新宿か札幌かさえわからない雑踏に立ち帰れない夢
詩人から賢人になり天に添うそうはいかない人生行路
今生きるこの私とのかかわりで世界の意味が開かれていく
罪深き定めに生まれ若年で世を去るはずがまだ生きている
思想家は40冊の著書残し20冊もの遺稿書き果て
父親や婚約者との葛藤が彼に多くの本を書かせり
実存の思想の本を杖として後半生を満たされて生き
きんつばやバナナカステラ頬張って静かな町で著述生活
黄撫子思わす刻に恥じぬようこの一瞬を無心で過ごす
高々と床に積まれた日記には悲喜こもごもの過去の結晶
七夕に夏の銀河を見に出かけ何も見えずに涼風と去り
始動する機関車の旅繰り返し反復しては筆を進める
詩人から賢人になり天に添うそうはいかない人生行路
今生きるこの私とのかかわりで世界の意味が開かれていく
罪深き定めに生まれ若年で世を去るはずがまだ生きている
思想家は40冊の著書残し20冊もの遺稿書き果て
父親や婚約者との葛藤が彼に多くの本を書かせり
実存の思想の本を杖として後半生を満たされて生き
きんつばやバナナカステラ頬張って静かな町で著述生活
黄撫子思わす刻に恥じぬようこの一瞬を無心で過ごす
高々と床に積まれた日記には悲喜こもごもの過去の結晶
七夕に夏の銀河を見に出かけ何も見えずに涼風と去り
始動する機関車の旅繰り返し反復しては筆を進める