いやあ、まさに、夏! という感じの天気が続いていますなあ。
昔は30度を超えると暑い、みたいな感じでしたけども、いまや、35度以上ですからなあ・・・
まあ、おいらは暑いのは嫌いじゃないんで、こんな天気でも散歩してます(笑)
太陽の日差しが強くて、なんか、世界が輝いて見えるから、大好きです。
それはともかくとして、ピンク・フロイドのアルバムを1枚ずつ語っているわけですが。
前回は「耳」について語りましたな。
ということは、今回は「プリズム」・・・
と思われる方がいらっしゃるかと思いますが、今回は「工場と飛ぶ豚」です(笑)
「プリズム」は思い入れのある大名盤なので後に回し、
「燃える男」はこのシリーズの「その2」で書いたので、割愛。
で、発売順にいくと、
このアルバムになったわけですね。
いやあ、こう考えてみると、ピンク・フロイドのアルバム・ジャケットは、どれも個性的ですよね。
おいらが何かの時に見かけた、ポスターだったかTシャツのプリントで、
こんなのがありました!!
これはすごいですなあ!!
女性の背中にピンク・フロイドのアルバム・ジャケットを描くなんて・・・
「耳」のジャケットが無いのが、ちょいと残念ですが(笑)
ちなみに左から2人めのは、あまり馴染みがないですよね。
シド・バレットがいたころのコンピレーション・アルバムのジャケットです。
それはともかく「工場と飛ぶ豚」ですな。
これ、ただの工場のジャケットだと思っている人もいるらしいのですが・・・
10メートル以上ある、風船の豚を飛ばして撮影されてます。
左の煙突のあいだに、なんかが浮いていますよね。
これ、Wikipediaに面白い記事が載っています。(以下引用)
ロンドンのテムズ川沿いにあるバタシー発電所の上空を豚が飛んでいるジャケット。実際に長さ40ft(約12メートル)の巨大な豚の風船を飛ばして撮影が行われた。 撮影初日は豚が飛ばずに失敗したが、雰囲気のある雲が出ていたため発電所の写真は撮影した。2日目には撮影中の事故でこの豚が「逃亡」してしまい、ヒースロー空港のフライトが停止され、イギリス空軍が探索にあたるという事件に発展した。「空飛ぶ豚」はすぐにケント州の農場で発見され、その農家からは「豚を探してるのはあんたらか?うちの敷地で牛を死ぬほど怖がらせている」と電話があったという。このニュースは翌日の新聞の一面を飾り、バンドは意図せずして大きな宣伝効果を得た。3日目になって発電所の上を飛ぶ豚の写真を撮影できたものの、初日の写真の雰囲気があまりにもいいため、初日の「雲あり発電所」の写真に、3日目の豚を合成した。
「うちの敷地で牛を死ぬほど怖がらせている」
というのが、たまらなくいいですなあ(遠い目)
んで、中身ですけども、これは好みが分かれるでしょうなあ。
というのも5曲入っているんですけども、最初と最後の2曲は、ギター1本の弾き語りの短い曲。
で、残りの3曲が、とっても長い曲ばかりなんですわ
Dogs
Pigs
Sheep
という3曲なんですけども、
おいらが一番不思議に思ったのは、なんで「Sheep」だけ複数形じゃないんだろ?
ということでした(苦笑)
んで、調べてみたら「Sheep」は複数形なんですな・・・
なるほど、ヒツジは群れているのが当たり前だから、単数形も複数形も同じなんだ・・・
なんか英単語の勉強になりました(笑)
まあ、それはともかく、この3曲とも長いけれども、めちゃくちゃきれいな曲です。
おいらが1番気に入っているのは「Dogs」ですけども、いやあ、良い曲だ・・・
ただ、もちろん、バンドでやろうと思ったら大変ですよ・・・とにかく長いから。
そういえば、ピンク・フロイドの曲を演奏しようと思って、バンド・スコアを調べたら、Amazonで、
永らくパーソナル曲集として出版不可でしたピンク・フロイドのベスト・スコアが遂にワイド版シリーズで発売。
1曲57Pと圧巻のスコア「ドッグ」も掲載です。
と書いてあって、目が点になりました(笑)
1曲で57ページもあるんだ・・・というか、この曲の楽譜の需要があるんだな。
それに、ずっと出版不可だったのは、バンドが喧嘩していたからですよね(遠い目)
まあ、何にせよ、うちのバンドでこのアルバムの曲を演奏するのは、現実的じゃないですな。
ただ、このアルバムは、ピンク・フロイドの中では、かなりハードな感じの音で。
ギターのギンギンした感じとか、攻撃的な歌い方とか、とにかくカッコいいです。
Youtubeとかで、現代語訳も出ていて、それを見ながら聴くと、いっそう深く楽しめます。
だから、ここ最近のおいらの愛聴アルバムですわ。
というわけで、以下次号じゃ!