こころの染織

ひと針ひと針心を繕います。
第8章・・月あかりの散歩道・・・私とルナと一緒に月に想いを馳せて散歩しませんか~♪

みちのく湖畔公園で見かけたムクゲあれこれ

2023-07-25 15:33:59 | みちのく湖畔公園

 

アメリカン・ブルーです。

 

先日、みちのく湖畔公園へ行った折に、
園内でたくさんのムクゲの花を見ました。
今日は、そんなムクゲの画像と共に、
話を進めたいと思います。

 

 

私が「ムクゲ」に初めて出会ったのは、
大学で染色学を学んでいた頃で・・・
卒業制作に絹の白布を染めて作品を作るのですが、
そのモチーフを探していました。
植物図鑑とにらめっこ。。。
その時、目に留まった「ムクゲ」を図案化して、
ドレスを染め上げました。
もう体形がすっかり変わってしまったので、
そのドレスはどこにも入りませんが、
タンスの奥底に長い年月眠っています。

 

 

ムクゲ(木槿)の花は、
6〜10月の間、日本各地で見られる花です。
木槿・・・中国ドラマなどでは、女性の名前で見かけられますね。

日本では、夏の茶室にムクゲの花が飾られるそうですが、
茶花として使い始めたのは、茶道の家元であった千宗旦
宗旦は、茶道を確立した千利休の孫にあたり、
一日でしぼんでしまうはかなさが茶道の説く一期一会に通ずるということで、
ムクゲの花を大変好んでいたそうです。

 

 

 

 

朝咲いても夕方にはしぼんでしまう一日花
その花の命が短いことにより、
はかない花として知られていますが、
白やピンクなど淡い色の花色も、
その儚さを余計に漂わせているのかもしれません。

 

 

今回初めて出会った薄紫色のムクゲ・・・

物語の主人公にもなりそうな、
少し高貴で、
物思いにふけるような大人を感じるムクゲでした。

 

 

 

今日は、私は健康診断の日
予約をしていたので10時半に病院へ行きましたが・・・
院内は、すべての扉を開放していて、
エアコンも使いながら、風が流れるようにしてありました。
何となく次々に訪れるコロナ?と想われる若い患者さんたち。

夫は2週間ほど前に健康診断とワクチン接種
その診断結果を貰いに行くと、
私よりも40分ほど前に家を出ました。
先生のお話によれば、
公表はされていないけれど、
第8波を越える勢いだとの事・・・

私自身もマスクは場所によって半分ほど付けなくなりました。
引き続き、手洗い・消毒には努めて、
感染対策はしておきたいと思います。

 

 

夫は、帰りに、警察署に寄ってくると言っていました。
病院のすぐ近くにあるんですよ~
「えっ? まだ諦めてなかったの?」

夫は1ヶ月半ほど前・・・
会社の元同僚たち3人と駅前のいつもの居酒屋さんで飲んで、
帰り道で、カードケース&小銭入れを落としたと気が付き、
歩いた道をたどったり、
お店に戻って聞いてみたり・・・
それでも見つからずに残念そうにしていました。
それは、私が藤崎で買って夫にプレゼントしたものでした。


でも、夫と言う人は、
まぁ~ よくよくものを無くす?落とす?人で・・・
本当に呆れてしまうほどなのです。
過去の重要ラインナップ
免許証、車のカギ、スマホ、タブレット、カバン、財布・・・記憶?? etc
でも、それがですね、
そのほとんどが、なぜか必ず出てくるから不思議~♪
それでも、今度ばかりは絶対にムリ
そう思っていました。

笑笑 笑笑笑  

 

なんと!!!  あったそうです~(*´▽`*)

現金は無くなっていたようですが、
夫が欲しかったのは、このパスケースと、
中に入れていた古い免許証
夫がお守り代わりにしていたものです。
自身が病気で髪の毛も眉毛も無くなっている姿の免許証写真
その時ほどの困難な治療は無く、
その姿を逆に大事に残していました。
お守りだったんですね~

彼の人生を考えると・・・
「諦めない!!」
そこが失せものは出てくる・・・に繋がって、
「今」があるのだろうと想います。

 

      

 

今日は、仙台市も真夏日です。
私も警察署の前を歩いて帰ってきました。

いつも思うのですが、
署内の道場から剣道の声が聞こえてきます。
私もやったことがあるので、
防具の中は汗びっしょりでしょうね~
その花壇には、もう、白いコスモスが咲いていました。


 

 

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揺れるふうりん・・・古民家の軒先

2023-07-24 15:45:18 | みちのく湖畔公園

 

アメリカン・ブルーです。

 

みちのく湖畔公園の奥座敷
「ふるさと村」には、東北の農村風景と共に、
今に伝わる暮らしの伝承を目的に、
特色ある古民家を移築しています。

今回は、その古民家の軒先に、
風に揺れる風鈴が吊るされて・・・
夏の暮らしを演出してくれています。

 



今年は、いろいろなところで、風鈴の演出を見ましたが、
私の中でもマイブーム🎐
マンションでは、風鈴も騒音になる世の中・・・
外で楽しみながら、
昔ならではの「涼感」を探しましょう~♪

 

 

津軽の家  津軽びいどろ


夫は、青森県へ良く出張していたので、
この風鈴を見るなり「津軽びいどろだぁ~!!」と叫んでいました。
多彩な光 青森ねぶた 海の色
年月を重ねた家に透かしガラスの絵模様がオシャレですね。

 

 

 

 

こちは、鳴瀬川河畔の家

縁側に瓢箪と並んで吊るされています。

 

 

 

風鈴は 南部鉄器(岩手県)

この日は風が穏やかで・・・
風鈴の音が中々聞こえませんでしたので、
ちょっと失礼して鳴らしてみました。
南部鉄器は私の故郷・岩手の物なので、
その音色はさすがだなぁ~と
耳障りが良く、一番の響きだった気がします。

 

 

 

ひとつ買うならこれが良いかなぁ~
そんな絵付けが素敵な
会津の家(福島県)  蒔絵風うるし風鈴?

 

 

なんと!!  こんな作業小屋の軒先に・・・

探すのが大変だったんですよ~  笑笑

 

 

最もシンプルだったけれど、
しっくりそこに収まっていて、落ち着きを感じる風鈴

月山山麓の家(山形県)

 

 

雨戸の色に心惹かれて、
そこから奥を覗いてみると・・・

 

 

切り取られた絵画のような、
今ならタペストリーを飾ったかのような、
ハッとする居間がそこに見えました。

 

 

釜房の家(宮城県)

七夕飾ざりが登場しています。
その陰になって、ひっそり存在する風鈴

 

 

 

飾らない無口な風鈴のようでしたが、
その分、趣があって・・・懐かしさと伝統的な風格

 

 

実は入り口は釜房の家・・・
その庭に桔梗の花が咲いていました。

ここで、「風鈴の展示」について伺ったのですが、
ボランティアさんなのか?古民家ガイドさんなのか?
お二人での会話は外まで聞こえてくるのですが、
いざ質問して見ると、
まったく「風鈴」についてご存知なく・・・
その軒先に吊るされていることすら知られていませんでした。
イベントを行うなら、
やはり、ある程度の事前に場所や予備知識を持って、
案内をしてほしいなぁ~と思いました。
夫が管理事務所に電話をしてくれて、
6ヶ所あることを教えてもらいました。

 

 

この風鈴が吊るされている建物の場所を聞きたかったのです。

本庄由利の家(秋田県)

 

 

「本庄ごてんまり」に付けられた風鈴
この風鈴が珍しく見たかったのです。

立派ですね~

 

 

その建物も、かなりの大きなお屋敷のようでした。
農家と言うよりも商家のようでもあり、
他の古民家化と比べると豊かな生活を感じます。

 

 

6種類の風鈴を探しながら古民家巡り・・・
いつもと少しその巡る意図が違ったので、
逆に新鮮な気持ちでその入り口をくぐり、
直ぐ帰ろうと思っていたのですが、
2時間も費やしてしまいました(笑)


皆さんはどの風鈴がお好きですか~(*´▽`*)

      

 

子供の頃、
やはり家の軒先に夏になると風鈴が吊るされ、
夜には蚊帳を吊って、窓は開けたまま。。。
なぜか豚の蚊取り線香入れが定番で、渦巻きの線香をたき、
朝方になると冷えてくるので窓を閉める・・・
母と姉は夏ならではの「怪談話」が好きで、
枕元にラジオを置き・・・
私はそれが嫌で、早々に眠ったものでした。。。
昭和の懐かしさを語る自分も、
古くなったものだ~と苦笑するのです。

 

 

見納めの紫陽花に、
トンボがとまり・・・
園内の歩道には、
たくさんのセミの抜け殻が落ちていました。

      

 

 

 

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ひまわり畑・・・みちのく湖畔公園

2023-07-23 14:10:25 | みちのく湖畔公園

 

アメリカン・ブルーです。

 

今日は「大暑」だそうで、
一年でもっとも暑さが厳しくなる時期です。
昨日の梅雨明けからの夏本番!!
とは言え・・・
仙台は、今日も最高気温28℃と、
優しい夏を過ごしています。

 

 

 

昨日、久しぶりにみちのく湖畔公園へ行ってきました。
家を出るときは程よく晴れていましたが、
川崎町が近づくにつれ、
やや雲が広がって・・・
写真には明るさが足りませんでしたが、
陽ざしが少ない分、
身体には優しい時間になりました。

 

 

 

 

ここへ来たかった目的が3つあって、
そのひとつがこちら ↑
多目的ホール「ふるふる」に設置されている
花柄の和傘を装飾したフォトスポット
ここで写真を撮っていると、
スタッフさんが「お写真撮りませんか?」
そう声をかけてくださって・・・
番傘を貸してもらって写真を撮って頂きましたが、
モデルが悪いので・・・ここにはボツ。。。

パステルカラーの和傘が、
爽やかな印象で、気持ちが涼しさを感じます。

 

 

 

多目的ホール「ふるふる」から外へ出ると、
目の前の「だんだん畑」に緑色のコキア⋯

赤く色づく秋を待っています。
私は、この緑色の頃も好きです。
訪れるたびに色の変化を長く楽しめるコキアです。

そのコキアの更に奥の方・・・
黄色い帯が見えませんか~

2つ目の目的地です。

 

 

 

今年最初のひまわり畑 
場所は、約1800㎡の河原田古墳

 

 

 

 

反対側から見ると、ひまわり畑の奥に、
だんだん畑のコキアと多目的ホールの建物が見えます。

 

 

 

 

大暑にふさわしく、
夏の花 ひまわりの季節が始まりました。

ひまわりと言えば、
「背が高く、黄色くてがっちりとした大きい花をつける植物」
そんなイメージが強いのですが、
最近のひまわり畑で見るひまわりは、
昔から比べるとスマートでお顔も小さく・・・
茎も花びらも柔らかそうで、
モデルさんのような感覚に変化しているように感じます。

 

 

 

色も、黄色のみならず、
赤やオレンジなど多様で、
中には白いひまわりもあるとか・・・
是非、見たいものだなぁ~と思っています。
そうそう、赤やオレンジは、
農業園芸センターで見たことがあります。
もしかしたら白も隠れていたのかしら?
上手くタイミングを合わせてチェックしに行かなくては!!

花言葉は「あなただけを見つめる」

 

 

 

さて、3つ目の目的ですが・・・

「ふるさと村」の各古民家に吊るされている風鈴🎐です。

↑ 画像は、「津軽びいどろ」です。

今日は長くなったので・・・
東北各地の風鈴はまた次回に紹介しますね。

 

🎐  🎐  🎐

 

 

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冷汁うどん

2023-07-22 16:11:56 | 第7章・空色の種を探す旅

 

アメリカン・ブルーです。

 

今日、宮城県を含む東北南部の梅雨明け~♪
平年よりも2日早いそうです。
私の感覚で言うと、
仙台の梅雨時期は肌寒いイメージなのですが、
近年は温暖化のせいなのか?
その感覚が変わってきました。
特に今年は、気温も高く、
その期間が長く感じられたほどです。
明日からは、からっとした夏空が広がりそうですね~

 

 

今日は、夏に食べたい!!
いえいえ、たぶん、
年中食べるものなのでしょうけれど・・・(笑)

埼玉県の大宮・川越・加須あたりで、
家庭を中心に存在するつけ汁うどん。
ごま、白味噌、シソの葉、砂糖などをすり鉢ですり潰し、
冷水やだし汁を加えてよく混ぜ合わせて伸ばしたつゆで食べる。
薬味にミョウガやショウガを加えたり、
キュウリも千切りにして別に添える場合もある。
夏にそうめんや冷麦、細打ちうどんに似た食べ方をされている。

先日、みちみちさんご夫妻と行田の古代蓮を見に行った帰りに、
ご主人様が案内してくださった「うどん屋さん」
埼玉県の郷土料理のひとつのようで、
道すがら、たくさんの「うどん」の看板や暖簾が連なっていました。


うどんは以前にみちみちさんが送ってくださって、
頂いたことがありましたが、
このごま味噌の冷や汁は初めて!!
昔からの農作業などの栄養補給だったと思われますが、
独特な味の美味しさでした。
夫が凄く気に入ってしまって・・・


 

手打ちのうどん
産直市場に寄って、お土産に買ってもらう始末

すると・・・
「あった!!!」
大喜びで夫は自分でレジに走って行き・・・

 

 

この麺つゆを買いました。
おそらく、私にはこの特別な冷や汁は作れないだろう。。。
その通り~  笑笑

すると・・・「どこにあった??」
みちみちさんのご主人様も欲しかったようで・・・
店員さん「最後の一本でした~」

夫は譲ることなくにこにこ顔で、
店員さんもあれこれレシピを付け加えてくれて、
貴重な一本を持ち帰ってきました。
みちみちさんのご主人様
また次回の入荷をお待ちくださいませ

 

 

と言うことで・・・・

早速、帰宅した翌日にうどんを茹でて、
キュウリを刻んで・・・

 

 

ミョウガがあると更に良かったようですが、
大変美味しく頂きました。

 

 

 

一緒に買って頂いた細切りの手打ちそば
キュウリの漬物もシソジュースもみちみちさん特製。

シソジュース
とてもきれいな色ですね~
おそらく在庫を全部私にくださったと思います。
希釈して飲んでね~
そう言って持たせてくれました。

みちみちさんは、
出かけた帰りの車の中から畑に目をやりながら、
「シソ、植えてあるねぇ~」
そう言って、そのシソを欲しそうにしていました。

うどんを買っていただいた産直市場で、
「赤しそ・・・売ってる!!」
そう言った瞬間に・・・えっ?! 
今まで私が支えて歩いていたのに・・・
まっしぐらにスタスタ・・スタスタ・・赤しそにまっしぐら~

可笑しいやら嬉しいやら 

人は、好きなもの、欲しいもの、気に入ったもの
そこへ向かうとき、
何倍もの元気が溢れてきて、
身体が前に動いて行くのだと思いました。
一緒に出歩いて一番うれしい瞬間でした。


今日あたり・・・
きっと手が思うように動かなくても、
美味しいシソジュースを作っていることでしょう。
夏休みに入って、
お孫さん達が毎日ちょこちょこ
「アイスクリーム  ちょうだ~ぃ
そう言って、顔を出してくれることを願っています。

 

 

 

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古代蓮の里・・・行田

2023-07-21 15:16:46 | 風の通り道

 

アメリカン・ブルーです。

 

西の方から梅雨明けが宣言されてきましたね。
仙台市の小中学校は今日から夏休みに入ったようです。
10日間予報を見て見ると、
明後日、23日以降・・・
晴れマークが並んでいます。
気温も30℃前後が続くようです。
間もなく、東北地方も梅雨も明け?
夏本番を迎えそうです。

 

 

 

そんな夏の花と言えば・・・蓮

今日は、先日、みちみちさんご夫妻に案内していただいた、
埼玉県行田市の「古代蓮の里」を紹介します。
田んぼアート(前記事記載)は古代蓮会館入り口から入って、
エレベーターで高さ50mの展望台に上り、
そこから見渡せました。

エレベーターが混んでいて行列だったので、
その時間を利用して私だけ一階の展示コーナーをさらりと探検。

 

 

素敵なホールですね~

 

 

 

 

 

 

 

蓮の観察コーナーや古代蓮のレプリカ展示
想像以上に素晴らしく、
興味深いものがたくさん並んでいました。
駆け足でぐるっと回って・・・
エレベーター前に行くと行列が終わっていました。。。

 

 

 

 

関東平野を取り込む山波が見渡せるパノラマ展望台
晴れた日には東京都内まで見えるそうです。

 

 

 

 



 

画像は、ガラス越しに撮ったので・・・
お見苦しいですがごめんなさい

公園の面積は14ヘクタールだそうです。
かなり広いうえに、水生植物以外にも、
樹木や草花など四季折々楽しめる場所のようです。

 

 

では、エレベーターで下まで降りて・・・
行田蓮(古代蓮)を間近で見ることにしましょう。

 

 

 

 

私は蓮は完全に開花している状態よりも、
このくらいの開き具合が一番好きです。
蓮は午前中の早い時間が最も美しいのですが、
およそ4日ほどで、花托を残して、
花弁は無くなって行きます。

 

 

 

こちらは正面入り口前の「世界の蓮園」

 

 

 

一番気に入ったものですが、
嘉祥蓮?  酔妃蓮?
私には区別がつきませんが、
爪紅種というものらしく、
白地に紫紅色の爪紅
美しいですね~(*´▽`*)

今までに見たことがない42種類の蓮が楽しめました。

 

 

 

お見舞いに行ったはずが、
私の方がすっかり癒されてしまって・・・


泥中から美しい花を咲かせるという蓮
蓮は植物の中でも最も古いもののひとつだそうです。
およそ1億4000万年前?
すでに地球上に存在していたと言われ、
想像もできない悠久の歴史の前で、
点にもならない自分であるけれど、
いま、息をしてここに居ることを記します。

 

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