朝起きたら、日が上がってました。
これだから宿泊ってヤツは・・・。
野宿なら日の出と同時に暑くてテントから蒸し出されるので、行動が早い。
宿は居心地が良すぎるので、今回みたいに疲れているときは際限なく眠ってしまうのでいけない。
最初に向かう場所は決まってました。
伊良部島のパイロット訓練場脇の海です。
これがキレイでたまらない。
こいつが見たい。
だから伊良部島に来ました。
海鳥が狩りをしていました。
おそらくキビナゴの群れがいるのでしょう。
ときどき海に飛び込んでいました。
海を堪能したら、まずは前回、一面の珊瑚で足の踏み場もなかったあの場所へ!
海に入って間もなく、ウミガメに遭遇!
しかし、アッという間に逃げられました。
(一応、亀が写ってます。わかるかな?)
リーフエッジに進むと、珊瑚があるにはあるのですが・・・。
前回とは大違い。
珊瑚はまばらでした。
その代わり、そこら中にいたのがコレ。
オニヒトデです。
それこそ、10mおきにいるんじゃないかと言うくらい大量発生していました。
そして、前回、踏み場もないほどの密度だった珊瑚が・・・大激減。
なんという貝だか存じません。
長さ20cmくらいありました。
水深5mほどに落ちてました。
貝殻がキレイなので、お土産に持ち帰ろうかと思って、手に取ると、中身が入ってました。
しかたがないので、おいてきました。
今回は、抗アレルギー薬(エバステル)を服用してシュノーケリングに臨みました。
効果は上々。
相変わらず左の耳抜きがうまくいかず、10mクラスの潜水は無理でしたが、鼻汁がほとんど出ず、鼻粘膜が腫れてこなかったので潜りやすいことこの上なし。
以後は、この手を使おうと心に誓ったのでした。
昼飯を宿で食べ、向かった先はまたしてもパイロット訓練場わきの海。
美しいぃぃぃ!
最高!
でも、この海を見て、キレイと思っていただけではありません。
水面をよく見てください。
左から右への潮の流れがかなり強いのがわかるでしょうか?
沖のリーフエッジ付近の白波もけっこうあります。
肉眼で見ると、リーフエッジは怖いくらいの潮の流れです。
もう一言追加すると、この美しい海辺に長時間留まることはできません。
猛烈な日射しです。
路面からの照り返しも強い。
日傘がないと死にます。
日傘ですが、海風にあおられて、油断すると裏返ります。
長時間ボーッとするにはあまり向いていません。
念のために付け加えると、最寄りのトイレまで(適当に言うと)3kmくらいあります。
アイスや清涼飲料水を売っている店まで5kmくらいはあります。
全日空の訓練機がひたすらタッチ・アンド・ゴーを繰り返してました。
一息ついたら、次の海です。
ダイビングボートもたむろしているので、きっと何かあるのでしょう。
海にはいるとなかなかの珊瑚。
クマノミの写真はうまくいきませんでしたが、この写真の写りを見てください。
今までの水中写真とは比較にならない見事な写りっぷりです。
あとは、僕の腕次第・・・。
珊瑚がまばらでも、若い珊瑚がたくさん。
シャコ貝。
大きさは幅20cmと小さめでしたが、触るとグラグラして採れそうでした。
美味しいこと請け合いですが、僕は基本、とるのは写真だけの人間なので、放置しました。
キビナゴの群れ。
もっとたくさんいれば嬉しいのですが。
ダイビング船がたむろしている辺りで・・・サメです!
体長1.2mくらいに見えました。
僕を殺すには充分すぎる大きさです。
距離20mほど。
海に入った地点まで400mはあります。
逃げようったって、無理です。
襲ってきたら、ダイビング船に飛び乗るしかないでしょう。
幸い、僕に向かってくることなく、去ってくれました。
もっと先へ進むつもりだったのですが、サメなんか見てしまったら、引くしかありません。
実のところ、ここから500mほどの地点で、前回は体長2m弱(僕より大きい)のサメに、距離15m程で遭遇して肝を冷やした思い出があります。
伊良部のこの辺りの海はサメがいるものと思って臨むべきなのでしょう。
あとで、宿の管理人さんに話を聞くと、やはり、時折、漁師が海上に舟だけ残して行方不明になったり、片足をサメに喰い千切られた状態で船の上で死んでいるのが見つかることがあるそうです。
それにしても、ダイビングをしている連中はサメにあっても大丈夫なんだろうか?
ダイビングをしていて鮫に襲われたという話を聞いたことがない。
岸に戻っていく過程も楽しめました。
また亀に会いました。
が、またしても、猛烈なダッシュで逃げていきました。
(一応、写っているのですが、わかるでしょうか?)
写真にならず。
このときはF値を8にしていたため、写真がブレてしまいました。
水中では難しいことを考えず、プログラムオートにすべきだと思いました。
ハマ珊瑚。
300年から500年クラスでしょうか?
雰囲気があります。
カクレクマノミ。
こいつも作品になりませんでしたが、この写りはすばらしい。
XZ-1のレンズはいいです。
隠れっぱなしで、まともな写真にならず。
体力的にも粘りがなく、作品にならないまま撤退。
夕方には、スコールの後にでっかい虹が出ました。
虹を見たのはいつ以来のことだろうか。
夜は、伊良部島唯一の森に出かけました。
道沿いは人の手がかなり入っていますが、雰囲気的には原生の要素がかなり残っていました。
しかし、あまりいい獲物には出会えず。
唯一うれしかった獲物。
オオコウモリ。
沖縄本島にたくさんいるオリイオオコウモリなのかどうかはよく存じません。
羽を広げると50cm以上になります。
木の実を食べていました。
宿の前の貯水池で鳴いていたヌマガエル。
一応、地理的にサキシマヌマガエルになるのでしょうか。
貯水池が深すぎて、望遠でしか撮影出来ませんでした。
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