これ、買いました。
励起された水素原子が放つ656.3nmの波長の光を通すフィルターと、Canon EOSマウントのアダプターです。
しっかり探せばあるのかもしれませんが、φ48mmのフィルターをEOS Raで使うためのアダプターが日本の通販では見つけられませんでした。
ドイツの通販Teleskop Serviceで見つけて買いました。
発注したのが土曜日。
届いたのが翌々週の火曜日。
つまり10日ほどで到着。
EQ6proの基盤を同じ通販に発注した時も10日ほどで商品が到着したと記憶しています。
どうも土日は注文の対応していないようなので、平日に発注すれば8日ほどで届くようです。
搬送情報を小まめにチェックしていたら、ドイツの国際空港で、気候の影響で飛行機の出発が遅れたらしく、それをカウントするなら、条件がよければ7日間で到着する可能性もありそうです。
新型コロナウイルス感染症の影響で、国際物流が滞っていることを懸念しましたが、大丈夫なようです。
到着時、追加でお金を徴収されました。
輸入内国消費税等 ¥1,700と立替納税手数料¥1,100。
うーむ、国際取引しちゃった感がありますね。
色々アダプターがついてきました。
M42、M48両方とも対応してます。
僕はBaader コマコレクターMPCC MarkⅢを使う予定なのですが、最初、フィルターのアダプターがM48に対応しているのに気づかず、M42でMPCCを接続してました。
なので、今回載せる写真は四隅がケラれてます。
今は直接M48にねじ込んで使用してますので、次回からは四隅がケラれないはずです。
ただし、MPCC markⅢは、フルサイズセンサーだと端っこの星が随分と伸びますね。
今までMPCCはほとんどAPS-CのEOS 60Daで使用していたので、気づきませんでした。
フィルターを使用した場合、視野が暗いのでピント合わせが結構シビアです。
できたらシリウスでピント合わせをしたいところでしたが、この夜、うちのベランダから見えるようになるのが22時過ぎになるので諦め、リゲルでピントを合わせました。
ファーストライトに選んだのはもちろんオリオン大星雲です。
では早速、撮って出し。
モノクロ画像にしてみるとこんな感じ。
おおぉ、なかなか良いではないですか。
お次は馬頭星雲と燃える木。
こちらはイマイチな感じ。
コントラストが悪いですね。
ここまで背景に溶け込んでると画像処理をする気が起こりません。
ちょこちょこっとやってみましたが、やはりこの画像から馬頭星雲を綺麗に浮かび上がらせるのは難しい。
はて?
Hαフィルター、こんなものかいな?
背景とのコントラストが悪い原因。
一番考えられるのは、やはり月明かりでしょうか。
月はほぼ半月。
月面Xが見える。
ふと思いついて、フィルター越しに月を撮影してみました。
月明かりは太陽光の反射光なので、このフィルターでは写らないのでは?
ところが、写るではないか!
こんなに見事に。。。
これだけ見事に月が写るようでは、馬頭星雲みたいな淡い被写体は厳しいでしょう。
透過する波長幅が7nmでは厳しい?
もっとシビアに3.5nmくらいにしないとダメ?
それを検証すべく、今度は月の暗い空で馬頭星雲を撮影してみたいです。
ただ、週間天気予報を見ると、来週は曇りと雨だという。。。
遂に656nmで写すのが始りましたか。。!
いつかは。。とは思っても、お高いのでなかなかそうは行きません。(^0^8
して効果の程は目覚ましいものがあり、シーズン最後のM42が冴えてます。
フルサイズになると、光学系の許容範囲も知れて限界を
感じますが、それはそれで良い方向と思います。(^0^;
(^0^)はと言って、またまたまたまたEQ6PROのコントローラの
調子がおかしくなり、月も満足に導入出来ません。
もしかしたら赤道儀の内部の回路かもしれませんが、知るすべがありませぬ。(∼ ∼;
EQ6はじゃじゃ馬ですね。
油断できません。
オートガイドがなかなか安定せず。
Hアルファ撮影は一筋縄ではいきそうにないです。
コントローラーも高いですよね。
基盤の問題かどうかの確認でしたら、基盤、お貸しできますよ。