7月10日(金)に仙台河川国道事務所で品質確保の講習を行いました。
仙台河川国道事務所の監督官が全員集まったのではないか、という話を聞きましたが、45名程度の聴衆を相手の講習会でした。聴衆のほぼ全員が、直接、コンクリート構造物の品質確保に関わる方々なので、やりがいのある仕事です。
私が90分の講義を行い、その後に、品質確保チャンネルにもアップロードされている、20分の教材用動画を復習も兼ねて視聴し、その後、仙台塩釜道路の現場に移動して、目視評価法等の実習を行う、という内容でした。
現場での実習では、志願してこの講習に参加された日大の子田先生に講師を務めていただきました。
非常に充実した内容となったようです。この講習を半ば主導的に企画した東北地方整備局の道路工事課の遠藤専門官がそう言ってました。遠藤さん自身が非常に勉強になったようです。
品質確保の土壌を整備する、施工状況把握チェックシートと目視評価法は、どちらもA4一枚で実施できる簡単な方法ですが、その奥深い背景や、本当の目的がなかなか理解されにくいものです。昨日の私の講義も、哲学的な内容も多く含みますし、東北の復興道路で実践が始まった経緯から、今後に目指すべき本当の目的も含め、具体的な事例をふんだんに盛り込んだ内容にしました。
遠藤さん曰く、講習に参加した国交省の職員も、現場では目を「キラキラ」させて楽しそうに実習していた、とのことでした。
うれしいことです。
仙台河川国道事務所は、北は陸前高田から、南は福島県との境までを扱う非常に事業量の多い事務所だそうです。今後、東北での展開の中核の一つを担っていただけるものと大いに期待しています。
今回は国交省の職員がほとんどでしたが、すぐに施工者も対象とした講習会をする必要がある、という提案をしました。昨年、南三陸国道事務所や三陸国道事務所では施工者を対象とした講習会を行い、それが起爆剤になった経験があるからです。
夜は、遠藤さん、子田先生と、駆けつけてくださった南三陸の佐藤所長と4人で、濃厚に懇親をして、新幹線で帰宅しました。
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