さてさて秋も深まってきましたなあ。
風邪をひきやすい季節ですが、みなさま、いかがお過ごしですかな??
さて、前回は「プール・オブ・レイディアンス」について語りましたな。
今回は、その左側の列です。
上にある「ファイアーエムブレム」は、職場の引き出しに入っていたので、そこで語りました。
パッケージだけ、実家の押し入れに眠っていたわけですね。
そしてその下にあるのが~
スウィートホーム
ですよっ!!
うわあ、満を持して登場ですねっ!!
これはですね、名作中の名作ですよ!!
伊丹十三監督(この時は総指揮)のホラー映画「スウィートホーム」のゲーム版ということになるかと。
そもそも、この映画、なんだか権利関係でもめたらしく、テレビで再放送されることもなく。
DVD化もされていないんで、今の若い世代は知らないのではないかな~。
そもそも「マルサの女」とかの「~の女」シリーズで有名な、伊丹十三がこんな映画にかかわっていたとは!!
ホラー映画としての出来もよくて、なかなかに泣かせるストーリーだし、当時としては特撮もよくできているほうです。
古館伊知郎が俳優として参加したことでも有名な映画ですな。
でもファミコンソフト業界では、不動の定説というのがありまして。
漫画やアニメ、映画などの
「原作」があるファミコンソフトに、面白いものなし!!(爆笑)
ほんのちょっと思い出すだけでも、
こんなのやっ
こんなのやっ!
こんなのがありましたからねっ(爆笑)
ところがですね、この「スウィートホーム」は別ですよっ!
原作があるソフトの中で、白眉と言っていい存在!!
まず、
当時としてはグラフィックが素晴らしい!
さらに、
ゲームの出来がいい!!
基本的にはドラゴンクエストとかと、ほとんど同じゲームシステムなんだけども。
プレイヤーを恐怖に陥れる演出が素晴らしすぎる!!
このドアがぎいいいいいいいっと音を立てて開く演出、怖すぎです(笑)
ちなみに、夜1人でやるのがけっこう怖いぐらいのレベルでして、当時中学生だったおいらは、ビビりながらこのゲームをやってたもんです(笑)
ただ、ゲームそのものの難易度としては、かなり易しめに設定されてまして、謎解きでつまづくこともないし、敵もわりと弱めです。
でもね~、心には突き刺さってくるんだな~!!
絵だけじゃなくて、台本もよく出来てるんだよね~。
ラスボスが、
館に住み着いた夫人の亡霊というのもすごすぎです!!
というのも、この作品をつくったスタッフ達が、このゲームの後に作成したのが、あの名作、
バイオハザード
ですからねっ!!
そりゃ、怖いわっ(爆笑)
というか、当時のファミコンのスペックで、よくもここまで人を怖がらせることができたなあ、と思って感心しきりですよ。
このゲームこそ、多くの人にやってもらいたい、名作中の名作ですよっ!!
ファミコンのゲームの中でのホラー度でいえば、このゲームと「ファミコン探偵倶楽部うしろに立つ少女」が双璧かなと!!
いやあ、そう考えると、ファミコンだからといってバカにしてはいかん!
今のゲーム機はすごくリアルなCGとか作れるけれども、本当の怖さは、そんなスペックがなくても作れるんですなあ・・・
そう考えると、おいらたちのバンドは最新鋭の機材を使うわけでもなく、基本的にはアコースティック楽器だけだけども。
人の心を動かす音楽が作れるはずなのだっ!
精進せねばならんな~!
いや、とにっかく、このゲームはそれくらいの名作ですよっ!!
というわけで、以下次号じゃ!!