あきここの豆だいふく

VIVA 日常の嗜好品

本~大人目線、子ども目線

2009年05月13日 | 日記
先日、のんたんと一緒に本屋さんに行った時の話。

入ってすぐの幼児・児童書のコーナーでおばあちゃんと孫(小学中学年くらい)の男の子が本を物色している。
それが、なんだか殺気立っている(^-^;)
おばあちゃん「○○君にはこういう本を読んで欲しいの。つまんない本ばっかり読んでいないで、字が読めるんだからこういう本を読んでみなさい」
○○君「・・・・・・」

○○君はおばあちゃんが物色する伝記モノ『野口英世』『一休』よりもその下段の『恐竜大百科』『宇宙迷路』に断然興味がある模様。

のんたんが隣で『アンパンマンだっこおんぶ』『アンパンマンたかいたかい』を読み聞かせするようにひとり劇場するのをおばあちゃんは時おり微笑ましそうに見ているが、自分の孫にはすごい怖い声で「そんな本ダメ!!!」「こっちにしなさい」「ほら」「そんな本買わないわよ」「こういう本だっておもしろい」「字が読めるんでしょ」と責め立てる。

あわわゎゎゎ。
そんなふうに言ったら、本がキライになっちゃうよ。

なんだか私のほうが泣きたくなりました。

 *

こんなことを思い出した。
小学校にいた石川先生(おばあちゃん先生)は、すごーく優しくて、「本は何でも栄養になるから、いい本であろうと、マンガであろうと、絵本であろうと、好きな本はどんどん読みなさい。マンガにだってちゃんと漢字は出てくるからいつの間にか勉強になっているんだよ」と言っていた。

好きこそものの上手なれ。

好きな本からこそ濃厚な栄養が得られるかもしれない。

 *

結局、その少年もおばあちゃんに超絶賛される伝記も、どちらもかわいそう。そんな風に責め立てられなければいつか伝記も読んだかもしれないのに。

とは言え、我が家ものんたんには月刊誌(雑誌)ではなく、『はらぺこあおむし』みたいな長く楽しめる、愛せる絵本を選んで欲しいな~とこの頃強く思っている。(無理強いはしないけれど)

のんたんが選ぶとおまけや付録が欲しいから雑誌が中心になるんだけれど、この頃は”ひと月に1冊”と言い聞かせるようにした。これは選んで欲しくないからじゃなくて、我慢することとか、お小遣い(私の)の制限があるからなんだけれどね。

しばらくは大人目線の絵本と子ども目線の絵本の二本立てになりそう。でもそれは自然なことだと思う。
おばあちゃんも『恐竜大百科』に『野口英世』をそっと忍ばせてプレゼントしたらいいのになぁ~と反面教師な体験でした。それにしても怖かった。

 ***

こどもの日に母マサコさんから届いた、のんたんへのプレゼント。
郵便局の「こどもの日・絵本セット」だったんですが、その中に鯉のぼりのペーパークラフトがありました。これが難易度高くて。やれやれ。

1時間半くらいはかかっちゃいました。
途中何度も壊されそうになり、イライラがっ!「今はダメ~完成してから壊して~」と何度も言っている私。
これは私の情操教育に良くないわ。

なんとか完成したものの、支柱がななめってるぅ。