小言コウベイN

日々感じた風刺等について書いています。

後妻業

2014-01-20 11:14:08 | 日記
         後 妻 業    NO.298
 高齢の男性にはかなりの財産を持ってる人がいます。
ただ、これから先どれくらいの金が必要なのかがわからない不安があって、無駄遣いしないだけ。
細く長く生きて行こうと思っている反面、なにかに熱中する刺激のある余生も経験したいという思いもないことない。
そんなときにカラオケスナックで巡り合った女性に「あなたの老後は私が面倒見るわ」なんてささやかれたら、心が動かない方が不思議。
息子や娘に「年甲斐もない!」と反対されても、「俺の人生だ!」とそれを押し切ってゴールイン・・・まではいい。
でも、女性が「妻」の座につくと物事はそう簡単なものではない。
「妻という字にゃ勝てやせぬ 泣いて別れた河原町」(お座敷小唄より)とあるように、妻の地位は強大。
高齢男性が久しく遠ざかっていた爛れるような生活に浸ると、時をおかずして健康を害する。  脳梗塞や心筋梗塞など。
入院したって、息子や娘に入院先さえ教えないし合せない。
お金は遣い放題でも、誰も文句の言いようがない。
後妻が親を虐待しているというような、差し迫って具体的な事実が証明できない限り、人身保護法による救済や保護の申し立てもできない。
明らかに親の財産を食いつぶしているというような実態があっても、それを抑止する法的な手段もない・・・というような「事件」が法律事務所に持ち込まれている。   こういう「事件」は正に弁護士泣かせ。
警察も行政も手が出せない。
「夫」が死亡しても、悪くても遺産の半分は自分のものになる。
そういう「後妻」の幸せを見て、模倣する人が出てくる。
コメント
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