新・日記どす(DOS)

写真は「ビートルズ」のヘルプごっこ(笑)~音楽からB級スポット訪問記まで、幅広くいろんなことを…笑いをこめて…綴ります~

巨大仏マニアの私…羽島市竹鼻にある「佐吉大仏」に会いに行く!

2023-06-24 06:13:04 | B級スポット

東海地方限定…笑…
…ではあるが…
私は…「大仏」マニアである…

(えっ??いつから??…笑)

大仏があるという情報をきけば…
…暇を見つけて駆け付ける!!

(すぐに!!じゃないんだ…笑)


過去にも
日本三大仏の一つらしい???
岐阜大仏を始めとして
名古屋大仏
布袋の大仏
衆楽園の大仏
北大仏
犬山の成田さんの大仏

刈宿の大仏
…と…訪ねては、このブログに書き綴ってきた…

(ぜひ過去記事を読んでみたいと思われる方
「●●大仏 日記どす」のキーワードで検索してみてね…
必ずヒットするから…)


そんな大仏マニアの私が今回紹介するのは

岐阜県羽島市に鎮座する

佐吉大仏

永田佐吉が寛延3年に建立した高さ4.9mの青銅造りの釈迦仏坐像

これが、な、なんと今まで巡ってきた大仏と違って、個人名がネーミングについてる大仏様なんだな…

江戸時代の竹鼻出身の商人・永田佐吉さんが建立した大仏様なのよ!!

 

そんな佐吉大仏に会いに…行ってきました…

 

名鉄竹鼻線に乗って

降りる駅は

「羽島市役所前駅」

「羽島市役所前」とあるのに、この駅の目の前には羽島市役所はなく…駅から羽島市役所へ歩いていくよりも、ウンと近い駅前にいてる「佐吉大仏」

うん、駅名を「佐吉大仏前」にした方がウンと親切なのに…と思いながら

駅から徒歩とほとほ1~2分で

大仏児童公園に到着

大仏児童公園といっても、大仏はいないし、大仏らしい遊具もない…フツーの公園…

瞬間的に思った…上記の写真の奥の建物、お寺っぽいよね…

 

大仏児童公園の横には、祠があって、なんか参道っぽくなってるし…きっとあの寺が「佐吉大仏」さまのいてる「大仏寺」に違いない

…と思って進めば、お墓がみえてお寺には間違いなんだけど…柵があって行き止まり…

このお寺、よくマップ観てググってみたら、お寺には間違いなんですけど、大仏寺ではなくて、浄栄寺でした…

 

で…駅前からの道路に戻ると…

その道路沿いに…大仏児童公園のすぐ横に「大仏寺」はありました

コンクリート製の真四角のハコモノで、一見、地方によく見られる歴史民俗資料館っぽいハコモノ…お寺とは思えないけど

 

道路沿いの柵には

私が生まれるウンと前の昭和の頃の竹鼻町の写真と

綴られているのは

「竹が鼻小唄」

歌詞は、竹鼻の伝統産業「美濃縞」にかけているけど、ちょっと切ない感じ

「シャボン玉」「七つの子」の童謡の作者の野口雨情が永田佐吉のことを、この佐吉大仏のことを詠んだ詩の案内看板もあります…

<仏佐吉様 丸さのしるし まるくさらりと 世をわたれ>の「仏佐吉」は永田佐吉さんのこと

 

もう一つ、案内看板があるのは柳原白蓮さんの短歌

柳原白蓮さんは、NHKの連続テレビ小説『花子とアン』で仲間由紀恵さんが演じた蓮子のモデルになってた方

「里人の心に見えてなつかしや 佐吉が残す 仏心は」

とても穏やかな心温まる歌ですね…

でも、それに反するかのように…柳原白蓮さんは「愛に生きる」情熱的な方だったようで…大正時代、九州の炭鉱王、大富豪である夫のもとを離れ、7歳下の男性と駆け落ちをする…「愛なき結婚と夫の無理解が生んだ妻の苦悩と悲惨の告白」と題して、妻から夫へマスメディアを使った縁切りの宣言、そして駆け落ち…これは、当時では、前代未聞の大事件だったとか…

江戸時代の商人、永田佐吉さんは
誠実な人柄によって一代で富を築いたそうで、特筆すべきことは、その得た財産も人々のために使い、石橋の架橋、道標の設置など多くの善行を尽くし「仏の佐吉」「美濃聖人」と称された人物…

柳原白蓮さんは、この永田佐吉さんの人生に心底共感していたに違いない

 

大仏寺に入る手前には

佛心石…

「徳たかき翁のこころかよえりとおもえば石もみ佛にして」

「この石は当市狐穴区の道路に佐吉翁が掛けられた石橋の一片で廃橋に依り当境内に移し永くその篤行を偲ぶ資料です。」と解説板に綴られており

この石は永田佐吉さんが、架けた石橋の一部だそうな

もう一つ…渡船場近くに、永田佐吉さんが手がけた道標

この大仏殿の奥には

佐吉翁寄進の延命地蔵様と佐吉地蔵様

延命地蔵様の表情が、美川憲一さんのモノマネをしているコロッケさんのように見えました…

 

さあ、ここまで引っ張ってきましたが…いよいよメインの

佐吉大仏へと

 

解説板を読みやすく以下に貼っておこうっと…

興味のある方は読んでね

「佐吉大仏は永田佐吉翁によって、宝暦9年(1759)に完成された丈六青銅製の釈迦如来坐像の通称です。高さは石の台座分を含めて4.9m、江戸の鋳物師西村和泉守藤原政時によって鋳造され、5艘の船で22の部品が運ばれ、現在の場所で一体にされました。大仏は「仏恩報謝」を目的として母の奨めにより建立されましたが、大仏だけでなく右の図の様に釈迦堂が形成されていました。 佐吉翁は「勤勉」「正直」「孝行」「奉仕」「慈善」「恩返し」等、様々な徳により「美濃聖人」として称えられました。又戦前の修身の教科書にも採り上げられ日本の徳育教育の柱として全国で学ばれました。 お堂は明治24年(1891)の濃尾震災で焼失し、長らく露座の状態でしたが、昭和37年に再建され、その際「大佛寺」と法人化されました。 尚、昭和21年10月26日、昭和天皇陛下が全国御巡幸の折に、佐吉大仏にお立ち寄りになられ事績をお聞きになられました。」

解説板は他にも

こちらの方が、すんなりと読みやすいかも

これは、写真からも読めそうだから興味のある方は読んでね!

さあ、台座を含めると4.9mの

佐吉大仏とご対面!!

 

な、なんと無料で…無料で…無料で…

細かいことをいうと、お賽銭100円で拝顔できちゃう!!

青銅製丈六釈迦牟尼仏…ふっくらとして、なかなか優しそうな顔立ちです

背中の温かく漏れる光があたかも後光のようで

なんでも、この大仏様は二代目であり、初代の大仏様は江戸から船で運搬中に嵐に遭遇してしまい、船員が沈没を避けるためにやむをえず遠州灘に沈めてしまったとか、このことを知った佐吉さんは「海に沈んだ仏様も、きっと海を守ってくださるだろう」と言われ、この二代目を発注したとか

 

ぐるっと、大仏の廻りを一周できちゃいます…

側面から

 

さてさて、このぐるっと一周する際に、壁面には永田佐吉さんのことがイロイロ解説されてまして…

ここにこれば、永田佐吉さんのことを全然知らなくても、知識がいっぱい入って、呑み会の席で2時間くらいは永田佐吉さんのことを語りたくなる??はず…

まずは、永田佐吉さん、人物ヒストリー

出生

 

このシーンの再現イラストのみならず…人形もあるよ!!

 

勉学

このシーンの再現イラストのみならず…人形もあるよ!!

正直

綿屋を初めて人を信用し正直に商売をしたので、繁盛しお金持ちになったようで…まじめに働いて大成功…まさに道徳の教科書に載りそうな人生…

このシーンの再現イラストのみならず…人形もあるよ!!

 

 

公益

みんなのために、石橋(イシバシ)を架けたり

さて、今の二ホン、どうなっちゃうんでしょうね…

私はいっそのこと、イシバシ(石破氏)に賭けたい気持ちがありますが…笑…でも、自民党のみなさんが、総裁にはしたくないようで…

 

報恩

「佐吉の恩返し」ですな…鶴のように「美濃縞」を織っていた訳ではないようです…

このエピソードは「おんをわすれるな」として尋常小学校の教科書に載っていたそうで

感化

 

山中にて追剥に出会った時は、佐吉翁は身に付けていたものを全て与えて、これで足りなければいつでも店まで取りにくるがいいと諭し、追剥は心を打たれて改心したとか…

このエピソード、凄すぎる…追剥(おいはぎ)は、絶好のカモを捕まえた…とは思わなかったんですね

反省して真人間になったとか…ひょっとしたらこのイラストにある追剥(おいはぎ)じゃなくて、老禿(おいはげ)…老いて禿げたオジサンだったのかもしれないな???

 

慈愛

人間にだけじゃなく…小魚も小鳥も…

佐吉さんはひょっとしたら焼き魚も手羽先も食べなかったのでしょうか

 

情誼

お隣りの餅屋に迷惑をかけたからと繁盛してたのに餅屋を閉店

ふと、佐吉さんの餅屋の味を楽しみにしていた人々が閉店を知り、もう、がっかりしている様子が目に浮かんでしまったのは、きっと私の心が穢れてしまっているからでしょう…

 

 

至孝

このイラストをみて「至孝(しこう)」ではなく「嗜好(しこう)」かと思っちゃいました

寛容

そしてラストは

「隠徳」

「桜をみる会」「森友、加計問題」…「隠徳(いんとく)」ならぬ「隠匿(いんとく)」ばかりしてたあのお亡くなりになった元総理

あの世で、佐吉様と出会って、佐吉様の爪の垢でも煎じてもらって、飲ませてもらってるといいけど…

こちらはケースに入った永田佐吉像…



 

さてさて、参拝記念にと…この

大仏すごろくがいただけます…

「上り」になれば、大仏様になり放題!!!??

 

絵本もあるよ!!

これは、ぜひお買い求めくださいな…

私も小さい子供の子育て中だったら、きっと買ったな…

そんなこの大仏様は病気平癒の御礼として1759年に建立

青銅製で江戸の鋳物師西村和泉守藤原政時に依頼して作らせたもので、人々を救済してくださる釈迦如来さま





最後に真正面から合掌…

さてさて、ここは自宅からは遠い道のり…

だいぶ、疲れていたけど…だいぶ、つかれていたけど…だいぶつかれていたけど…

 

 

この穏やかな安らぎの表情に、疲れがふっとんだ

佐吉大仏参拝だったのでした…

 

大仏殿のすぐ近くに整備された広場があって

そこには歌碑が三つ並んでて…

 

 

 

あ、ひるま(昼間)だからか、あひるも並んでて

 

 

この水は「佐吉仏の和泉」だそうな…

なぜかイルカがジャンプしてる!!

「佐吉仏の和泉」というだけに「佐吉」はどこかにいるか??と思えば…

すぐ横に座っていらっしゃいました…

大仏にならなくても、この像がすでに仏様っぽいですよね…

この像や、大仏様を拝めば

今年の運勢

「大仏」の「佐吉」だけに…「大吉」だー!!