29.10.29 孤 独 死 NO.1692
「孤独死程素晴らしい死に方はない」という人がいます。 脳卒中などで倒れた時に、なま
じ同居人がいれば絶対に大騒ぎになり、救急車を呼ぶでしょう、そして、手術か延命か・・・
の救命医療が施されます。 そうすると、もうあの世に行ってもよい年齢・身体の状況の人
だって生命を生きながらえさせて、本人の意思とは関係なく「生きる屍」「植物人間」にしてし
まいかねません。 家族がいない一人住まいだとそういうことにはなりません。
家族がいない方が幸せ、だれにも邪魔されずに死んでゆけるのだと言います。
ちょっと極論だな・・・と感じますが、自分だったらもう80年も生きてきたのだから延命治療は沢
山です。 「生きる屍」「植物人間」として命を長らえたい気持ちはありません。
でも、こういうこと(延命治療は要らないこと)は、平素から家族にきちんと話しておくことが大事
で、出来れば公証役場に行って「尊厳死宣告」を書面にしておくことが重要です。
「生き地獄」 松原 淳子著 SB新書を参考にしました。