R,06,11,11 広 田 弘 毅 NO,4330
先の戦争で戦犯となって、絞首刑に処せられた７のうち、文官は広田弘毅ただ一人だった。
広田は行けゆけモード中にあって、唯一戦乱の拡大を防止しようと命がけで戦った人だった、
極東裁判でも、在任中の行動をつまびらかに明らかにしすれば、極刑を免れたかも知れないが
、他の被告人が、弁明に汲汲とするなか彼は一切の弁明もせず、弁護士のアドバイスも受け
入れないで、戦時の総理だったことは戦争に加担したことだと、自分を納得させて、
絞首刑の露と消えた人だった。戦時の総理大臣が無罪とは言えないが、立派な人だったようだ。
城山三郎「落日燃ゆ」より。
R.06.11.10ステレンキョー NO.4329
お上を愚弄する不届者と言うことで、男は御用となり、打ち首・獄門という沙汰になった。
奉行は言った。 お前の申し出たステレンキョーというのは、お前が先に言ったテレスコ
を陰干ししただけなんだ 愚か者。
打ち首の前に奉行は「なにかこの世に言い残すことはないか？」と言った。
男は言った「ありますとも お奉行様 わが孫末代まで イカのほしたものを
スルメなんて言わさないでください」「そんなこと言っちゃあクビが飛ぶって・・・」
奉行はカンラカラカと笑って男を解き放ちました。
R,06,11,０９ テ レ ス コ NO,432８
昔、ある領内で珍しい魚が捕れた。 領主は懸賞金を出して、「この魚の名前を
知っている者は申し出と！」とお触れを出した。
すると、ある男がそれは「テレスコ」だべ・・・と申しでて、まんまと懸賞金をせしめた。
どうも納得がゆかない領主は、その魚を密かに陰干ししてひからびた「テレスコ？」にした。
そいつをまた、魚拓にして「またまた領内で珍しい魚が捕れた「誰かこの魚の名前を
知っているものは名乗り出よ！ 懸賞をとらせる」と言った。
味を占めた先の男が今度も申し出た。 そいつはステレンキョーだべ 続く。
R,06,11,08 子供サミット NO,4347
平成１５年３月だったが、父を肺がんなくした中学生・飲食店で煙を間接的に
吸わされて気分が悪くなった小学らが集まり「煙草やめて！ 子どもサミット」が開かれた。
鳥取県の女子中学生は、禁煙に失敗して肺がんになった父の闘病生活と家族の悲しみを話した。
医師から末期を宣告された家族の、クリスマスや卒業パーテイなど、たくさんの思い出を話し合お
うとしたが、起き上がることもできない父の姿も報告された。
タバコは吸う本人だけでなく周囲の人も不幸にする。 それでもあなたは「たばこ吸いすか！？」
と問う。
R,06,11,07 寿司職人 NO,4346
女は乗れない戦闘機という軍歌があった。 近年は女性パイロットもいるだろうし、
宇宙飛行士だって女性がいるかもしれない。 職業による男女区別はほとんど見られない。
しかし、寿司職人には女性はいない。 なぜそうなのかというと、多分お化粧のせいだろう。
化粧品に触れた手で微妙な味覚の寿司を握ると匂いが移るからだろう。
ところで、私の嗅覚はかなり敏感だった。
事務をしていて、椅子の後方を通った女性が誰であるのかを匂いで感じることができた。
でも、敏感なことはいいこととは限らない。
金木犀・お寺の線香のにおいをかぐと頭痛がする
。
