超人日記・俳句

俳句を中心に、短歌や随筆も登場します。

#俳句・川柳ブログ 

歳時記俳句・霧時計

2023-07-27 00:04:33 | 自作俳句
啼き終わり道に転がる落ちた蝉
二冊目は汗も乾きて青葉窓
パン屋から夏のスタジオ踊る影

籐の籠郵便局に吸い込まれ
花の径新たに咲けり糊空木
ベーカリー行きと帰りで小麦色

大木の葉陰で涼む夏薬師
雑踏の二階通路に霧時計
身の丈を庭のムクゲに追い越され

川床で足を涼ませ冷素麺
夏草や靴音弾む学期末
街路から青き山並み薄雪草
コメント
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