R.06.11.13 長 良 橋 NO,4332
淀川にかかる長良橋という橋がある。 江戸時代には大雨に何度も流されて消失した。
ある時、橋の建設に際して「川の神に(人柱)として、生きたままの人身を
(生き埋めして)ささげないといけない」と提案された。 じゃあ誰がその人柱になる
のかということになって、結局は言いだし兵衛の男がそうならざるを得なくなった。
その娘は、それ以来そのショックで口がきけなくなった。
娘が嫁ぐときにその長良橋を籠で渡った。
供の者に一枚の短冊をさしだした。 そこに書かれていた言葉は「もの言わじ
父は長柄の人柱 雉も鳴かねば 撃たれぬものを」だった余計なことは言わない方がいい。