思春期の籠に眩しき夏蜜柑
学童の蛍袋や夜汽車待ち
素足にて仙人掌の花通り過ぎ
梅雨曇り降るやも知れぬ蛇の目草
集会所子が集まりて箒草
待ち人の便りが届く百日紅
夏色の窓辺に咲きし花煙草
道半ば青鬼灯が暗く揺れ
少年の冷やし飴から見た世界
恩人に新茶渡さむ中華街
若者は日傘要らずで炎天下
花束を抱えて明日は夏列車
学童の蛍袋や夜汽車待ち
素足にて仙人掌の花通り過ぎ
梅雨曇り降るやも知れぬ蛇の目草
集会所子が集まりて箒草
待ち人の便りが届く百日紅
夏色の窓辺に咲きし花煙草
道半ば青鬼灯が暗く揺れ
少年の冷やし飴から見た世界
恩人に新茶渡さむ中華街
若者は日傘要らずで炎天下
花束を抱えて明日は夏列車