<「大統領の料理人」「偉大なるマルグリット」のカトリーヌ・フロ演じる
バラ園経営者と素人集団たちが世界屈指のバラ・コンクールに挑む姿を
描いたドラマ。フランス郊外で父が遺した小さなバラ園を経営する頑固者の
エヴ。人を雇う余裕などなく、倒産寸前に追い込まれたバラ園に、
職業訓練所から派遣された3人の素人がスタッフとして加わることとなった。
しかし、バラに関して何も知らない彼らはエヴを手助けするどころか、
足を引っ張ることに。そんな中、エヴは世界初となる新種のバラの交配を
思いつき、バガテル新品種国際バラ・コンクールに挑むことを決心するが……。監督は本作が長編監督2作目となるピエール・ピノー。
映画.comより>
最初エヴは薄い柄物の着物を着てた。えっ?
どういう感覚なのだろうと思ったが、それがエヴの好みだったの?
なんだか親しみさへ感じてしまった😊
バガテル新品種国際バラコンクールでは白いバラを展示したが、大手企業の“ラマンゼル”バラ園のバラには負けてしまった。
来年には是非とも新品種“ライオン”のようなバラを作りたいエヴ。
素人集団のフレッド(メラン・オメルタ)、サミール(ファッシマ・
プヤメッド)、ナデージュ(マリー・プショー)。いくら職業訓練校から
来たといってもバラの栽培とは思っていなかっただろう。
しどろもどろの3人。一つ一つエヴが教えていくが・・・
新品種を作るためには“ラマンゼル”のバラ園からライオンと呼ばれる
“バラ”を盗むしかないと思って実行するのだが・・・
(フレッドが主にバラを盗む役になった。危険きまわりない)
3人に協力を得る。ごまかし、ごまかし盗む作業がドキドキものだった。
よくぞ盗んだと思って、監視カメラもあるのに・・・😀
翌日、警察官達がやってきたが別の事件のことだった😀
フレッドが黄色いバラを盗んできたので、この件を言われるかと見ている
方もドキドキものだった。警察官がフレッドの顔を見て「おまえ、
どこかで見た顔だな」と言われたときもドキッとした。
すみの方でナデージュが顔を見られないように椅子に座っていた。
「彼女は花粉症で・・・」とかごまかしていた。この辺がおもしろかった。
3人にそのたびにバラの世話をさせるようにしていったエヴ。
フレッドの過去は軽犯罪ばかりで6回も警察のご厄介になっていて、
親から見放されたみたい。愛が欲しかったのかな~😐
受粉の季節になってその作業を見せていた。せっかくの受粉を台無しに
させないため、紙を被せる。そんなころ、大雨、雹等降って出荷するバラ
が全滅。「もうダメ園は閉める」となり、ラマルゼルが買い取るという話し
になって・・・何気にナデージュが畑の方に出向くと赤白のバラが綺麗に
咲いていた。それをラマルゼルの前に置く。「香りが強く、〇〇の香りも
するし△△の臭いもする、こういう花が出来ました」と強調する。
3人の丹誠こめたバラのおかげで園は買い取られずに済んだ。
そのバラの名前は“イパネバの娘”と名付けられた。
その年のバラコンクールでは優勝でもしたのかエヴが喜びの声をあげていた。
フレッドはパリに香水の勉強をしに行くことに。
「いつでも帰っておいで」とエヴの言葉に笑顔で応えていたフレッド。
心温まる話で気持ちがよかった。字幕ですが、感動しました。