いつも押して下さりありがとうございます。☆

☆これからも宜しくお願い致します。☆
   ↓
にほんブログ村 その他趣味ブログ 将棋へにほんブログ村
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

根付 本格派 ~その11~

2011年06月01日 | 根付 本格派
根付づくりも奥が深く、やり始めると止まらなくなりますね。

やはり携帯電話のストラップにする方が多く、

そうすると「小駒サイズ」の方が人気があります。

一番人気は香車ですが、と金や桂馬も良い様です。

アクセサリーですので、木地の厚さも

やや薄めが良いとご購入者からアドバイス頂きました。

その他、ご自分のお名前を彫る依頼も多く頂戴します。

写真左上の駒は篆書です。

雰囲気があってよいですね。

拙作ですが、喜んで下さる方がいる限りは

作り続けて参ります。

*************************
* 被災地の皆様へ心よりお見舞い申し上げます。    *
*************************

☆いつも押して下さりありがとうございます。☆

☆これからも宜しくお願い致します。☆
   ↓
にほんブログ村 その他趣味ブログ 将棋へにほんブログ村





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする