こんばんわ。
アップルビデオ高津店 山の民ブルームです。
ヒロシマからバイクで上京してから20年。
今月が丁度アニバーサリー月間なので、
当時のことを少し思い出してみることにします。
まず最初に驚いたこと。それは日の出がとても早いということでした。
出てきてから割りとすぐに工場でアルバイトを始めたのだけど
起床時刻が、実家から学校に通っていた頃と同じ時間でして、
当時住んでいたのはヒロシマ北東部、中国山地ド真ん中の盆地。
360°全て山に囲まれ、日照時間がとても短い土地でした。
TOKYOの日が昇るのが早いのは、時差のせいなのか山のせいなのか。
多分その両方なのだと思います。
ところで皆さん、「半日村」っていう昔話系の絵本をご存知でしょうか?
たしか小学校3~4年くらいの時に
国語の教科書に載ってたような覚えが有るような無いような…
つぁん(同郷出身)、覚えてる?
毎度おなじみwikipe先生によると、
“半日しか陽があたらない貧しい村に陽をあてようと、
村のうしろにある高い山をけずる少年の物語である。”
子供の頃この話を読んだとき、とても不思議な感覚でした。
あれ?コレもしかして俺たちの住んでる土地の話なんじゃね?って。
オラこんな村、嫌だあああああああぁああぁああぁああ!!って。
なんと実は、まさにこれのモデルとなった場所だったのです。
この絵本の作者がここの出身で…
…ってのは真っ赤な嘘です。
普通に東京出身の方で、北海道や秋田の新聞社で働いてたこともあるそうで
きっと半日村のモデルもその辺りの山村なのでしょうね。
あと、この「半日村」よりも「モチモチの木」って作品のほうが有名かも。
この陰鬱な絵本、芸術的な切り絵も相まって実に印象的というか、
子供の頃に見たら忘れることのできないインパクトがありますよね。
つづく。
といっても、それが教科書に載ってたのかどうかは、不明じゃー
少なくとも、おいらの家にはでかい絵本が存在したよ。
もちろん、モチモチの木もな(笑)
あの切り絵というか影絵というか、黒い紙を切ったような、独特の挿し絵や扉絵が、もはやトラウマの領域!
おいらは東京に出て、同じ町内での引っ越しを経験したのだが、そのとき、古い家から新しい家まで、家財道具をちまちまと少しずつ持って歩いて移動させたときの作戦名が「半日村作戦」だからなー
よっぽど、心に残った作品なんだろーなー(笑)
半日村の話をつぁんに聞かされたよ。
俺にとっちゃあ、
異国情緒漂う話で強烈に覚えている(笑)
三次に行った時。
見える景色が日本むかし話だったもんなぁ。