夕方になり、もうひとがんばりしてみました。
近所の芝川遊水地に自動車で行ってきました。
蝶が撮りたいんです。
今まで、このもくろみはほぼ全て失敗に終わっています。
焦点距離が足りないんです。
蝶はとても神経質ですし、そうでなくともヒラヒラとして、なかなか落ち着かない。
写真に撮る難易度は高いと言えます。
PENTAX Q7 + EF-S 55-250mm F4-5.6 ISは、F値が開放で、マニュアルフォーカスになるのですが、焦点距離250mm撮影時の画角が1,150mm相当です。
さすがの蝶も、これだけ離れれば少しは油断してくれるのではないでしょうか。
1,150mm。
完全に望遠鏡レベルです。
ここまで焦点距離が長いと、手持ち撮影は不可能。
三脚だけでもダメです。
三脚に加えて微動雲台必須となります。
僕が持っているのはビクセンの微動雲台。
三脚の上に設置します。
車を降りて、すぐの川にカルガモが。
橋の上から10~15mほどの距離で撮影。
鳥って、ものすごく眼がよくて神経質ですね。
こちらがカメラを向けていることを完全に意識している。
動き回って、ピント合わせが大変でした。
でも、ここまでキレイに写るんですね。
野原に出て、歩くこと100m。
蝶を見つけました。
それ以上歩くのがしんどかったので、すぐ見つかって助かった。
3mほどの距離から撮影。
ちょっと被写体深度が浅すぎるきらいがありますが、それでも悪くはない写り。
家に帰って調べると、ミヤマチャバネセセリという名の蝶である模様。
ミヤマチャバネセセリ(深山茶羽挵、学名: Pelopidas jansonis)は、チョウ目(鱗翅目)セセリチョウ科に属するチョウの一種。
小さな蝶です。
しかも動きもあるので、写真に撮らないことにはセセリの一種であること以外はわからなかったと思います。
写真に撮ることでじっくり観察でき、種の同定ができました。
今までただの虫だったものが、名前を知ることで、ミヤマチャバネセセリであると僕に認知されました。
一つ、人生が豊かになったと感じます。
もはや両生類・は虫類にこだわりません。
1休日1生き物。
これをテーマに今後は写真を撮っていきたいと思いました。
ミヤマチャバネセセリを追いかけるのに疲れたので、動かないセイヨウタンポポの綿毛をPENTAX Q7 + EF-S 55-250mm F4-5.6 ISで写してみました。
背景がよくボケてくれます。
絵作りとして、この装備での植物撮影は「あり」だと思いました。