人間はどうしても偏見を持ったり、バイアスがかかった状態で物事を見てしまいがちですが、私のそういう「騙された」状態を解いてくれる重要な情報を勇気をもって発信し続けておられる武田邦彦先生の動画で、渡辺 正先生(東大名誉教授、東京理科大教授)の『「地球温暖化」狂騒曲』(社会を壊す空騒ぎ)、という図書を知り、さっそく購入して、衝撃を受けながら読んでいます。
なぜか最近、突然に「脱炭素」や「カーボンニュートラル」という動きが世界中で大きなうねりとなり、日本のコンクリートの分野も、猫も杓子も脱炭素、というような騒ぎになってきています。
私自身は極めて胡散臭い流れだな、と疑念は感じていましたが、渡辺先生の本では、冷静に、信頼できるデータをいくつも見せながらニュートラルに説明され、私のバイアスのかかった状態が解き放されていく感覚に衝撃を覚えながら読んでいます。
世界がそのような動向になってしまっているのは様々な理由があるでしょうが、真実に蓋をして、「思考を停止して」、流れの中でただ活動する、ということに私は強い抵抗を覚えます。
世界の動向は分かった上で、ニュートラルな視点を持ち、本当に意義のあることは何なのか、を研究者としても良く考えたいと思っています。この本を読破した後に、「炭素」と極めて密接な関わりを持つコンクリート工学における真に意義のある方向性について熟慮し、このブログでも改めて書いてみたいと思っています。
内容には衝撃を受けることが多いですが、極めて冷静に書かれている本なので、ぜひご一読をお薦めします。
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