軒先で迎えてくれる日日草
すれ違う子がおじぎする夏歩道
花のみち枯紫陽花や夏来たる
一輪のカーネーションを卓に置く
自転車で颯爽と行く夏帽子
夏の子が浴衣で眠る集会所
窓越しに積乱雲が百面相
この線路待つ人ありや鉄道草
買いたての古書収まりて燕飛ぶ
後半生ふと一輪の仙翁草
嘘をつく顔照らされて蛍籠
上半期労わりて咲く夏花火
白鳥の湖のあと撫子草
通いみち徒歩十分の虞美人草
すれ違う子がおじぎする夏歩道
花のみち枯紫陽花や夏来たる
一輪のカーネーションを卓に置く
自転車で颯爽と行く夏帽子
夏の子が浴衣で眠る集会所
窓越しに積乱雲が百面相
この線路待つ人ありや鉄道草
買いたての古書収まりて燕飛ぶ
後半生ふと一輪の仙翁草
嘘をつく顔照らされて蛍籠
上半期労わりて咲く夏花火
白鳥の湖のあと撫子草
通いみち徒歩十分の虞美人草