どんどん月が明るくなってくる今日この頃です。
光害や月明かりに強いとされるHαフィルターを入手しました。
前回、月齢7だった2021/02/19にHαフィルターで馬頭星雲を撮影してみたところ、期待したような画像が得られませんでした。
例えHαフィルターを使っても月明かりの影響を大きく受ける感触を得ました。
本日は月齢11。
半月を超えて、月がだいぶ明るくなってます。
さらに悪い写りになるならば、Hαフィルターを使っても、月明かりには敵わないという結論になります。
望遠鏡はGINJI-250FN
焦点距離1000mm,口径250mm
カメラはEOS Ra
ガイド鏡は焦点距離700mm, 口径80mmのアクロマート(スコープテック)
ガイドカメラはLodestar
フィルターはBaader Hα 7nm
前回月齢7で撮影した馬頭星雲がコレ。
ISO 1600, 900秒露出
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今回撮影したのが下の写真。
ISO 12800, 300秒露出
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ISO 25600, 900秒露出
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ダメダメ
褒めるところが見つかりません。
これは無理だ。
Hαフィルターと言えど、月明かりには敵わない。
これが結論です。
ついでに、M45スバルも試し撮りしてみました。
果たしてスバル周辺のガスが写るかどうか。
ISO 40000, 60秒露出
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ISO 40000, 900秒露出
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うーむ、カスほども写りませんね。
Hα光は波長656nmで、赤からピンク色の光です。
スバルを構成する恒星は若くて高温の青い光を放っています。
その光を反射する周囲のガスも、一般に青く写ります。
僕としては、その青い光の陰にHα光もあるのではないか?と思ったのですが、全く写りませんでした。
月明かりの影響を除けば、微かに写る可能性がまだ残りますが、Hαフィルター撮影の被写体として、M45は魅力的ではない可能性が高そうです。
月が大きくて周囲が明るい。。は(^0^)とこも同様で、
昨夜は今一度EQ6PROの設定をこころ見ました。
すでに★は諦めており、これしかやることが無いのでつ。
星雲と言ってもこのようなレムナント(爆発のガス)は
輝線スペクトルで輝いていますから、単色フィルターは
有効ですが、他の星雲とかも。。となると無理があろうと
言うもんでつ。(^0^8
(^0^)はナローバンドフィルターを持ってませんが、
最近ではクワッドバンドフィルターでごまかして撮ります。
それでも明るい空の時は無理があり、かえってノーフィルター
で結果が良いように思います。
すなわち、短時間露光としており、感度を上げて数秒露出、
これで何とか。。にはなっております。(^0^v
他の方のに較べると情けないですが、現状仕方なし!
光害は手強いですね。
曇りや雨ほど絶望的な敵ではないですが、克服できる相手かどうか、試行錯誤が続きます。
自宅から自分が納得できる作品が撮れたら、他人を感動させることができる写真が撮れるとしたら素敵です。