いやあ、この切手には欧文三日月印が映えるなあ...なんてこのマテリアルを見てると歓心してしまう。オークション誌等を見ていると結構こういう欧文消しは有るみたいだ。戦後の記念特殊切手を収集する上で、この横山大観画の『霊峰不二』は是非とも欧文三日月消しをコレクションに入れたい。問題はその次じゃないだろうか?鉄郵印、欧文ローラー、県名カタカナローラー、和文機械印、和欧文機械印...等々難関な消印は多い。県名カタカナローラーって存在するのかな?未だお目にかかったことすらない。
データは『高槻 55』のD欄元号入りの和欧文消し。定形50㌘の料金として親交のあった収集家が私宛の郵便に貼付してくれた切手です。未だこの頃は、同切手の未使用は額面近い価格での入手は出来なかったが、結構大盤振る舞いでこういう切手を何度か貼付してくれたと記憶している。発行当初が外信用の額面だったが、10数年経過してこんな風に使用されるとは...。でも、発行日に近い機械印消しが欲しいなあ!
昭和43年('68年)12月から和欧文機械印が東京中央、日本橋、芝、渋谷、新宿局他数局で使用された。画像アップした'69年文通週間『甲州三島越』には、札幌中央局の和欧文機械消しが押印されている。札幌中央局で同印の使用が昭和44年11月だから、この押印された日付は初期使用の印となります。和欧文機械印のリング部の満月ではないが、データは『69.11.29 SAPPORO』と判読出来る。一寸珍しい使用例じゃないのかな?
切手図案が誰を描いているのか分からない位綺麗に(?)和文櫛型印の満月消し。同志社大学は西陣郵便局の管轄内にあり、これの初日カバーには“西陣局”押印のものが多い。
しかも、画像アップした切手に押印されている日付が『25.11.28』で、切手発行が『25.11.22』なので極初期使用。即ちこれは関連局の初期使用というマテリアルなのです。
しかも、画像アップした切手に押印されている日付が『25.11.28』で、切手発行が『25.11.22』なので極初期使用。即ちこれは関連局の初期使用というマテリアルなのです。
切手の刷色と消印の色とが同化して、判読し難いのですが『渋谷 46.1.1 年賀』のデータの和文機械印押しです。こういうマテリアルが個人的に好きですね。葉書額面の記念特殊切手では、ふみの日や郵便番号普及、国土緑化等の普通切手サイズ以外では国体切手には多く存在しますが、他は捜すのに一寸難しい気がします。特に機械、和文櫛型共年賀印の良消しはオーダーキャンセル以外は数もそんなに多くなく、機会があれば入手しておきたいマテリアルですね。