身の丈の小さな器夏銀河
パンカフェが休みし初夏に粉珈琲
盟友が水漏れて消え洗濯機
冷房で思わず笑う土産菓子
寝冷えしてやや気が引ける午後三時
飽きが来た夕焼けの鐘歌詞つける
夏木立ち瞳に映すぬいぐるみ
遠き日の花粉を思う窓若葉
木苺の紅引き直し事務の椅子
古本の線引きを消す半夏生
渡された楽譜も見ずに白鳥座
便り出す手前でやめる含羞草
決め終わる手足の角度夏舞台
合唱の放心のまま夏合宿
パンカフェが休みし初夏に粉珈琲
盟友が水漏れて消え洗濯機
冷房で思わず笑う土産菓子
寝冷えしてやや気が引ける午後三時
飽きが来た夕焼けの鐘歌詞つける
夏木立ち瞳に映すぬいぐるみ
遠き日の花粉を思う窓若葉
木苺の紅引き直し事務の椅子
古本の線引きを消す半夏生
渡された楽譜も見ずに白鳥座
便り出す手前でやめる含羞草
決め終わる手足の角度夏舞台
合唱の放心のまま夏合宿