集うべき故郷もなく帰省バス
通学路みな足早に夏期講習
横顔の回り灯籠日記の字
読み掛けの本伏せる頃西日差す
帰り道遠くの森にアオバズク
夕方の鐘終わる頃四十雀
熱帯夜樹液をすする夏の虫
葉に止まる天道虫も時忘れ
定刻に帰る歩幅や矢車草
一日の汗も乾きて風鈴草
七月の積乱雲と初泳ぎ
半年の疲れを忘れ遠花火
通学路みな足早に夏期講習
横顔の回り灯籠日記の字
読み掛けの本伏せる頃西日差す
帰り道遠くの森にアオバズク
夕方の鐘終わる頃四十雀
熱帯夜樹液をすする夏の虫
葉に止まる天道虫も時忘れ
定刻に帰る歩幅や矢車草
一日の汗も乾きて風鈴草
七月の積乱雲と初泳ぎ
半年の疲れを忘れ遠花火