青い空とわたし

青い空の日  白い雲の帆船をみていると

どこかへ どこまでも Harmonyと

走っていきたくなります

宗谷丘陵~ 白い道を歩く

2016年07月17日 21時00分01秒 | 青い空の日は旅立(全般)
7月12日(火)

道の駅・稚内での朝。晴れ。



▲ 道の駅に隣接している北市場をのぞいてみた。

9時オープン直後で客は私たちのみ。



▲ ムラサキウニを1パック1800エンを購入。

ミヨウバンは入れてあるが,東京の寿司屋に出すのはみんなコレ、と言っていたので。


毛ガニも当然売っていて、



▲ 1個でも売ってあげるよ、ということで購入2500エン。

ハサミがないんだけど、というと
市場の大将みたいな人が、切ってやんなと指示があった。



▲ 若いおにいさんが、ハサミで脚にいたるまで切筋を入れてくれた。

普通こんなことをやってくれるとは思わないが、最初の客だったからだろう。
ありがとうございました。

ウニ・カニを大事にクルマの冷蔵庫に入れて出発。

宗谷岬の内陸部に広がる、高さ20~200mのなだらかな丘陵地帯へ行く。



▲ このフットパスに、興味深い道がある。




▲ 白い道。

草原の中に、しろーい道が、ずーっと続いている・・・

どんどん歩く。





▲ 途中で写真を撮っているライダーさん二人に会う。京都と埼玉からのお二人。

バイクなら、この道を走れる。

立ち話にも花が咲く(笑)。





▲ 白い道の秘密は・・

ホタテ貝の貝殻が敷き詰めてあるのだ。

なぜそんなことを?
ホタテ貝処理工場の廃貝殻を捨てたと書いている人もいるが、
ボクの推測はこうだ。
周りの牛舎入口には、必ずこのホタテ貝が敷き詰めてある。
中には貝を山のように積んで、定期的に補充しているように見える。
貝殻は石灰。殺菌作用があるからではないか??


白い道のフットパスを終えて、再び宗谷丘陵の本線を走る。

おっと、と、と・・



▲ キタキツネだ。

あれれ、餌をやってはダメだよ。


今度は、前方にエゾシカだ!
ここはサファリパークかよ!



▲ 親子で車道前方に現れて、親シカは道脇に即逃げたが。

子ジカが後ろをふりむきながら、固まってしまった。

一気にクルマ減速。



▲ その直後、前に向かってピョンピョン走り始めた。

ボクのクルマは、子ジカを追いかけるかたちで走行。

まもなく、ピョ~ンと横の草原に逃げてくれた。

ああ、良かった。




▲ この丘陵には、風力発電機が林立している。

こういう光景は、日本の他にもあるのだろうか。




▲ 宗谷岬の上に位置する駐車場に到着。

何はともあれ昼時で。

さあ、ウニ・カニ合戦の開催だ。



▲ デ~ン、ムラサキウニ120g パック。





▲ 二人の丼に盛る。

相変わらず美味しい。
ミョウバン入りの方が慣れているのか、ウニの風味が濃い気がする(笑)。


そして、いよいよ毛ガニを取り出す。



▲ カニミソもばっちりで。

箸で、もくもくとほじり始める。



▲ ゴソッと身が取れる。

チュー、チュー おいしいなあ。カニだ・・。



ウニとカニでお腹がいっぱいになったあと、



▲ 初めてのdecoのために、「日本最北端の地」に行かねば。

ボクは3度目だよ。

ハイ、チーズ。

なんであなたは、突っ立ってるだけなのよ!

と、あとで文句を言われた。


本日は、これでおしまい。




さらば 利尻よ礼文

2016年07月16日 20時29分21秒 | 青い空の日は旅立(全般)
7月11日(月)

【続き】

花のトレッキングを無事終えて、バスで12時過ぎに香深へ戻ってきた。

お昼時なので、「香深」という食事処へ行った。



▲ 香深の港が見晴らせる席につく。




▲ お寿司5貫と




▲ 糠ほっけ定食1100エン。

礼文にきて、よく糠(ぬか)ほっけというメニューが目についたので、なんだろうと注文したもの。

うむ・・、酸味があってニシンのような・・初めての味。
これも、もともとは保存のための調理だったのだろう。
それが、今は新奇を求める都会人にそれなりの値段で供されるようになったということか。
ま、1回食べればいいや。




▲ この食事処への団体さんご一行の名前。

ツアー名から推測するに、利尻・礼文を巡るツアーは通常3日か4日。利尻空港を利用するのだろう。

「礼文・利尻たっぷり島めぐり3日間」か・・

Soraさんご一行は、利尻で3泊、礼文で4泊、合計8日間の超たっぷりの離島生活になってしまった(笑)。




▲ この礼文島の駐車場に全泊して、お世話になりました。

忘れがたい車上生活になるでしょう(笑)。




▲ 17:05発のフェリーに乗る。

さようなら、礼文。
ありがとう、花の浮島。




▲ 船上からの利尻島・利尻富士。

おまえは、ほんとうに美しいなあ。
忘れないよ、登ったことを。


~・~・~・~・


19:00に稚内港に到着。

そのまま、稚内の北端ノシャップ岬へ走る。
19:27分の日没に間に合う。



▲ ノシャップ岬と利尻富士の夕景。




▲ 夕暮れの空は万変化で、こころも赤く染めてくれる。

さあ、あすからは又、北の大地を走りだす。





礼文島~花のトレッキング (桃岩展望台コース)

2016年07月16日 06時56分35秒 | 青い空の日は旅立(全般)
7月11日(月)

礼文島5日目の朝。

やっと晴れた!

フェリーターミナルから8時40分発のバスに乗る。
10分弱で桃岩登山口に到着。



▲ トレッキング開始だ。




▲ 桃岩台トレッキングコースの地図が掲示されている。

最北の離島・礼文島は、寒冷地で高山植物が平地でも見られることもありトレッキングが盛ん。

中でもこのコースは高山植物の宝庫の島の南部を歩き一番人気がある。

桃岩登山口 → 桃岩展望台 → 元地灯台 → 知床 を行く 4.4km 所要時間は4時間。



はじめ少し丘陵を登ったら、あとは緩やかなアップダウンがあるだけだ。
さあ、花を眺めながら歩こう。


左:チシマフウロ  右:レブンシオガマ


左:レブンキンバイソウ  右:




▲ 水色の花が綺麗だ。




▲ その花のズーム。 ミソガワソウかな?




▲ これは先のチシマフウロ。

礼文ではお花畑の代表的な花のようで、あちこちで群落がみられた。


桃岩展望台へ来た。



▲ 桃のような形をしているから桃岩。




▲ 猫のように見えるから猫岩。

きょうは、桃岩も猫岩もはっきり見える。




▲ この花は?




▲ イブキトラノオだ。

伊吹山で見つかった。虎の尾みたいだから命名されている。

このコースでも、ほんとうにあちこちに群生していた。





▲ 見て!見て!




▲ あったあ!




▲ レブンウスユキソウだ。

白い花のように見えるのは葉で、白い綿毛が密集しているのを薄雪に見立てて命名された。
風あたりが強くて、他の花が咲かないような傾斜地を好む。

日本のエーデルワイス。礼文島固有種で、礼文町の町花だ。






▲ さらに歩いていく。




▲ レブンキンバイソウ。

これも、6月中旬~7月中旬に咲く礼文島固有種。




▲ 元地海岸に地蔵岩が見える。





▲ 昨日までの雨で、遊歩道がぬかるんでいて滑らないよう気をつけて歩く。




▲ キンバイの谷とよばれるところをゆっくり下りていく。

レブンキンバイが多く咲くことから名付けられたのだが、
今はなだらかな丘に、白いセリ科の花が点々と一面に咲いている。

ちなみになだらかな丘は、礼文島が海底が隆起してできた証左。
一方、利尻島は火山が爆発してできた島で地表がゴツゴツ岩稜、の違いがある。





▲ 利尻島・利尻富士 と エゾカンゾウ。

このコースでは、そんなにエゾカンゾウは咲いていなかったが、やはり華だ。


ツバメ山とよばれる高台に上ってきた。
ここは360度のパノラマの展望が素晴らしい。



▲ これから向かう島の南西端の元地灯台の方向。

ここから、右手の方向を更にワイドにみやると、

PC用;


スマホ用;




さらに、今来た後ろの方角を見やると、



▲ 一番左端の下に、赤い屋根のユースホステル。

左の上の赤矢印のところから、ここまで歩いてきた。


この方角をさらにワイドに右手を見やるとお隣の利尻島・利尻富士も一望できる。


PC用;



スマホ用;



ここツバメ山で、花・丘陵・海・空の全部のビューを楽しみながらのランチは最高! だった。

でも、次へ行くか。



▲ 元地灯台まであと少し。




▲ 元地灯台と、海の向こうには利尻富士。






▲ 青紫の花が目をひいた。




▲ このコースの終点・知床の集落が、前方の海岸に見える、もう少しだ・・。

もうすっかり明るい日差しの中を歩いていった。


約3時間のトレッキングだった。

お花も良かったが、ツバメ山からの礼文の丘陵的な山並み、青い海と海岸線、そして利尻富士を眺めることができたのが一番良かった。

待った甲斐があったね。

ほとんど初めてのトレッキングだったdecoさんも、よく歩いたじゃないか。



【この日続く】


礼文島~植物園、懐かしのユースホステル

2016年07月14日 09時40分06秒 | 青い空の日は旅立(全般)
7月10日(日)

礼文島での4日目(笑)。

今日は雨こそ降ってないが、曇り。
明日は天気予報によれば(島ではあたらないようだが)、晴れ。
ここまで待ったのだから、花トレッキングはあしただ。

ということで、きょうは明日の下調べに行こう。



▲ 島の北側にある礼文町 高山植物園にきた。

島内の高山植物を網羅するかたちで、植生保存しているようだ。
30種の植物が季節に応じて順に咲いているので、お手軽にはここで見ればいい。



▲ ビジターセンターに入ると、すぐ入り口にレブンアツモリソウが「展示」状態でおいてあった。

本来の開花時期は5月下旬~6月中旬だが、ここでは種を低温管理したアツモリソウが8月中旬まで見られるようになっている。





▲ レブンアツモリソウは、ラン科の女王とも讃えられる礼文固有種。

礼文島北部の群生地に見られ、絶滅が危惧されている貴重な花だ。




▲ レブンウスユキソウ。

もう一つの礼文島を代表する花。ヨーロッパでみられるエーデルワイスの仲間。北緯45度の海岸線近くでこの種が見られるのは世界的にもまれだそうだ。
礼文町の町花になっている。
そういえば、ここでお世話になっている日帰り温泉の名前は「うすゆきの湯」だったが、この花の名前をとったのだな。




▲ レブンキンバイソウとレブンソウ。




▲ キクバクワガタ? と タカネナデシコ。


明日のトレッキング時に、見れるといいなあ。




▲ 植物観察中。




植物園のあと、北の金田ノ岬をめぐって、島の西側へ。



▲ 澄海岬(すかいみさき)。

その名のとおり澄んだ海。
ガイドブックには「日本海がつくった秘境中の秘境」と書いてあるが、お天気が悪いとマリンブルーが映えないなあ。残念。




▲ 近くの休憩所で。

ものは試しと、トド肉を少し食べてみた。
少し固めで、クジラ肉のような味がした。
味見はこれだけで充分(笑)。




▲ ゴロタ浜へ下りてみる。




▲ 浜には貝殻がいっぱい。

そのうちのかなりに穴が開いている。
海鳥が貝を捕食して、つっついた穴ということだ。



一昨日に続いて、桃岩猫岩展望台の方へ行った。
きょうこちらへ来たのは、ここをもう一度再訪したかったから。




▲ 湾に面した山の下に、赤い屋根の建物が見える。

地図によれば、ユースホステルのはずだ。




▲ 礼文ユースホステル 桃岩荘。

40年以上前、学生時代秋の試験休みの時、ボクは北海道を2週間ほど旅行した。
当時のカニ族という一人。
その時礼文に渡り、ユースホステルに泊まった。
それはこのユースホステルに違いないのだ。
建物も殆ど覚えていないが。

でも一つだけ、よく覚えていることがある。
夜のミーティングと称する、集まりでみんなで歌をうたったことだ。

あの宿泊者の密度の濃い交流会は、今も引き継がれているようだ。

 (クリック拡大)

出港するたびに、ホステルの人がフェリーの横で歌って踊って宿泊者を送り出す、一見異様な(笑)光景↑を見た。

ミーティングで唱和した歌、

♪ ・・・利尻よ、れ~ぶ~ん・・ 

というリフレインは今もボクの耳になり響く。



ユースホステルさん、ほんとうにお世話になりました。
北海道でもヨーロッパでも。
ボクの青春。


礼文島~ウニむき体験

2016年07月12日 22時38分24秒 | 青い空の日は旅立(全般)
7月9日(土)

礼文島にて3日目。

今日も雨。

雨でも関係のない所へと、



▲ うにむき体験センターへ行ってみた。




▲ 私たちの他にも、数名来ていた。




▲ いけすの中から取り出したムラサキウニ。1個500円。

トゲがムニムニ動いている。
触ってみても案外、痛くない。



▲ 係員さんの指導にしたがって、先の尖ったナイフ状のものでウニを突き刺し、軽くひねると、パカッと割れた。

中に黄色いウニの身がのぞく。
ナイフを内側にそって回すようにして身を剥きだす。
すると、ポロリと取れる。




▲ まだ茶色の内臓物が付着しているので、ピンセントでつまみ出し、全体を塩水ですすぐ。




▲ 厚手の紙の上に載せて、塩水を拭き取るとできあがり。

これは雄のウニで白っぽい。




▲ deco さんのは雌のウニで茶色っぽい。

茶色のシミは塩水を拭き取った跡。

雄のウニのほうが、味が濃いと言われて、味を比べてみたがよく分からなかった(笑)。




▲ 見てっ、これが究極の鮮度100%の活ウニだわ!!

おいしいっ! と。

販売向けのウニの取り出し方も、穴を開けるのは機械だがあとは手作業で同じとか。
大盛りのウニ丼なら、これを3,4個使う量だろう。
とすれば、1500円から2000円が小売り販売価格の最安ラインか、と計算してしまう(笑)。


つぎは、これもまた礼文特産のボタンエビ。



▲ いけすの中で、食べられるのを待っている。

一匹、1000円!



▲ 係員さんが、殻を剥いていく。

剥いたエビをdecoさんが、即食べる。



▲ 頭の部分は、焼いてくれる。

それを、decoさんが食べた。

あとで感想を聞いてみると、
剥いたエビは、口の前でまだ動いていて、それを食べるのは気持ち悪かった。
頭を食べるときも、生きていたエビのイメージが残っていて、うまいとは思えなかったと。

活イカとか、生きたまま鮮度100%のまま、喜んで食べる人がいるが、どうも私たちはね・・
と同意見になった。
(ウニは別あつかいだが・笑)





ウニむき体験のあとも、まだ雨が降っている。

礼文島は、ご存じ高山植物が咲き誇る、花の島。
トレッキングコースも長短いくつか整備されている。

雨の中だが、一番人気のある桃岩展望台コースの下見に行ってこよう。



▲ ということで、桃台猫台とよばれる展望駐車場に来て見た。

この後ろにそびえるのが桃岩。だけど、上部は曇っていて見えない。




▲ 湾の前方に、猫の頭部の形をした猫岩があるのだが・・・


やはり、雨が降っていてはなあ・・・

すごすごと、フェリーターミナルの駐車場に戻って、今日も終わり(涙)




礼文島~雨の日には

2016年07月11日 22時04分36秒 | 青い空の日は旅立(全般)
7月8日(金)

礼文島・香深駐車場での朝。

本来今日は晴れの日だが、空は曇って小雨がぱらついている。
礼文島のスマホピンポイント予報は、依然晴れになっているのに・・

お花畑のトレッキングは、中止だ。

昨日は島の北端のスコタン岬へ行ったので、今日は南端へ行こうか。



▲ 北のカナリアパーク。

吉永小百合主演の映画「北のカナリアたち」のロケ地を利用した公園。
舞台となった校舎が残されている。



▲ 校舎の中。

帰ったら映画のDVDを見てみよう。


南端の探索が終わって、今度は香深の町にある



▲ 礼文町郷土資料館へ行ってみた。

こういうのは雨が降っていても関係ないからね。




▲ 礼文島の北部の一地域から縄文時代の住居跡が発掘された。

そこからの出土品の展示が中心だ。
3000年前にも人が住んでいたとは驚きだ。




▲ 今晩は、フェリーターミナル内の食事処でホッケ定食だ。

雨が降ってすることが無いと、記事も簡単でいいなあ(笑)。






利尻から礼文島へ~キッチンカーが行く

2016年07月10日 22時28分15秒 | 青い空の日は旅立(全般)
7月7日(木)

もう少し、利尻島にいようかなとは思った。
しかし利尻・礼文の天気予報では、晴れは明日まで。



▲ それなら晴れのうちに、ということで利尻・沓形港を11:25発フェリーに乗って礼文へ向かった。

手続きは簡単、すいているので予約は不要。
出航20分まに行けばよかった。

40分で礼文島・香深港に到着。


昼時なので、ナントカちどりという食事処に入ったら満員、しかも客応対がぞんざい。

それならということで、漁協の食料品店で食材を調達してクルマの中で食べることにした。



▲ ホタテのバター焼き。




▲ イカめしにウニを詰めた加工品。

専属モデル兼シェフが、手早く作ってくれた。
ボクは匂いが立ち込めないように、換気作業するだけ。


今日の午後半日は、まず礼文島の北端へ行ってみよう。


▲ 礼文島には東側に南北を結ぶ道路があるのみ。

北上すると、北端のスカタン・・じゃなかったスコトン岬が湾曲した先に見えてきた。




▲ スコタン岬の駐車場。

土産物屋が1件あるのみ。
風が強い。
日本最果ての離島の最北端で車中泊といきたいが、とってもこんなところではクルマごと吹き飛ばされそうで車中泊はできない。



▲ 記念なので。

向こうに見えるのは、トドしか住まない無人島、トド島。


そこそこに退散して、香深に戻る道すがら。



▲ 曇っていた空が少し晴れてきて、海の色が群青なので撮ってみた。





▲ 香深港に近くなると、向こうの対岸にはすぐ利尻富士が見えてくる。





▲ 香深に戻って、日帰り温泉「うすゆきの湯」へ。

休憩室からも、窓の外には利尻富士がデーンと見える。




▲ 今晩は港の一般駐車場で車中泊だ。

こういうスポットでは、必ずほかのキャンカーも停車しているのだが、一台も見当たらない。
ただ今、礼文島ではわがHarmonyしかキャンカーは存在しないことになる。
なかなか、高い運賃を払って礼文までキャンカーで来る人はいないだろう。




▲ 夕食も内製化で、キッチンカー。

現地調達のホッケでチャンチャン焼きをやる。
ネットでレシピを探して(笑)。

お味は、もちろんウマイ。

おやすみなさい。
明日は晴れるといいのだが。

お気に入りは利尻富士とウニ

2016年07月09日 21時54分50秒 | 青い空の日は旅立(全般)
7月6日(水)

利尻富士温泉での朝。
もちろん今日も晴れ。

利尻富士に昨日無事登頂して、気分も晴れ晴れ。
さあ利尻島を周遊しよう。そしてアレも食べよう。

鴛泊港から時計まわりで周遊開始。

と、すぐに、な、なんだこれは。



▲ ブランド利尻昆布を干しているのだ。

1本ほしいな。




▲ 少し内陸に走って、姫沼へ来た。

利尻富士の裾にたたずむ神秘的な湖。
富士の頂上からもこの湖が小さく見えた。





▲ 遊歩道を使って、湖を一周した。20分ほど。

湖のビジターセンターのお姉さんに、ウニはどこの店がいいの?と聞くと、
「個人的には、ウニの土瓶蒸しが好きで・・」

ドビンムシ?

面白そうじゃない。じゃあ、その店へ直行しよう。

その店は、もう一つの港、沓形港の方にあるので逆回りに戻る。




▲ 大漁亭。

えらくふるい店がまえだ・・

おすすめ受けたとおり注文して出てきたのがこれ、




▲ ウニの土瓶蒸し。

うむむ・・

女将によると
お出汁は、利尻昆布と塩のみで。
土瓶蒸しにはこのムラサキウニのほうが味がよく出るとか。



▲ ウニをいくつか取って、お出汁をちょろちょろとかけて、ひとかけらを口にほり込む。

昆布のうす味に、ほのかなあのウニ味がからまって・・美味、美味・・

ゆっくり食べながら、一つの土瓶をdecoと、取り合った。




▲ もう一つは、ウニ丼で。

こちらも、ごはんとウニを口の中でなめるように、転ばせるように食べて・・ふううう・・おいちー


至福の終わりは早かった。

お代は超高価なので、私たちはもう二度と食べれないだろう。

このあと他の店で聞いたことだが、ご結婚前の常陸宮殿下がこの店に来られた時は、この土瓶蒸しはウマイということで、3度お代わりされたとか(笑)。


島のほぼ南下の仙法志というところでは魚協直営の利尻昆布工場で、昆布を買った。

さらに周ってきたのがここ、



▲ オタトマリ湖

北の優美な利尻富士とは違って、南側から見る利尻富士はゴツゴツとしている。
ここでも1周してみた。

ここは利尻島で一番の観光スポット。
駐車場では次から次へと観光バスが出入りしていた。



▲ 店が二つあって、この店(信ちゃん)でウニの握りずしをまた食べた。




▲ 店主が、バフンウニ(左)とムラサキウニ(右)を見せてくれた。

バフンウニの方が味が濃厚ということになっている。

バフンウニ1貫 1000円
ムラサキウニ1貫 700円

隣の店では、バフンウニとムラサキウニの1個ずつで1,100円、ムラサキウニ2個で900円と、ずっと安いがなぜか、とぶしつけに聞いてみた。

店主は、声を低めて「質が違う」と。

さっきの店では土瓶蒸しもウニ丼も、ムラサキウニだったので、今度はバフンウニで注文。



▲ バフンウニ3貫。



▲ decoが2個食べて、ボクが1個だけ食べた。

満足そうだね、キミは(笑)。

ボクは、先ほどのウニ土瓶蒸しの余韻がまだ残っていたが、バフンウニとムラサキウニの違いはよく分からなかった。

そして乱暴な結論に至った。これほどの微妙な味の違いなら、ボクは安いほうがいいな(笑)。


ウニの味覚探求はこれで止めることにして、同じ地だが少し高台に「白い恋人の丘」と呼ばれる所へ移動した。



▲ 白い恋人の丘

ここはご存知、銘菓「白い恋人」のパッケージ写真↓のモデルとなった所なのだ。

 クリック拡大

ボクはここで車中泊したいと言ったが、寂しすぎて怖いと却下された。
ままならない。


島を一回り半ほどして来たのが、島の西側にある沓形岬。



▲ 沓形岬公園キャンプ場

沓形港に隣接し、利尻富士と礼文島が眺望できる絶好のロケーションだ。
1泊300円(車中泊可)。

「夕日が綺麗で人気のデートスポット」でもあるらしいので、夕日を待ってみよう。



▲ ポロンちゃんもリードをとって、走り回る。


八角形の展望台がある。



▲ ここで、夕日の落ちるのを待とう。

周りに、ハマナスの花が。




▲ サンセット 7時27分。

明日も、良い日であるように・・






念願の利尻富士に登る (鴛泊コース)

2016年07月08日 11時14分04秒 | 同上 (山歩き)
7月5日(火)

利尻北麓野営場での朝。
午前3時半に起きる。もう薄明るい。
今日、念願の利尻岳1721m、通称利尻富士に登るのだ。



▲ 4時50分頃、登山道に入る。

こんな早朝からの出発は初めてだ。
登山口(3合目)の標高は200m余だから標高差で1500mある山。
コースタイムも10~11時間で、中級から上級者向けとなっている。

とにかく、早朝に出発すればいろいろ対応しやすいので早い出発にしたのだ。



▲ 4合目390m 野鳥の森。

朝日が差し込んできた。何の鳥かは分からないが、さえずりが聞こえてくる。
このあたりまでは、傾斜も緩い山道がずっと続いて自然とウォーミングアップになった。
富士というだけあって裾野が長い感じだ。



▲ 6合目760m 第一見晴台に到着。

鴛泊港に近い山、ポン山444m が手前に見えるが、それ以下は雲海にさえぎられて見えない。

ワイド画面では、

PC用


スマホ用



さあ、さらに登ろう。



▲ ハイマツの間をぬうように登っていく。


道すがら見かけたお花

1
▲ ゴゼンタチバナ(左右)静かな感じの白い花が印象的


2
▲ (左)コケモモ      (右)エゾオグルマ






▲ 8合目1216m、長官山に到着! 7:55AM

目の前には、利尻岳の山頂が見えてくる。

利尻富士町の登山注意書きには、8合目に11時までに到着しなければ下山することと書いてある。
ただいま8時だから、余裕のバッファが3時間もある(笑)。

ここまでくると一安心だ。
新しい登山靴に、あたる箇所が出てきているが、まあなんとか持つだろう。

再度、下界のワイド画面

PC用


スマホ用



だいぶ、雲海がとれてきた。
海も雲の合間に見えてきた。



3
▲ (左)チシマフウロ 千島風露        (右)不詳
4

▲ (左)ミソガワソウ 味噌川草
  (右)ウコンウツギ 鬱金空木 バニラ色が甘い感じでよかった。あちこちにあった。




▲ この尾根伝いに登っていくのだな。

がんばろう。




▲ 下界を眺める。


5

▲ シラゲキクバクワガタ ブルーの花に白いヒゲが長いのが気に入った。





▲ 9合目到着。1410m

ここからが正念場か(笑)。

まだ300mも登る。

お花も9合目から増えると書いてある。

6
▲ (左)ハクサンチドリ             (右)チシマフウロ


7
▲ (左)不詳                  (右)キバナノコマノツメ


なるほど。




▲ 下を見ると、遠く鴛泊港にフェリーが出ていくのが小さく見えたので、ズーム。



8



崩壊しかかっているガレ場にきた。


▲ 裾野から見ても茶色くえぐられている箇所だ。

雪庇のように、登山道の下部が削れている。
いつまで持つか心配なことだ。




▲ 頂上まであと少し。




▲ もうそこだ。

急登が続くのだが、今までの山の山頂近くの急登と比べてそんなにしんどいものではなかった。
足場のズレ落ちは気をつけなければならないが、新しい靴なので(笑)。




▲ 利尻岳登頂!! 10時ごろ。

約5時間たっていた。順調かな。

この山は、ほかの方も特別な思いと決意を込めて登ってきたのだろう。
「おめでとう」とグループ内で言い合う人が多かった。
ボクは自分に、「よくやった」とつぶやいた。
(けどこのスタイルはなんじゃ)



▲ そのあと、みんなも写真撮影に忙しい。


それでは、どんな景色だったのか。
右の方から。


▲ 北海道の方向。

サロベツ湿原だと思われる平地が横に広がっている。。
その背後に、





▲ 遠く向こうには、ぽつぽつと黒いとんがりが見える。

ズームしてみると、山。
大雪山とかが見えるのだとか。

それ以外は山脈が見えず、さすがに平らな北海道だ。




▲ さらに左に目をそらすと、稚内、宗谷岬等の北海道の北端が黒く目に入る。

ワイド画面では
PC用


スマホ用



さらに左に目をやると



▲ 礼文島が見える。

礼文島の下部はまだ雲がかかっている。


礼文島方向のワイド画面

PC用


スマホ用



昼食も食べて、1時間ほど頂上からの地球状の眺めを楽しんでいた。
団体さんのガイドが、「11時に下山しまーす」と叫んでいたので、その前に降りた。



▲ 頂上を見やる。

平標山でいっぱい咲いていた、ハクサンイチゲがここでも咲いていた。






▲ 8合目の長官山まで降りて、利尻岳を見上げる。

ここからの眺めが一番綺麗だな。
もう、間違いなく懇情の別れになるだろう・・

でも、良かった。
本当に良かった、登れて。




▲ 3時ごろに戻ってきた。

ほぼ10時間の山行になった。

deco さんが迎えにきていた。
すみませんね。
おまたせしました、無事生還です。




▲ 登っているときは、暑くて長袖シャツを脱いでTシャツだけになりたかったが。

おそらく頂上では20度以下であったことは間違いなく、夏山としては気持ちよく登れた。
すみませんね、内地のかた。



▲ Harmony ちゃん、帰ってきたよ。

とうとうやったよ。



利尻島へ渡る

2016年07月04日 19時49分38秒 | 青い空の日は旅立(全般)
7月4日(月)

稚内市の朝は小雨。何よりも風が強く、傘が壊れた。

10時50分発 稚内⇒利尻島・鴛泊行きのフェリーに乗る。



▲ ハートランドフェリー。

1時間50分の航海だ。



▲ 船内。

初めの1時間ほどは天候で揺れたが、あとは普通の運航になった。


12時40分に鴛泊港に到着。



▲ コンビニ・セコマートでいくつか調達後、利尻富士温泉へ来た。

薄茶色の湯は気持ちが良かった。
休憩所も開放的で、遠くに海を見ながら湯冷まし。

外に出ると、西のほうから晴れ間が出てきた。
ヤレヤレ。



▲ 温泉から内陸の方へ10分ほど走って、利尻北麓野営場へ到着。

ここは利尻岳の3合目で、鴛泊コースの登山口だ。
駐車場の奥へ停める。

左横に見えるのはバンガロー。
ここは本来キャンプ地なのだ。



▲ 炊事場があり、フリーサイトにテントを張っている人がいる。




▲ 気温13度、湿度60%。今日はずっとこうだった。

しかし、今は曇天はとれて日が差してきた。




▲ 5時過ぎに、管理棟のほうから歓声が聞こえた。

行ってみると、下山者が上の方を向かって写真を撮っていた。

ああ、利尻富士がようやく顔を出し始めたのだ。





▲ 明日登る利尻岳の雄姿・・・

よおし!