猫五郎の写真日記

なんか、写真よりも文章がメインになってます。しかも、くどい。要改善。でもなかなかねぇ。

2025/01/31 銀河祭 M59, 60, 65, 66, 95, 96, 101, 105, NGC2841, 3184, 3384, 3389, 3628, 4216, 4638, 4647

2025-02-07 18:06:32 | 天体観測
2025/02/02(Sun)は雪の予報。
2025/02/01(Sat)の夜は曇りそう。
少し無理してでも金曜日に観測すべきでしょう。
山梨の天体観測小屋に向かいました。

夜半を過ぎれば、早くも春の星座が上がってきます。
星見屋が意識するのは獅子座と乙女座、北斗七星付近の銀河群でしょうか。

この夜は獅子座と乙女座の銀河群を狙うことにしたので、巨大ニュートン(f=2475mm, F5)を久しぶりに東の空へ向けました。
ガイドアシスタントをかけてみるとなんと、久しぶりにほぼ理想的なバックラッシュグラフ。
これはどういうことなのか。
この望遠鏡は東の空が得意だとは思っていましたが、それはバックラッシュが少ないから?
ただ、東の空が使い物になるのは日を越してから。
夜の前半は街明かりで使い物にならないんですよね。

東の空で、街明かりの影響が最も小さいのが北斗七星付近。
おおぐま座のNGC 2841
初めて望遠鏡を向けました。
オートガイド
悪くはない。



NGC2841
EOS Ra
ISO 6400, 180sec
8枚コンポジット合成
Photoshopでフォトレタッチ(主にトーンカーブ、レベル補正、コントラストなど)
4600万光年先の銀河とあって、ちと小さいですね。

NGC2841をトリミングしたのがこの写真。


大熊座のNGC 3184のキャリブレーション
DECが決して調子がいいわけではないよう。

キャリブレーションが思わしくなくてもオートガイドは比較的良い
北極星に近いこともありますが。


NCG3184
EOS Ra
ISO 6400, 180sec
4枚コンポジット合成
これまた4000万光年離れているだけに小さい。
重元素を多く含むということは、古い星が多くを占める銀河ということか?


NGC3184
トリミングしてみました。


大熊座から今度は獅子座へ浮気。
まずはM95から
キャリブレーション。

M95のオートガイド
天の赤道付近にしてはずいぶんいいオートガイド。

M95
ISO 6400, 180sec
4枚コンポジット合成
3800万光年離れた銀河。
棒渦巻銀河


トリミングしたM95


次はお隣のM96
オートガイド
若干、赤経方向の振れが大きくなった。

M96
EOS Ra
ISO 6400, 180sec
4枚コンポジット合成+Photoshop


トリミング
M96も3800万光年離れた銀河だそうですからやはり小さいですね。


お隣のM105に
オートガイド
ずいぶんバラツキます。
振れ幅は大きめであるものの、天の赤道付近ですし、ターゲットに対するばらけ方が均一なのでイケるでしょう。

獅子座の腹の下にあるM105(一番上)、NGC3384(左下)、NGC3389(右下)
カメラ EOS Ra
ISO 6400, 220sec
2枚コンポジット合成
他はシンチレーションが悪くて星が膨化してだめでした。
もう少しシンチレーションが良い夜に撮り直しです。

トリミングしたのがこれ。
反時計回りに回転してあります。


次は獅子座のトリオの一角、NGC3628

NGC3628のオートガイド


獅子座のトリオの一角、NG3628
ISO 6400, 180sec
1枚撮りです。
他の写真は全て星がぼやぼやに膨化してしまいました。

続けて獅子座のトリオのM65, M66
オートガイド

M65とM66
ISO 6400, 180sec
4枚コンポジット合成+Photoshop

M65
3500万光年離れた銀河
トリミング

M66も3500万光年離れた銀河。
トリミング

獅子座の銀河群が子午線を超えたので少し東に戻って乙女座のNGC4216
オートガイド

NGC4216
ISO 6400, 180sec
6枚コンポジット合成
Photoshop

NGC4216
ちょこっとトリミング


乙女座のM59, M60, NGC4647, NGC4638のオートガイド

M59(一番左), M60(右の大きい方), NGC4647(右の小さい方), NGC4638(上のちっこいの)
ISO 6400, 180sec
1枚撮り
Photoshop
なぜ一枚撮りかというと、この一枚しかまともに写ってなかったから。
他の写真はボヤボヤに星が膨化してました。
ガスがひっきりなしに通過する夜でした。

北斗七星の尻尾あたりにあるM101回転花火銀河がだいぶ空高く上がってきたので、乙女座から望遠鏡を振りました。
オートガイド


M101 回転花火銀河
ISO 6400, 180sec
4枚コンポジット合成
Photoshop
ここまで腕の詳細が写ったのは初めてのことです。

M101を撮っている最中に東の空がうっすら明るくなってきたのでした。

実は巨大ニュートンの脇で、星座写真も撮ってました。
ONSTEP GP 2号機にEOS 70D改造+SIGMA ART 24mm F1.4でオリオン座を狙いました。
が、この夜はオリオン座方面がなかなかすっきり晴れてくれない夜でした。
ISO 1600, 120sec

巨大ニュートンにかまけてこちらは半分放置
一番マシなので、こんなもの。
エンゼルフィッシュもバーナードループもあまり炙り出せず。
この夜は星座撮影にはちょっと厳しい空でした。
ISO 1600, 90sec





最新の画像もっと見る

コメントを投稿