超人日記・俳句

俳句を中心に、短歌や随筆も登場します。

#俳句・川柳ブログ 

漱石と俳句とデイライフ

2023-07-30 10:12:48 | 無題
ワイド版岩波文庫「漱石俳句集」を借りてきた。
「寝てくらす人もありけり夢の世に」とか、割と平易に書いてある。
「君逝きて浮世に花はなかりけり」とか、ガッカリ感がよく出ている。
「鳴くならば満月になけほととぎす」とか勝手なことも、冗談で言っている。
「風に乗つて軽くのし行く燕かな」というのもある。
のし行く、というのは遠くまで行くことと書いてある。

最近、私はここで俳句を多く書いているが、反応もそれぞれで、
ちょっと書き過ぎかとも思う。
割と、さばけた感覚の人は、楽しんでくれているようだ。
「漱石と子規 日めくり俳句365日」という本が読みたいが、
なかなか手が出ない。解説付きなので面白いと思う。
最近、友人と話して、私は何年も札幌で汗を流したことを
知っているので、誰も私を生活人として失格だとは思っていないと教えてくれた。
さらに今まで多く作文を発表しているので、
今は次のステージに居て、そのうちまた結実すると
太鼓判を押してくれた。気楽に行きますか。

血糖値下がると意気が低くなる眠るしかない刻も多々ある


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歳時記俳句・綿雲

2023-07-30 00:04:43 | 自作俳句
暮れ掛かる薬師の杜へ夕涼み
緑陰や樹齢千年欅の木
綿雲が願いを乗せて山を越え

戸を開けて光も揺れる蝉時雨
紅白の提灯揺れて夏祭り
短髪が踊るスタジオ夏の窓

森林を歩くと葉陰走る栗鼠
境内の人形芝居 宵涼み
文化財固く閉ざされ夏薬師

風呂敷の八月祭や舞囃子
綿雲の流れる先に苺紅
図書館へ向かう途中の杉落葉

コメント (2)
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