今朝、次女をスクールまで歩いて送りました。片道20分以上かかりますが、とても大事なコミュニケーションの時間です。
三曲、歌いました。
一つ目は、志村けんが、ちあきなおみの「夜へ急ぐ人」をコントで歌うのですが、それを私と娘二人がYou Tubeで見て大好きで、次女も歌詞を覚えているので、それを一緒に歌いました。これはご愛嬌。
二つ目は、長女が小さい頃によく、お風呂の中や子守歌で歌ってやった、ゴダイゴの"Holy & Bright" です。私は歌が得意(その代り、絵は究極に下手)なのですが、次女も聴き覚えがあったようで、何度か歌ってやりましたが、楽しそうにしていました。
三つ目は、武田鉄矢の「人として」です。この歌も以前、お風呂の中で歌ってやったりしていましたが、最近、「武田鉄矢の今朝の三枚おろし」にはまっていることもあり、歌ってみました。
サビの部分、
「人として人と出会い、人として人に迷い、人として人に傷つき、人として人と別れてー、それでもー、人しかー、愛せないー。」と歌っているときに、いろんなことが頭をよぎり、泣いてしまいました。
次女は、歌を歌っていた父親がいきなり泣き始めたのでびっくりしていましたが、理由を教えてやりました。
理由を教えた後、スクール近くの交差点でぎゅーっと抱きしめてやりました。
そうすると、次女も少し考えて、短い「人の歌」を作って、歌詞を教えてくれました。
やはり、トルコ出張で、相当に感性を刺激されたようでございます。。。
日々、無数の判断をしながら、前進して生きているわけです。
マネジメントとは何ぞや、と仕事においても生活においても常に考えますが、一つの解釈の仕方は、「時宜を見て、適切に優先順位を付けること」かなと思います。
大先生方も絡む大きなイベントの調整を急ぐことも大事ですが、目の前の次女のお世話も大事なわけです。今日は、朝は長女のお弁当を作り、次女をスクールに送っていき、午前のみでスクールの終わる次女を迎えに行って、そのまま一緒にフランス語のレッスンに行き、次女を90分間、DVD鑑賞させながら私はレッスンを受けます。次女がスクールに行っている間に、私はマルシェで買い物も済ませ、研究のスカイプミーティングも行います。
私のレッスンの終わった後は、日本へ荷物を送る段ボールを受け取るために都心のヤマトの営業所に行ったり、フランス国内出張のためのTGVの切符を購入したりもします。すべて次女を連れてです。
その後、長女のお迎えにも行き、夕食も食べさせてから、今夜は岐阜大の国枝先生がパリに来られるので一緒にディナーです。明日は、国枝先生にもフレシネーのPC橋梁群をご案内する予定です。
今朝の私にとっては、マルシェでサーモンの切り身を買うことも非常に重要。それがあれば、明日の夕食を奥さんが作れるからです。
サーモンの切り身と、日本の重要業務の段取りも、重要性はタイミンングによって異なります。
目の前の子どもの相手も、大事な業務に追われているときには面倒になることもありますが、大局的な視点を持てば、どちらが重要でしょうか。
「7つの習慣」における「第二領域」(急がないけど重要なこと)も同じ概念かと思います。
人間はみな同じように生きているように見えて、実はまったく異なる考え方(原則)に基づいて生きています。
私は、大局で間違わないように、緩くマネジメントして、突発的な状況にも柔軟に対応できるように、今のところは生きているつもりです。