渡嘉敷での予定しか考えていなかったので、一から旅程を組み立てねば。
でもまあ、島尻に宿を取ったからには、まずはガンガラーの谷でしょう。
ガンガラーの谷は、僕が沖縄にいたときは自由に入れたのですが、今は完全ガイド制、完全予約制のツアーコースになっている。
ガンガラーの谷はただ歩いているだけでも楽しい場所なのですが、僕にとっては、大主のガジュマル撮影がメイン・ミッションとなります。
去年ここを訪れたとき、ツアーコースとなっていることを初めて知りました。
問い合わせるとそのツアー、大主のガジュマルの撮影時間は5分ほどとのこと。
以前訪れた時、気づいたら1時間以上撮影していました。
流れる雲で変化する光の加減や、時刻とともに刻々と姿を変えるので、いくら時間があっても足りない感じでした。
はっきり言って、撮影時間が足りなさすぎる。
でも、完全予約制の完全ガイド制の有料ツアーコースとなってしまったからには、この5分に賭けるしかないでしょう。
当日朝に予約の電話を入れると、10時の一番手のツアーは予約満員。
臨時の11時ツアーなら空きがあると。
予約しました。
ガンガラーの谷に向かう前に平和祈念公園に立ち寄りました。
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駐車場のガジュマル。
なかなか見事。
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ツアーのスタート地点に向かう道で見かけたオキナワキノボリトカゲ。
用心深くてなかなか近寄れない。
しかも日陰でシャッター速度が稼げない。
(このサイズだと目立ちませんが)ブレ写真になってしまいました。
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ツアーのスタート地点でもあるケイブカフェ。
自然の洞窟をカフェに利用しています。
夜にはライブとかも開いているとか。
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ガンガラーの谷は、昔あった大規模鍾乳洞の屋根が落ちてできた谷です。
谷の壁面をよく見ると鍾乳石が垂れ下がっています。
この写真ではよく見えませんねm(_ _)m
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ガジュマルの樹は歩きます。
斜面に倒れかかるように伸びたガジュマルは枝から気根を垂れ下げます。
この気根は地面に届くとどんどん太くなり、根から新たな幹となります。
新たな幹がしっかりすると、最初からあった根が退化して?なくなります。
この繰り返しで、ガジュマルの樹は歩くのだそうです。
ガイドさんに教えてもらいました。
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イキガ洞の鍾乳石。
以前から、なんか丸っこくてあまり形が良くない鍾乳石だなぁと思っていました。
その理由がこのツアーで解けました。
ちなみにこの写真、ピンボケです。
フィールドではスピードライト270EXの初陣だったかな?
暗闇では270EXからパパッっとAF補助光が出るのですが、EOS kiss X3のAFがそれについてゆけない。
ピンボケ写真を量産しました。
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鍾乳石の丸っこいこの形の謎の答えは、この斜めに伸びる鍾乳石の姿にありました。
この鍾乳洞、雨で増水すると冠水します。
鍾乳石の上流側は削られ、下流側に成長します。
水が引けば、またいつも通り、下方に成長します。
そうやって、このような斜めで、丸っこい形をした奇妙な鍾乳石が出来上がるのです。
鍾乳石のこの形の謎を、ガイドさんが教えてくれました。
お金を払った価値があるというものです。
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真打ち登場。
大主(うふじゅ)のガジュマルです。
見事な根です。
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すてきです。
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激写しまくり。
しかし、木の根元には人がたむろしているので、上方向ばかりで撮影。
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南中の前後だったので、谷には日が差し込んでいましたが、あいにく逆行でした。
幹に日が当たるタイミングで撮影したかった。
今度来るときはそこも計算に入れて来なければ。
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ガンガラーの谷。
名前の由来は「鍾乳洞の穴に子どもたちが投げ入れた石ころが落ちてゆく音」だそうです。
ガンガラ~ガラガラ~っと石が転がり落ちる音。
なんと単純な。
ガンガラーの谷は昔から埋葬の場でもあり、お墓がいくつもあります。
つぼに骨を入れただけで、穴に納めてゆく人たちも少なくなかったようです。
ツアーコースになる前は、ちょっとした岩陰を覗くと人骨を入れた骨壺があったものでした。
なお、ここには沖縄最古の木棺の入っているお墓もあります。
ツアーではそのお墓のすぐ脇を通過するのですが、現役のお墓であるため紹介されませんでした。
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ガンガラーの谷は太古の時代から人類の祖先の住処でもありました。
これは石棺です。
中の人骨は研究のために回収されました。
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1万8戦年前の港川人のリビングルーム。
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台所などの作業スペース。
このツアーコース、風葬跡のすぐ脇を通るのですが、なぜか紹介されませんでした。
ガイドに聞くと、時間の都合などもあるようでした。
昼飯をやぶさちで食べに行ったら、あいにくの定休日。
山の茶屋で定食を食べました。
おいしかったのですが、夫婦ともに腹を満たせず、奥武島のてんぷら店でもずく天ぷらを食べ、斎場御嶽へ。
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サングーイ。
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これまた、僕がいたころはまだそんなに観光地化されていなくて、自由に出入りできたのですが、今となってはゲートが設けられ、石畳周辺が整備され、観光客の絶えない有料観光名所となってしまいました。
ユインチの鍾乳石も斜めになっています。
もしかしたらイキガ洞と同じ環境にあったのかもしれません。
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以前は石畳のすぐ脇まですごい雑草でしたが、観光地化するにあたり、下草を徹底的に刈り取りました。
ハブがいるのでそれを駆除することが目的だったそうです。
でも、実際にはそんなにハブはいません。
ヒメハブやアカマタはみかけることがありますが。
ハブやヒメハブ、アカマタのいない生態系はそれだけで「変」です。
僕な勝手な勘違いかも知れません。
御嶽は自然と人が融合する場でもあると感じています。
豊かな自然があっての御嶽だと思ってます。
ハブのいない御嶽は「変」と感じてしまうのは間違っているでしょうか?
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斎場御嶽にはとてもよい展望を得られる場所があります。
が、ここへの道は閉ざされていました。
茂みの中の獣道のような小道を通ってゆくので、ハブに観光客が咬まれては大変!ということで閉ざしたのだと思います。
ハブがいての沖縄の自然です。
「ハブに出会うリスクを負うか負わないかの判断を個人に任せていただけないものでしょうか」
などという考えは、万人受け入れ型の観光地を目指す当局には非常識に響くだけでしょうね。
ウローカーは茂みに埋まっていました。
アプローチの道に大きな木が倒れ込んでおり、普通の人が乗り越えることはないでしょう。
ウローカーから御嶽方面へゆく道も大小さまざまな倒木が折り重なっていて、下草は伸び放題。
知っていなければそこに道があったことすらわからない状態でした。
でもまあ、島尻に宿を取ったからには、まずはガンガラーの谷でしょう。
ガンガラーの谷は、僕が沖縄にいたときは自由に入れたのですが、今は完全ガイド制、完全予約制のツアーコースになっている。
ガンガラーの谷はただ歩いているだけでも楽しい場所なのですが、僕にとっては、大主のガジュマル撮影がメイン・ミッションとなります。
去年ここを訪れたとき、ツアーコースとなっていることを初めて知りました。
問い合わせるとそのツアー、大主のガジュマルの撮影時間は5分ほどとのこと。
以前訪れた時、気づいたら1時間以上撮影していました。
流れる雲で変化する光の加減や、時刻とともに刻々と姿を変えるので、いくら時間があっても足りない感じでした。
はっきり言って、撮影時間が足りなさすぎる。
でも、完全予約制の完全ガイド制の有料ツアーコースとなってしまったからには、この5分に賭けるしかないでしょう。
当日朝に予約の電話を入れると、10時の一番手のツアーは予約満員。
臨時の11時ツアーなら空きがあると。
予約しました。
ガンガラーの谷に向かう前に平和祈念公園に立ち寄りました。
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駐車場のガジュマル。
なかなか見事。
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ツアーのスタート地点に向かう道で見かけたオキナワキノボリトカゲ。
用心深くてなかなか近寄れない。
しかも日陰でシャッター速度が稼げない。
(このサイズだと目立ちませんが)ブレ写真になってしまいました。
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ツアーのスタート地点でもあるケイブカフェ。
自然の洞窟をカフェに利用しています。
夜にはライブとかも開いているとか。
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ガンガラーの谷は、昔あった大規模鍾乳洞の屋根が落ちてできた谷です。
谷の壁面をよく見ると鍾乳石が垂れ下がっています。
この写真ではよく見えませんねm(_ _)m
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ガジュマルの樹は歩きます。
斜面に倒れかかるように伸びたガジュマルは枝から気根を垂れ下げます。
この気根は地面に届くとどんどん太くなり、根から新たな幹となります。
新たな幹がしっかりすると、最初からあった根が退化して?なくなります。
この繰り返しで、ガジュマルの樹は歩くのだそうです。
ガイドさんに教えてもらいました。
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イキガ洞の鍾乳石。
以前から、なんか丸っこくてあまり形が良くない鍾乳石だなぁと思っていました。
その理由がこのツアーで解けました。
ちなみにこの写真、ピンボケです。
フィールドではスピードライト270EXの初陣だったかな?
暗闇では270EXからパパッっとAF補助光が出るのですが、EOS kiss X3のAFがそれについてゆけない。
ピンボケ写真を量産しました。
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鍾乳石の丸っこいこの形の謎の答えは、この斜めに伸びる鍾乳石の姿にありました。
この鍾乳洞、雨で増水すると冠水します。
鍾乳石の上流側は削られ、下流側に成長します。
水が引けば、またいつも通り、下方に成長します。
そうやって、このような斜めで、丸っこい形をした奇妙な鍾乳石が出来上がるのです。
鍾乳石のこの形の謎を、ガイドさんが教えてくれました。
お金を払った価値があるというものです。
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真打ち登場。
大主(うふじゅ)のガジュマルです。
見事な根です。
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すてきです。
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激写しまくり。
しかし、木の根元には人がたむろしているので、上方向ばかりで撮影。
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南中の前後だったので、谷には日が差し込んでいましたが、あいにく逆行でした。
幹に日が当たるタイミングで撮影したかった。
今度来るときはそこも計算に入れて来なければ。
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ガンガラーの谷。
名前の由来は「鍾乳洞の穴に子どもたちが投げ入れた石ころが落ちてゆく音」だそうです。
ガンガラ~ガラガラ~っと石が転がり落ちる音。
なんと単純な。
ガンガラーの谷は昔から埋葬の場でもあり、お墓がいくつもあります。
つぼに骨を入れただけで、穴に納めてゆく人たちも少なくなかったようです。
ツアーコースになる前は、ちょっとした岩陰を覗くと人骨を入れた骨壺があったものでした。
なお、ここには沖縄最古の木棺の入っているお墓もあります。
ツアーではそのお墓のすぐ脇を通過するのですが、現役のお墓であるため紹介されませんでした。
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ガンガラーの谷は太古の時代から人類の祖先の住処でもありました。
これは石棺です。
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1万8戦年前の港川人のリビングルーム。
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台所などの作業スペース。
このツアーコース、風葬跡のすぐ脇を通るのですが、なぜか紹介されませんでした。
ガイドに聞くと、時間の都合などもあるようでした。
昼飯をやぶさちで食べに行ったら、あいにくの定休日。
山の茶屋で定食を食べました。
おいしかったのですが、夫婦ともに腹を満たせず、奥武島のてんぷら店でもずく天ぷらを食べ、斎場御嶽へ。
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サングーイ。
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これまた、僕がいたころはまだそんなに観光地化されていなくて、自由に出入りできたのですが、今となってはゲートが設けられ、石畳周辺が整備され、観光客の絶えない有料観光名所となってしまいました。
ユインチの鍾乳石も斜めになっています。
もしかしたらイキガ洞と同じ環境にあったのかもしれません。
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以前は石畳のすぐ脇まですごい雑草でしたが、観光地化するにあたり、下草を徹底的に刈り取りました。
ハブがいるのでそれを駆除することが目的だったそうです。
でも、実際にはそんなにハブはいません。
ヒメハブやアカマタはみかけることがありますが。
ハブやヒメハブ、アカマタのいない生態系はそれだけで「変」です。
僕な勝手な勘違いかも知れません。
御嶽は自然と人が融合する場でもあると感じています。
豊かな自然があっての御嶽だと思ってます。
ハブのいない御嶽は「変」と感じてしまうのは間違っているでしょうか?
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斎場御嶽にはとてもよい展望を得られる場所があります。
が、ここへの道は閉ざされていました。
茂みの中の獣道のような小道を通ってゆくので、ハブに観光客が咬まれては大変!ということで閉ざしたのだと思います。
ハブがいての沖縄の自然です。
「ハブに出会うリスクを負うか負わないかの判断を個人に任せていただけないものでしょうか」
などという考えは、万人受け入れ型の観光地を目指す当局には非常識に響くだけでしょうね。
ウローカーは茂みに埋まっていました。
アプローチの道に大きな木が倒れ込んでおり、普通の人が乗り越えることはないでしょう。
ウローカーから御嶽方面へゆく道も大小さまざまな倒木が折り重なっていて、下草は伸び放題。
知っていなければそこに道があったことすらわからない状態でした。
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