薄雲がちらほら出ていましたが、月が見えます。
自宅から自動車で15分ほどの畑に行ってきました。
今度こそ地球照をモノにしたい。
まだ少し空が明るかったので、三脚を方位磁針で大まかに北に向け、水平出しをして、EQ6proを乗せます。
極軸望遠鏡をのぞくと、一応、星が見えるので、それを北極星として、極軸合わせをしました。
GINJI-250FNを乗せます。
暗くなってきました。
アライメントをしようにもところどころに雲がかかっていて、アライメントに使う星がほとんど見えない。
仕方がないので、アライメントはできたものとして、ほとんど手動で月を導入。
まずは通常撮影。
月齢5の月です。
しかし、画面の中から時間とともにゆっくり月が逃げてゆく。
うーむ、極軸が合っていないな。
再度、極軸望遠鏡をのぞくと、北極星と思っていた星があらぬところに移動している。
ああ、こいつは北極星じゃなかったんだな。。。
しかし、空を見上げても北極星はもとより、北斗七星もカシオペアも見えない。
適当に極軸望遠鏡の視野を動かして、北極星を探します。
んー、これかな?
しかし、相変わらず、月は望遠鏡の視野中心からゆっくり外れていく。
でも、そこはF4 (口径250mm、焦点距離1000mm) のGINJI。
少々極軸がズレていても、シャッター速度が短いので大した問題になりません。
さっそくパシャッ!
またしてもゴーストが。。。
4/5の焼き直しです。
せめてゴーストが月にかからないようにできないか。
月の位置を画面右側に移動してみました。
月を画面右側に移動すると、ゴーストは画面左側に外れてゆき、月とゴーストを分離できました。
が、今度は斜鏡とスパイダーの影が派手に写ってる。
GINJI-250FNがオフセット斜鏡であることがハッキリとわかりますなぁ。。。
やはり明るい月の地球照撮影に、反射式望遠鏡は向いていないらしい。
じゃぁ、屈折でいきますか。
GINJIをおろし、SD-80ALに乗せ替えます。
しかし、SD-80ALは口径80mm、焦点距離1000mmなので、F12.5。
暗いんです。
極軸をしっかり合わせてやらないと月が被写体ブレする。
かなり暗くなったのですが、それでも北極星を肉眼で確認できない。
空全体に薄雲だけでなく、薄靄(もや)もかかっている。
空気が澄んでいるときなら、目を凝らせば北極星が見える場所なのですが、今日は条件が悪いらしい。
でも、天頂近くに北斗七星が見えてきた。
柄杓の先端が指し示す方向に極軸望遠鏡を向け直します。
北極星らしき星を極軸望遠鏡の視野に導入できました。
SD-80ALの捉えた月は、視野の中心にほぼ固定されました。
今度こそ北極星を捉えたらしい。
では、パシャッ!
む。。。
残念ながら、薄靄が月光を乱反射してしまって、こんな画像になってしまいました。
またしても満足のいく地球照撮影は持ち越しです。
「地球照撮影のポイント」
その1 屈折望遠鏡で撮影すべし。(ニュートンで撮影するならフレアが出ないように月が細くなくてはならない。が、月齢5では太すぎる。)
その2 屈折望遠鏡なので、シャッター速度が長い。極軸をしっかり合わせられる日(北極星が見える空)でないとダメ。
その3 空気が澄んだ日に写す。
銀二の接眼部の接続方の確認をさせてください。
延長筒を使用されていますか?その前部にフィルターをねじ込んでいますか?延長筒のカメラ側はTリングでしょうか?
ゴーストの発生原因と撮影対象とのズレの原因が何処なのかなと思いまして。
完全に諦めモードに入ってて、考えてませんでした(^_^;)
ぜひアドバイスお願いします。
接続は、GINJIの接眼部に標準でついてくる31.7mmアイピース・アダプターを外して2インチとし、<ニュートン用2インチコマコレクター>+<M48/T2アダプター>+<Tリング>+カメラ の順で接続しています。
画面の中心に月をもってくると、ゴーストと月が重なります。
できるだけゴーストと月が離れるように月を画面右側に振ったのが、ここに載せた写真になります。
(笠井トレーディングのGINJI用コマコレクターのページに書いてある直焦点撮影セットには延長筒が入ってません)
延長筒の前にフィルターですか?
そんな技があるのですね。
EOS 60DaにCLS (city light suppression) filterを付けてますが、それとは違う性質のフィルターですか?
CLSフィルターを付けたままだと月が変な色(ピンクだったか?)になるので。
でしたらゴースト(繰返し反射)を発生させているのはコマコレクター最終レンズの可能性が強いですね。
コマコレクターをはずして確認してみましょう。
それとコマコレクターを装着して、月を中央から左右に振りゴーストの発生位置が異なるのか?これも確認してみませんか?
次回はコマコレクターを外して撮影してみます。
コマコレクターを装着して、月を中央から右に振ったときのゴーストの様子を、とりあえず載せておきました。
次の機会に、月を左に振ったものを撮影してみます。
とても勉強になってます。
ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします。
P.S.
レーザーコリメーター、接眼部に差し込んでくるくる回してみました。
が、ちゃんとレーザーの赤点は動きませんでした。
アドバイス、感謝です。