29.10.28 寝 た き り NO.1691
外国が良くって日本はダメだ!と言う気はさらさらありませんが、欧米では寝たきり老人はい
ないと言います。 その理由は高齢者が終末期を迎えると食べられなくなるのは当たり前で、
そういう原理を無視して無理やり流動食を食べさせるなどの延命を図ることは非倫理的だとい
うことを、国民のみんなが認識しているからだと言います。
日本のように高齢で食べられなくなったからと言って、経管栄養の補給や点滴はしません。
内服薬のみの治療です。 したがって両手を縛って拘束する必要もありません。
つまり多くの「患者さん」は寝たきりになる前に亡くなって行くのです。
寝たきりがないというのは当然です。
「長生き地獄」 松原 淳子 著 SB出版より抜粋しました。