林檎の唄 ~ アップルビデオ高津店オフィシャルブログ

アコースティック・バンド「アップルビデオ高津店」
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実家の押し入れから、ファミコンソフトだとぉ!! その7

2016年11月03日 09時44分23秒 | なつかしのゲーム


さて、秋のホットロッキンナイトも終わったし、
あとは12月3日の立川音楽居酒屋「農家」でのライブで、今年のライブ活動は終わりですなあ。

なんと、もう年末が近いのか~。





さて、みなさま、いかがお過ごしですかな??




夏の帰省で発見したファミコンソフトについて、

いまだに語っているわけですね・・・(笑)

前回は、右側の列の一番上「ミネルバトンサーガ」について語ったわけですね。

んで今回は、その下

プール・オブ・レイディアンス

について語るわけですねっ!!


これ、おいらたちの同世代でも、持っている人はほとんどいなかったはず!

このソフトの存在を、知っている人、います??
おそらく、ほとんどいないはずです。

これこそまさに、RPGの本場、西洋からの直輸入品ですぜ!!

ゲーム画面はこんな感じ。

とてもきれいとは言えない画面ですな・・・(笑)

そして戦闘になると、

なぜかこんな感じ・・・

「ボコスカウォーズ」かよっ!!

と突っ込みたくなりますよね(笑)

といっても「ボコスカウォーズ」を知らない人のほうが多いですよね・・・
「ボコスカウォーズ」についても、語りだしたらきりがないっすよ(笑)


さて明らかに、西洋からの直輸入的な、完成度がそんなに高くないゲームの気がしているでしょうけども。


でも実は、このゲーム、RPGに詳しい方からすると、ものすごーく由緒正しいゲームなのですっ!!
本家の中の本家、RPGの本流と言ってもいい存在なのですよっ!!



ちなみにおいらは、中学の時、そういう西洋のRPGの世界にものすごく詳しい友人がいたのですよ。
H君というその少年は、小学校の時にはおいらたちの田舎町にはいなくて、中学になってから転校してきた生徒。
その彼から教えてもらって、一時期その世界に両足をドップリ漬かっていましたもんで(笑)





語ってみようではありませんか。




そもそもRPGの歴史を紐解いて、最もさかのぼると、JRRトールキンの「指輪物語」に行きつきます。
でも「指輪物語」は小説なので、その世界に入り込んで自由に遊ぶことはできません。



なもんで、そういう世界観の中で自由に遊べるように考えられて初めて作られたゲームが、



D&D
(ダンジョンズ・アンド・ドラゴンズ)


と言います。

これはテーブルトークRPGというものでして、ものすごく特殊な遊びです。
日本の、普通の、少年少女は、やったことないはずです・・・




ちなみに、おいらは、やったことありますよ(爆笑)
そのとき一緒にやったので、うちのバンドのパーカス担当、VROOOMも経験者ですわ。



まあ簡単に言うと、テーブルを囲んで、4~6人くらい集まって、
1人がゲームを進行するゲームマスターという役をやり、
残りの人がそれぞれ登場するキャラクターになりきって、
会話とサイコロによって、ファンタジー世界を冒険する、その疑似体験をする遊びなのですわ。


その時に、テーブルの上で敵のモンスターとかと、戦闘を行なったりするわけですが、
ここで忘れてはいけないのが、



メタルフィギュア


という存在!!



こういうものですね!!
ちなみに、これは「指輪物語」の主人公たちのメタルフィギュアですね。
こうして写真を見ているだけでも、とても懐かしくて、胸が熱くなるな~(笑)



こんなマニアックなもの、おいらの田舎町(広島県三次市)ではもちろん売ってない!!
でもH君はこれをかなり大量に持っていて、いくつか譲ってくれた上に、通信販売で購入する方法を教えてくれたりしたのですよ。



だから、おいらも中学生の時、けっこう持っていたなあ、メタルフィギュア!!
今はもう、手元に1つも残ってないので、たぶんこの世界から足を洗う時に、捨ててしまったんだろうなあ・・・
今考えれば、もったいないことしたな~!!

なんか、またメタルフィギュア欲しくなってきたな~。
あれを部屋に飾っているだけで、胸が高鳴るだろうなあ~(遠い目)



そう、それはともかく、テーブルトークRPG!!

おいらと、VROOOMと、H君を含む当時の友人たちで、集まってよくやっていたもんです。

でも、これね、今思えば、中学生にできる遊びじゃなかったかも(爆笑)
大人になって初めて、この遊びの本当の楽しさが理解できるのではないかと。
それぐらいレベルの高い遊びですよ。


というのは、参加者の誰か1人でもルールや世界観をきちんと把握してないと、ゲームの世界は広がったり深まったりしていかない。

ゲームマスターをやる人は、他の人たちをうまく導いてストーリーを進めないといけないし。
ゲームの難易度を上げすぎると、それこそ全員が疑似空間で簡単に死亡して、ぜんぜん盛り上がらなくて悲しくなる(笑)
かといって簡単にしすぎても、それはそれでつまらないことになってしまう。

ゲームマスター以外の人たちだって、調和を保ちつつも、時々は面白い行動をとってくれないと、ゲームが盛り上がらない。



そう、とにかく、コミュニケーションや知的能力が強く求められる遊びなんですよ。
とてもとても、子供にできる遊びではないですな~。


今考えれば、まがりなりにもよくやっていたと思うっす。


これって、やっぱり人間が相手なもんで、うまくいったときなんかは、コンピューターでRPGをやるより、全然面白いですわ。


そのテーブルトークRPGの草分け的存在であり、もっとも影響力があったのが、この「D&D」というゲームなわけです。
あんまり詳しく書くと、知らない人にとっては意味不明になっちゃうと思うので、サクッというと、
この「D&D」(正確には「AD&D」)のルールと世界観をコンピューターゲームとして移植したのが、このゲーム、

プール・オブ・レイディアンス

というわけなのですよ。
そう、いちいち数人集まるのは大変だから、ゲームマスターをコンピュータがやる、というのがコンピュータRPGの開発経緯なわけです。

ここまで話してきて、わかってもらえると思うんだけど、このテーブルトークRPGの「D&D」が、ドラクエとかFFとかの遠い遠い祖先!
もちろん、その系譜の中に、このブログでも触れた、「ウルティマ」とか「ウィザードリィ」とかも入ってきます。

というか、「D&D」が、すべてのRPGの原点と言っても過言ではないかも。



だからそういう世界に居たおいらは、わざわざこんな、日本ではマイナーなゲームを購入して、大切に押し入れに保管していたというわけなのです。



んで、そんな本家の本家、プール・オブ・レイディアンスですが、はっきし言って、面白さはそんなでもないです(爆笑)

やっぱり、日本人は加工するのが得意だから、オリジナルの「D&D」にどんどん新しい要素を付け足して、ドラクエとかはすごく面白く作られているんですなあ。






んで、一言だけ言わせてください。





そもそもね、感情移入できないくらい、

顔のグラフィックがひどすぎるのは、

いかがなものか??(爆笑)

そう、海外物のRPGって例外なく顔がひどいんだよね~!!


というわけで、以下次号じゃ!!