小言コウベイN

日々感じた風刺等について書いています。

ゴワサン

2024-11-15 07:52:27 | 日記

        R,06.11.16    破   産   NO,4335

そろばんを習った当初、「ごわさんでねがいましては・・」という意味が解らなかったけど、

そろばん上にある珠をすべて消し去るとだとわかった。

後になって「ゴワサン」は、ご破算…つまり資産も借金もすべてゼロから出直し、

という意味であると知った。

その「ご破算」平成15年には25万件あったが、令和4年には8万件に減っている。

政治がよくなったとは思えないが、いい傾向にあることは違いない。

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2024-11-14 07:38:10 | 日記

     R,06,11,15     病    NO,4334

 中曽根康弘が総理大臣だった頃、広島の原爆病院を訪れた際に、慰めのつもりで

言ったのだろうが「病は気からと言いますから…」と言って、顰蹙を買った。

当たり前だが、なんで原爆病が「気」からなんだ!

このように一般的に使われている言葉でも、時と場合によってはとんでもないない

間違いを起こすことがある。

「死んだ子の歳を数えても仕方がない」というのも当事者にとっては残酷な話だ。

慣用句にも気を付けたい。

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くらわんか船

2024-11-13 08:38:36 | 日記

    R.06.11.14  食らわんか船  NO,4333

くらうは「食う」で、食わんかえ!は、高慢ちきに・投げやりに人に言いつける乱暴な言葉だ。

そういう名称の物売り船が昔あったし、今でも枚方あたりに同じ名称のレストランがある。

その昔、大阪城落城の時、家康の孫娘「千姫」の救出に尽力した船頭が、のちにお上の特別の

計らいで、船旅で上下する旅人食事など販売する特権を与えられ「売ってやる」

「食わせた多やる」式の高慢ちきな商売をやった軌跡だ。

「奢る平氏は久しからず」で長続きはしなかったのだろう。

人はいくら財を成しても、どんな高い地位についても「謙虚」が必要だろう。

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長良橋

2024-11-12 12:26:13 | 日記

            R.06.11.13   長 良 橋  NO,4332

淀川にかかる長良橋という橋がある。 江戸時代には大雨に何度も流されて消失した。

ある時、橋の建設に際して「川の神に(人柱)として、生きたままの人身を

(生き埋めして)ささげないといけない」と提案された。 じゃあ誰がその人柱になる

のかということになって、結局は言いだし兵衛の男がそうならざるを得なくなった。

その娘は、それ以来そのショックで口がきけなくなった。

 娘が嫁ぐときにその長良橋を籠で渡った。

供の者に一枚の短冊をさしだした。 そこに書かれていた言葉は「もの言わじ 

父は長柄の人柱 雉も鳴かねば 撃たれぬものを」だった余計なことは言わない方がいい。

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目安

2024-11-11 07:51:31 | 日記

    R,06,11,12  目     安  NO,4331

「目安」と言えば大まかな目標でしょう。  「吟味」と言えば試しという意味でしょう。

しかしこれらのことばは、江戸時時代には違った意味で用いられていました。

「目安もの」と言えば   民事訴訟をさし「吟味もの」と言えば刑事訴訟をさしました。

今の弁護士は「代言人」で、今の司法書士は・行政書士を「代書人」と言った。 

代言人・代書人の地位は低く、裁判官と検事役を兼ねた奉行が強かったので、

公正な裁判など期待できなかった。 今でもそうだけれど。 「自白が証拠の王」ということで、

拷問は合法的だった。 袴田裁判に思う。

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