2月16日(金)
朝起きると青い空。
朝日に輝く、きりりと引き締まった朝。
横手山
▲ 標高1690mの駐車場は、全面に薄っすらと雪化粧。
車中泊をしている人は他にいないようだ。
夜間はマイナス10度になるからな。
シンクの蛇口が凍結、水が出ない。
▲ 粉雪はフワフワで、足跡をつけるのがもったいないくらい。
まず、スキー板にワックスをかけよう。
8時45分から動き出したペアリフトに、一人とび乗る。
(通勤電車の皆様スミマセン)
▲ 辺りは当然ながら、白銀の世界。
リフトの上から、霧氷がキラキラ白く光る。
リフトを乗り継いで、さらに上に上がっていく。
右横の後方に目をやると。
▲ ワオーッ!!
雪を抱いた白い樹林が、ずーっと広がっている。
そして右端には、笠ヶ岳の尖った山容が。
▲ 笠ヶ岳くん、また来たよ。
あの裏側から登ったことがある、とは信じられないほど険しそうな形をしている。
さらにその背後には雲海が広がり、その上にアルプスの山並が連なっている。
ここまで見えるのは、今日は本当に天気が良い証拠だ。
再度リフトを乗り継いで、もっと上昇すると、
▲ 手前に、たっぷり雪を被って木々が、ま近になる。
左下に見える三角屋根の建物は、横手山のドライブイン(閉鎖中)。
あそこでも車中泊したなあ。
横手山頂上2305m に到着。
頂上カフェの展望台から、
▲ 乗り継いできたリフトと、正面の景色を見下ろす。
みんなも上がってくる。
正面に向かって左側を、見晴らすと、
▲ これは八ヶ岳・佐久の方向だ。
正面の白く小さく飛び出ている山は、浅間山だろう。
浅間山をズームすると
▲ 白い浅間山。
いつもはこの裏の佐久から眺めているので、こちら側からの浅間山はボクにとっては珍しい。
うむー、こちらからの方が山肌がキレイかな。(家内が怒る)
右下の町並みは、嬬恋。鬼押出もここに。
そして、そしてだ。浅間山の左背後でうっすらとコニーデ状の山影が見えるのは・・
富士山だろう。
▲ 一方、展望台正面から右手に目をやると
樹氷がボコボコと立ち並ぶ雪景色で、右端の黒い建物はパン屋のある横手山山頂ヒュッテだ。
きょうのお昼は、あそこにするか、この展望台下のカフェにするか、悩むなあ。
横手頂上の裏手にあるのが、渋峠のゲレンデ。
渋峠
▲ 渋峠ゲレンデ。
ここは頂上だけに、吹きさらしのゲレンデで雪質も硬くなるのだが、滑走している人も少ないのでフワフワ雪面。いい感じだった。
画面右上の三角建物へ。
渋峠ホテルだ。営業をしていた。
宿泊客は、雪上車でここまで上がってくるらしい
ホテルの裏側から上の方向に白い道らしいものが見えるだろう。
あれは・・そこへ行こう。
▲ 渋ホテル横に来ると。
中央向こうに、道路標識らしいモノが立っている。
あれは国道292号。そう、あの先に国道最高地点2172mの石碑があるところ。
実は、無謀にもボクは石碑を目指して滑り始めたが、森の中で迷いかけた。
ほうほうの体で、汗だくだくになって、1時間かけて戻ったよ。
あのスキー映画のレジェンド「私をスキーに連れてって」では、ここから万座スキー場へ向かって滑走していくのだ。
ま、それは映画のお話で、マネをしてはいけない。
余談だが、あの草津白根山へはここから4kmほどしかない。
そこへも今は滑っていってはいけない。
疲れたし、お腹が空いた。お昼にしよう。
▲ 迷ったが、クランペット・カフェにした。
日本一標高の高いパン屋には、今日は食べてみたかったビーフストロガノフが無かったので。
▲ カフェ内には、二組の外人先客さんのみがいた。
ボクは手前の、ソファーにひっくり返るように座って。
▲ ダブルクラムペット&ベーコン とブレンドコーヒーで。
▲ ユニオンジャックが、どうしても目に入る。
英国さまにはお願いしていることがあるのだけど・・
早く返事くれない?
▲ 横手山ゲレンデは何本か滑ったが、やはりココで締めくくりたい。
ボクが密かに志賀高原の華、とよぶこのスポットで。
熊の湯
午後からは、横手山の隣の熊の湯ゲレンデへ移動した。
▲ 熊の湯のコースを横から眺めた。
真ん中より左に見える山が、横手山。
あそこを滑り降りるコースを午前中やっていたわけだ。
▲ 熊の湯の一番奥にあるコース。
コース上部は非圧雪地だが、スキーヤーが少ないので、まだ新雪箇所も残っていた。
新雪の浮遊感はやはり面白いな。
ここで、何本かやりながら、また迷っていたことがある(笑)。
今日は横手山・熊の湯エリアだけで終えるか、焼額山エリアまで遠征するかだ。
ヤケビへ移動するとなると30分はかかるだろう。
今まで単独で両方を掛け持ちしたことはない。
それを言い出したら、2月のシーズンピークには志賀高原へ来たことはない。
長い雪坂道が怖くて、志賀は春スキー専門にしていた。
ヤケビへの道路カメラをスマホでチェック。
おお、三つのトンネルへ道路の雪はこの晴天で溶けて、黒い道になっている!
ゴンドラは4時までか、今は2時。
よしっ。ここを撤収!
いざ、ヤケビへ!
焼額山
ということで、ヤケビ第2ゴンドラ前駐車場へ移動してきた。
第二トンネル内の凍結道路でクルマが横ズレした。コワっ。
▲ ここも閑散としている。
それでも滑り込まれているからだろう、雪質は熊の湯に比べて固くなっている。
ま、ヤケビも滑った一日だった、という自己満足を求めているだけで雪質は構わない。
上から下まで3本ぐらいだけ滑ったかな。
▲ ダケカンバか白樺か区別がつかないが、横手山・熊の湯では見ないような、いかにも高原らしいコースがあった。
そう、横手山・熊の湯の魅力は山並みだが、ここでは針葉樹、白樺の高原状の風景が素晴らしい。
あんまり4時ギリギリまで滑っていると、帰り坂道がラッシュで追い立てられ煽られるるのはイヤだから、3時45分で滑り止め。
ばたばたと志賀高原を撤収する!
▲ 帰り坂道もほぼ溶けており、怖い場面は幸い無くて良い決断だった(^^)。
前方のクルマは、出光のタンクローリー車で、道路リスクの超プロ。
とにかく合わせて付いていって、無事下山。
八方尾根に続いて、志賀高原でも青い空の下で滑れて、良かった良かった。
滑りのほうも、二日間連続して滑ったことからあるヒントを掴んだような気がして。
これからの先につながるといいな。
降りた先で、道の駅北信州やまのうちで泊まろう。
その前に立ち寄り温泉だ。
朝起きると青い空。
朝日に輝く、きりりと引き締まった朝。
横手山
▲ 標高1690mの駐車場は、全面に薄っすらと雪化粧。
車中泊をしている人は他にいないようだ。
夜間はマイナス10度になるからな。
シンクの蛇口が凍結、水が出ない。
▲ 粉雪はフワフワで、足跡をつけるのがもったいないくらい。
まず、スキー板にワックスをかけよう。
8時45分から動き出したペアリフトに、一人とび乗る。
(通勤電車の皆様スミマセン)
▲ 辺りは当然ながら、白銀の世界。
リフトの上から、霧氷がキラキラ白く光る。
リフトを乗り継いで、さらに上に上がっていく。
右横の後方に目をやると。
▲ ワオーッ!!
雪を抱いた白い樹林が、ずーっと広がっている。
そして右端には、笠ヶ岳の尖った山容が。
▲ 笠ヶ岳くん、また来たよ。
あの裏側から登ったことがある、とは信じられないほど険しそうな形をしている。
さらにその背後には雲海が広がり、その上にアルプスの山並が連なっている。
ここまで見えるのは、今日は本当に天気が良い証拠だ。
再度リフトを乗り継いで、もっと上昇すると、
▲ 手前に、たっぷり雪を被って木々が、ま近になる。
左下に見える三角屋根の建物は、横手山のドライブイン(閉鎖中)。
あそこでも車中泊したなあ。
横手山頂上2305m に到着。
頂上カフェの展望台から、
▲ 乗り継いできたリフトと、正面の景色を見下ろす。
みんなも上がってくる。
正面に向かって左側を、見晴らすと、
▲ これは八ヶ岳・佐久の方向だ。
正面の白く小さく飛び出ている山は、浅間山だろう。
浅間山をズームすると
▲ 白い浅間山。
いつもはこの裏の佐久から眺めているので、こちら側からの浅間山はボクにとっては珍しい。
うむー、こちらからの方が山肌がキレイかな。(家内が怒る)
右下の町並みは、嬬恋。鬼押出もここに。
そして、そしてだ。浅間山の左背後でうっすらとコニーデ状の山影が見えるのは・・
富士山だろう。
▲ 一方、展望台正面から右手に目をやると
樹氷がボコボコと立ち並ぶ雪景色で、右端の黒い建物はパン屋のある横手山山頂ヒュッテだ。
きょうのお昼は、あそこにするか、この展望台下のカフェにするか、悩むなあ。
横手頂上の裏手にあるのが、渋峠のゲレンデ。
渋峠
▲ 渋峠ゲレンデ。
ここは頂上だけに、吹きさらしのゲレンデで雪質も硬くなるのだが、滑走している人も少ないのでフワフワ雪面。いい感じだった。
画面右上の三角建物へ。
渋峠ホテルだ。営業をしていた。
宿泊客は、雪上車でここまで上がってくるらしい
ホテルの裏側から上の方向に白い道らしいものが見えるだろう。
あれは・・そこへ行こう。
▲ 渋ホテル横に来ると。
中央向こうに、道路標識らしいモノが立っている。
あれは国道292号。そう、あの先に国道最高地点2172mの石碑があるところ。
実は、無謀にもボクは石碑を目指して滑り始めたが、森の中で迷いかけた。
ほうほうの体で、汗だくだくになって、1時間かけて戻ったよ。
あのスキー映画のレジェンド「私をスキーに連れてって」では、ここから万座スキー場へ向かって滑走していくのだ。
ま、それは映画のお話で、マネをしてはいけない。
余談だが、あの草津白根山へはここから4kmほどしかない。
そこへも今は滑っていってはいけない。
疲れたし、お腹が空いた。お昼にしよう。
▲ 迷ったが、クランペット・カフェにした。
日本一標高の高いパン屋には、今日は食べてみたかったビーフストロガノフが無かったので。
▲ カフェ内には、二組の外人先客さんのみがいた。
ボクは手前の、ソファーにひっくり返るように座って。
▲ ダブルクラムペット&ベーコン とブレンドコーヒーで。
▲ ユニオンジャックが、どうしても目に入る。
英国さまにはお願いしていることがあるのだけど・・
早く返事くれない?
▲ 横手山ゲレンデは何本か滑ったが、やはりココで締めくくりたい。
ボクが密かに志賀高原の華、とよぶこのスポットで。
熊の湯
午後からは、横手山の隣の熊の湯ゲレンデへ移動した。
▲ 熊の湯のコースを横から眺めた。
真ん中より左に見える山が、横手山。
あそこを滑り降りるコースを午前中やっていたわけだ。
▲ 熊の湯の一番奥にあるコース。
コース上部は非圧雪地だが、スキーヤーが少ないので、まだ新雪箇所も残っていた。
新雪の浮遊感はやはり面白いな。
ここで、何本かやりながら、また迷っていたことがある(笑)。
今日は横手山・熊の湯エリアだけで終えるか、焼額山エリアまで遠征するかだ。
ヤケビへ移動するとなると30分はかかるだろう。
今まで単独で両方を掛け持ちしたことはない。
それを言い出したら、2月のシーズンピークには志賀高原へ来たことはない。
長い雪坂道が怖くて、志賀は春スキー専門にしていた。
ヤケビへの道路カメラをスマホでチェック。
おお、三つのトンネルへ道路の雪はこの晴天で溶けて、黒い道になっている!
ゴンドラは4時までか、今は2時。
よしっ。ここを撤収!
いざ、ヤケビへ!
焼額山
ということで、ヤケビ第2ゴンドラ前駐車場へ移動してきた。
第二トンネル内の凍結道路でクルマが横ズレした。コワっ。
▲ ここも閑散としている。
それでも滑り込まれているからだろう、雪質は熊の湯に比べて固くなっている。
ま、ヤケビも滑った一日だった、という自己満足を求めているだけで雪質は構わない。
上から下まで3本ぐらいだけ滑ったかな。
▲ ダケカンバか白樺か区別がつかないが、横手山・熊の湯では見ないような、いかにも高原らしいコースがあった。
そう、横手山・熊の湯の魅力は山並みだが、ここでは針葉樹、白樺の高原状の風景が素晴らしい。
あんまり4時ギリギリまで滑っていると、帰り坂道がラッシュで追い立てられ煽られるるのはイヤだから、3時45分で滑り止め。
ばたばたと志賀高原を撤収する!
▲ 帰り坂道もほぼ溶けており、怖い場面は幸い無くて良い決断だった(^^)。
前方のクルマは、出光のタンクローリー車で、道路リスクの超プロ。
とにかく合わせて付いていって、無事下山。
八方尾根に続いて、志賀高原でも青い空の下で滑れて、良かった良かった。
滑りのほうも、二日間連続して滑ったことからあるヒントを掴んだような気がして。
これからの先につながるといいな。
降りた先で、道の駅北信州やまのうちで泊まろう。
その前に立ち寄り温泉だ。