猫五郎の写真日記

なんか、写真よりも文章がメインになってます。しかも、くどい。要改善。でもなかなかねぇ。

2014/02/02 地球照とM82とオリオン大星雲

2014-02-10 20:17:49 | 天体観測

本日は三日月。
そして、日曜日で、休日。
三日月の地球照を撮影すべく、明るいうちから待ち構えていました。
明るいので、北極星が見えない。
極軸を合わせることができません。
なので、適当に赤道儀を真北に向けました。
長時間露出をするといっても、せいぜい20秒くらいでしょうから、そんなに問題にならないだろうと踏んでいました。


三日月がみえてきました。



早速、地球照の撮影です。
撮影に用いた望遠鏡はSD-80AL、カメラはEOS kiss X3、F12.5、ISO 800、露出時間15秒



撮れたー(^o^)/

でもやはり、極軸が合ってない分だけ、像が流れています。
次回はもう少しなんとかしたい。
極軸を合わせた上で月が出てくるのを待つとなると、やはり、明け方の月になるでしょうか。
それか、前の晩のうちに極軸を合わせ、そのままの状態を維持して、次の月の出を待つか、です。
そんな贅沢な状況は、今の生活では考えにくいですが。
とにかくチャンスを待ちましょう。



で、ここからは次の課題です。
極軸合わせの練習です。
反復法は当たり外れが大き過ぎます。
古典的なドリフト法を試してみることにしました。

意外なほど簡単にまとまりました。
南天を望み、エリダヌス座(初耳)のザウラク(これまた初耳)を十字アイピースの中心にもってきました。
赤経軸を動かしてザウラクの描く直線と十字アイピースの横線を合わせます。
再びザウラクを十字アイピースの中心にもってきます。
3分待って、十字の中心の上と下のどちらにズレているかを確認します。
十字の中心の上にザウラクがいたら、軸は東に向いてますので、少し西に向けてやります。
十字の中心の下にザウラクがいたら、軸が西を向いてますので、少し東に向けてやります。
次に、西天に望遠鏡を向け・・・・。

地味で、手間がかかるように思えますが、意外と簡単にまとまりました。
極軸が整ったところで、適当にリゲルを視野の中心に導入し、3分ほど観察しましたが、視野の中心から、ほとんど動きませんでした。
感動ものでした。

そうそう。
十字アイピースですが、光害のひどい埼玉県南部であっても、十字が見えづらい。
やはり、ケチらず十字アイピースに取り付けるLED光源を購入することにしました。
十字アイピース購入時、十字アイピースの値段が6500円に対し、光源だけで5000近くするので、購入を躊躇してしまったんです。
で、今までは光源を取り付ける穴に懐中電灯を当てて、十字を浮かび上がらせてたんですが、これがなかなか面倒くさいんです。
今回、音(ね)を上げて、購入を決意しました。


さてさて、早速、M82の超新星の撮影です。
今回はどんな写りをするか。



前回よりずいぶんよい写りです。
しかし、やはり空が明る過ぎますね。
M82も天の川の元で撮影してみたいものです。
チャンスが訪れるのを待ちたいと思います。
しかし、超新星がいつまで光っていてくれるかは未知数なので。。。。


お次は、この季節定番のオリオン大星雲。
光害バリバリの埼玉県南部なんで、どんなにがんばってもたかが知れているんですけど。



まあ、こんなものでしょうかね。
ちょっと強引な画像処理をしました。

露出時間は60秒ほどです。
60秒でも若干の流れがありますが、やはり極軸が合っていると、撮影が気持ちよいですね。
光害のひどいこの場所であっても、極軸合わせの練習くらいはできます。
地道に技術を磨き、チャンスを待ちたいと思います。

コメント (2)
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